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草原の彼方にあなたを見た
昨日の夢のように意味もなさずに
草の葉だけが知っているこの遠い既視


足もとがおぼつかなくなる
一羽の鳥が飛び立って空は青く


(わたしは行方知れずの夢 ....
何処かの公衆トイレの壁にされた

落書きみたいに

俺の体の中から卑猥な文字が消えないんだ

でも
男だって女だって誰だって
それは自然だろ

それにしても
女は化粧するし
丈 ....
一度や二度は誰だって
自分より弱い相手を見下して
意地悪したり
いじめたり
したことあるよね

俺みたいに
さんざんいじめられて踏みつけられた一人だって
自分より弱いと判断した相手には ....
手で計る
針二つをあわせたら
手首の傷にあわせたら
鈴の鳴く
辻の門に
風を捨てました
供養は茄子
風の通り道に、僕たちはいたんだ。
僕たちは風の援軍で、
風は僕たちのことを気にも留めなかった。

ああ、イチョウの葉が散ってゆく。

僕たちの小さな小さな逞しさは、
彼ら(風)にとっては ....
人の息と
息の間で
僕は
息をした

僕の息と
人の息の間で
君は息をした

僕の息と
君の息の間に
朝はあった
毎朝
朝があった

生きていれば良いこともあるさ ....
人間の恐怖は死へと繋がっている
らしい

昨夜は
怖い夢を見た
と彼女が口にした

ユニットバスのなかで
お湯に二人は浸かっていた

夫婦和合の秘訣は
一緒に風呂に入る事だと
 ....
季節は流れ詩は座礁して
はるか太平洋の真ん中の島に流れ着くだろう

いきることが何かの証明ならば
返す言葉がつまづいたままでいきてゆこう

あるいは人生に返す言葉を紡ぎながら

座興だ ....
森の中で、
 みしらないお城をみつけたの。
あたし、にゃあと鳴いて、
しらないお城をみつけたの。
 森の中で。

お城のなかにはいると、
 籐でできた椅子があって、
あたし、
まるく ....
秋の落ち葉のあいだに、
 アスファルトの道がある。
そのあいだ、そのはて、
 遠くからビルの波は連なっている。
後ろ向きに見つめても
 何も見つからない道を、
わざと後ろにふりかえって、
 ....
風は過去から未来へ吹いている。
風見鶏は昨日を振り返らない。
突然の驟雨に 洗われた街は

なんだかとても色っぽくて

雨上がりの 空気の色を

すこしさみしげな 茜色に染めるのです

地に這う けものの しずかな息吹きが

い ....
どう、ハエになった気分は?ついさっきまでは人間でいられたのにさ。

どうって?あんただって立派なハエになってるわよ。

鏡に写して見てみたら
あたしの目にはハエになったあんたしか見えないわよ ....
煙草止められないかな

母ちゃんの吸っている煙草の煙が
俺の目を突き刺し
鼻から否応なしに入り込んでくるんだ

受動喫煙って言葉知らないの
直接吸わなくてもこんな風に一緒の車で吸われると ....
大事に育てた朝顔は全部「スカ」だった

いやいや、「アタリ」なんて……

注ぎ込んだ未知という肥料
頑張ったなぁ

でも元の木阿弥万歳三唱
ついでにどうでもよくなって白飯
ちりめんじ ....
ノースポーリア、ノースポール。
ノースポーラがノースポーリンと、
ピクニックに行ったとき、
ノースパウロは丘のうえで焚き火をしていたよ。
育まれた大地は哀しみに暮れ
あなたの幸せを乞う、と
腐敗した果実を土葬にいだく

