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生まれた木々はSORAに向かい広がり続ける
SORAは青く深くどこまでも透明で流れていく
幼子が両親に殺されるときにも

幼い風は歩きだした僕の心をなでて
葉っぱ達を目覚めさせ
遠くきみの ....
やわらかなあたたかさ

まるで匿名みたいな奏者

指先から

分厚い手から

前から在るような

氾濫、決壊、心根のうつくしさ


1999TOKYO

奇蹟のラカンパネ ....
ため息よ

この子に

鐘響かせ

ピアノや歌を教えしひとよ

夜になるとピアノをひいた

薄暗い部屋で語らうように

ため息よ

この子に

鐘響かせ


思い ....
買った古本に挟まっていた褪せたレシート。
97―8―3、1:28PM、遠い夏のかけら。
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない

だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求

時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求

たとえば
公園の花 ....
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる

そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど

今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
ありふれたあなたの指先が
遅れてきた春先に触れている
今日も
曖昧な言葉で
あやふやな言葉で
愛は語られ続け
朽ち果てるのを待っている
同じものを見ていたはずなのに
あの時、あっ、 ....
夜明けに除光液の匂い、どこからか。
夜がせっせと濃紺のマニキュア落としてる。
風に叱られた旅人が
背を向けた空は
どこまでも追いかけてくる遠ざかる空


色の無い窓めがけて
覗くように聴こえてきた音と音と音と、
その音達の、遠き想い出


いつしか、
ひっ ....
知っている

世界で一番きれいな
この街の
うす青いそら

庭の金木犀が咲いている
この春
大きくなりすぎてしまって
邪魔になってしまった
枝を切ってしまったのだけど
私 ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
イチゴ、大好き!!!
みなとちゃんは、まだ2歳の女の子
小さな体で、パクパクパクパク
イチゴ1パックを食べ尽くしそう

お父さん、お母さんが
『1つ、ちょうだい!』
といくらお願いしても ....
なんてこった

太陽風が地球の大気を吹き飛ばす

それが満月の日

月まで届いていやがるんだという

だから月には

百万年前の地球の酸素が眠ってる


この悲しみもつぎの満 ....
日々、瞬きのシャッターを切り続ける。
現像の出来ないネガ、心底に降り積もる。
瓶を
割ってね、

憂さ晴らしを
した。

憧れが
さまよって
愛が
凍ったから

好きは好き

だったよ。

脱兎のように
なっちゃったよ。

でもね、
でも、 ....
ひとは幸福でありたいものだ

生きる場はなかなか自由には選択できないが

問われるシーンがあるとしたら
自分自身を選択して生きてゆきたい

ぼくも自分と家内と社会との折りあいに
四苦八 ....
膝小僧の陰で肘小僧も生きていた。
僕の弟は2人じゃなくて4人だった。
悪魔とはいつも

冷たさにふれて

その姿を現わす


冷たい仕打ちで生まれる

殺意という悪魔


冷たい言葉で生まれる

憎悪という悪魔


冷たい態度で生まれる ....
もし思惟が 
とこしえに水をたたえる
優しい一つの海であったなら
光輝く透明な波打ち際から
わたしの記憶のひとかけら
叫び声一息あげながら
思い切り投げうちたい

わたしの手を取りなが ....
誰か愛しい人はいますか?
憎まれても
想った様にはゆかなくても
悲しみを抱えてしまっても
許せるくらいに想える人が
プライドを傷つけあっても
地面に倒れこみそうになっても
それでもいいと ....
なで肩から制鞄がずり落ちた。
十代とやらは呆気なく終わった。
早く起きて会社へ行く

それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない

休みの日
早く起きてあの人と逢う
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
と、
思っていたけれど。
 ....
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました

ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから

これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに

あなたのも ....
地球から外へ脱出したい
毎日毎日が息苦しい

嫁を貰った
子供ができた
子供は大きくなって
おとうさんが死んだら
ちゃんと葬式だけは
してあげるから
と言ってくれた

なんて出来 ....
言葉にはできないものがある
言葉からは洩れるものがある
その溢れ落ちた得体の知れないものを
掴みどころのない感情を
何とか伝えようと
何とか形にしようと
何とか掬い取ろうと
名も無き詩人 ....
日だまりに午後の陽光たちがたむろしていた。
仲間に入れてほしくて駆け寄ったら、急に曇った。
散々暴れまくった台風が過ぎ去って、
旧竹藪の跡地にあった交番のおまわりさんがいなくり、
ときを同じくキャンプに来ていた少女の一人が消えた。
後から自衛隊の隊員や消防の隊員たちが捜索にやって来 ....
新しい土地に新しいお花畑ができて、僕はその中のひとつに夢中になった。
Aeという淡い脆弱で美しい花だった。

新しい土地にはたくさんの花びらがやってきて、そのうち茂みの中からたくさんの雑草も ....
ボタンを掛け違えちゃいけませんよ

なんにしても些細な事から
間違いは起きるんですから

言葉が頭に刷り込まれている

ひとつ、ふたつ、みっつ、と
数えていく、掛け違えたボタン
どれ ....
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った

「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
SORA- フリーダ ...自由詩219-10-27
奇蹟のラカンパネラ- 函館ドラ ...自由詩119-10-26
鐘響かせ- 函館ドラ ...自由詩219-10-26
かけら- クーヘン自由詩9*19-10-26
たとえ詩が書けなくなっても- こたきひ ...自由詩1019-10-26
生きている途中だから- こたきひ ...自由詩519-10-25
春先- たもつ自由詩619-10-24
除光液- クーヘン自由詩4*19-10-24
I'_m_from_・・・- ハァモニ ...自由詩3*19-10-24
金木犀の花咲く庭- 秋葉竹自由詩719-10-24
2019・秋- あおいみ ...自由詩1019-10-23
イチゴ、大好き!!!- 日比津  ...自由詩419-10-23
月で呼吸- 函館ドラ ...自由詩519-10-23
ネガ- クーヘン自由詩8*19-10-22
『瓶割屋』- 立見春香自由詩519-10-22
_McKay_Rooney_call_when_you’re ...- 梅昆布茶自由詩1219-10-21
- クーヘン自由詩5*19-10-21
空気のなかに住む悪魔- st自由詩419-10-21
忘れない―思惟の海にて- Giovanni自由詩3*19-10-20
拙く単純なままに・・・- まみ自由詩4*19-10-20
なで肩- クーヘン自由詩3*19-10-20
日常よりもたいせつな- 立見春香自由詩619-10-20
籠のなかの鳥- こたきひ ...自由詩519-10-20
ネットの宇宙- こたきひ ...自由詩319-10-19
戒め- HAL自由詩11*19-10-19
たむろ- クーヘン自由詩4*19-10-19
ランプシェードとお巡りさん- アラガイ ...自由詩3*19-10-19
風媒花No.2- アラガイ ...自由詩3*19-10-19
なんとか生きている- 帆場蔵人自由詩119-10-18
地球外星人がやってきて- こたきひ ...自由詩619-10-18

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