還れない連鎖がある
祝し祝される転生の輪を閉じ
静かに響く余韻の産声を預ける

生き写しの影が光となる ....
今からおよそ千年前の一夜
俺は童貞を喪った

男にも純潔はあるんだ
女性だけのものではない

男だって
一途に思う人の為に
男の操を守るのは
称賛されなくてはならない

ただその ....
早朝の寺
禅堂の前で
太鼓の横に立つ

齢も性も捨て
バチを握りしめる
息を吐き切り
気合を入れて
鹿の皮の
裏側まで打ち抜く
どん どん どん…
と 六つ

空気を通るその ....
 おぼろな夢のような世界の中に、花たちが咲いている。それは花園なのでしょうか。コスモスとか、グラジオラスとか、季節も異なる花たちが、いっしんに一度に咲き誇っている。その中に私はいて、──いいえ、私では ....  夜笛は声なき者の声を聞き届けるのだという。つまり、夜笛を奏する者は、声なき精霊の声を耳にすることができるのだ。夜笛は月の光によって作られているという。それは、下弦の月がわずかに傾いた時に得られる、月 .... 夏の輪っか、テーブルに2つ。
溶けたガラスコップの名残、2つ。
特異点と言っても2045年ごろらしいけど
人工知能が人類の知能を凌駕しちゃうだろう
と言うある未来学者のこれって予言なのよね

その頃まで自分はまだ生きとるんかいな
お陀仏点に引っかかっ ....
天体望遠鏡すら知らない宇宙の彼方からブランコは
こんなちっぽけな青い星まで伸びている
一漕ぎで銀河を跨いでゆくのは
もう旅立っていった人だろう

ただ空を仰いで憧れるしかない
移ろうと ....
LINE

「突然、ごめんね。こんな事本当は直接会って話さなきゃならないのに、どうしても勇気がわかなくて。 
思い切ってLINEするね。

わたし、貴方の事、ずっとずっと大切なトモダチだと思 ....
幻の夜、
ヤドガリも寝静まった砂浜に
楽園の島のヤシの実が流れ着く。


その島では、あした、
一番早起きの牝牛が
真綿のように軽やかな雲の幻を
牧場の木陰に見る眼には
敬虔 ....
夜中
外がやけに騒がしい
雨が降りやがる
風が追い討ちをかけてくる

ウルサイ
うるさくて眠れねぇ
台風のヤロー
いい加減おとなしくしねぇと
ただじゃおかねぇぞ

さっさとどっか ....
愛する相手もいないくせに
フィロソフィアなんて
本が読みたくなる。

ページのはじめあたりには
著者のモノクロ写真が
あったりもしたりする

最初にあとがきを読む
人名索引を ....
雨を待っていた空は、
虚ろな木の洞が幼児のように見つめている。

誰かが通り過ぎた{ルビ導=しるべ}の道を、
誰かがまた轍として辿っていく。

赤子のように、空は祈っただろうか。
それと ....
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く{ルビ海空=そら}に 街は落ちてゆく、
 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6962)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みずうみ- 石瀬琳々自由詩5*19-9-14
何処かの公衆トイレ- こたきひ ...自由詩719-9-14
一度や二度は- こたきひ ...自由詩519-9-14
手計- ナンモナ ...自由詩9*19-9-13
僕たちは風の援軍となる- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-13
毎朝- たもつ自由詩14+19-9-13
悲しみからはじまる物語- こたきひ ...自由詩319-9-13
オニヤンマ- 梅昆布茶自由詩1219-9-12
猫と森の中の城- la_feminite_ ...自由詩7*19-9-12
autumn- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-12
- クーヘン自由詩3*19-9-12
過ぎゆく夏の____- 秋葉竹自由詩619-9-12
蝿になってしまった- こたきひ ...自由詩319-9-12
闇雲に- こたきひ ...自由詩219-9-12
たまご- 若乱自由詩219-9-12
ノースポーリア、ノースポール。- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-11
無言劇- 由木名緒 ...自由詩9*19-9-11
今からおよそ千年前に- こたきひ ...自由詩319-9-11
太鼓を打つ- もちはる自由詩319-9-10
晦い花園- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-10
夜笛- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-10
輪っか- クーヘン自由詩2*19-9-10
新しい未来- ナンモナ ...自由詩3*19-9-10
ブランコ- 新染因循自由詩319-9-10
未読のままに- こたきひ ...自由詩219-9-10
幻想楽園島- 秋葉竹自由詩619-9-10
台風が許せない- こたきひ ...自由詩719-9-9
間読書- ナンモナ ...自由詩3*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8

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