すべてのおすすめ
もう僕はよそへは行かないから帰っておいでと
ただそのひとことが聞きたかった

彼岸へすこし渡る その前にひるめしを食べよう
あなたはそう云ったので
わたしはピアスをして電車に乗りフォークをと ....
そとではなにが
凍っている音がする

わたしにはそれ以外
なにも聴こえなくて
それにしてもこの部屋は暗いんだ
そしてそのことを
喋れる人ひとりいない夜

あらためて時刻を ....
{引用=   我が友、田中修子に}



時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる

砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない

知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました

先週までのシフト表 ....
スズメに
なんでお前は人間じゃないんだ
そう怒り狂ってるような

うどんに
はやくスパゲティにならんか
そう指導するような

そんな人間に
俺なりたかったっけ



11月の ....
スーパーで売られている無花果はスーパーなイチジクではない
ミルクが切り口から出ていない
それでも ためつすがめつ見る
皮の色合い ふくらみ 同じものは ひとつもない
紅をさしたかのような口が美 ....
二〇一八年四月一日 「孤独の円盤」


 きょうから河出書房新社の奇想コレクションシリーズの第2弾、シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』憶えているのは、異色作家短篇集の『一角獣・多角 ....
 ピアノの余韻に酔いしれて浮かび上がる複数の顔。
 昔の情熱は夜空の彼方の星々に溶け込む。
 毎日が白けて過ぎて行く。
 逃げ出したいのに義務というつまらないやつに囲まれている。

 ....
十月になっても初夏みたいな日が続き
小さな畑でおくらの収穫をする

母は
穏やかでなんのわずらいもない日よりだと言う
この小さく可憐で柔らかなおくらの花が
せめて実になるまでそれが続きます ....
くものうみ
くものうみ
なみ
なみみ
ななみ

がんかはるかに
はぜるなみがしら
てりかがやくみなも

くものうえ
ひかり
ひかかり
ひかりり

きおくのよくやにうかぶ
 ....
朝、空間は秋となる。
ホワイトの時計は時間を食っている。

二極に分かれた、ブルジョワとマルチチュードの戦いは、
まだまだ起こりそうにない。

マルクスなんて読まなくても、
デビ ....
たとえばきみを大切におもうこと
難破する世界では猫ときみだけが
僕の救いなのかもしれないのだ

神田神保町一冊100¥のコミック
表紙の朽ちかけた神霊全集と世界地図

ひとの周波数は様々 ....
自分らしさなんか
信じない
自分探しなんて
おこがましい
自我なんか
この世の遊び

考えること
感じること
その場かぎりの
浮遊物

無とか
空とか
名付けること ....
洗濯物が溜まるので
夕方まで洗濯機を回す
(日差しが格別透き通る日
 遠くを選挙カーが通る)
乾燥まで回すと
匂いがちょっと嫌なので
乾燥かけず外に干す
外はもうすっかり暗いので
夜空 ....
二〇一八年三月一日 「ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。」


 きょうも寝るまえの読書は、チャールズ・ボーモントの短篇集『夜の旅その他の旅』のつづき。なんか40年とか50年まえの小 ....
秋も半分おわりました。
朝はもうさむいです。
夜はもう冷えています。
ついつい
長い夢をみてしまいます。
それでも
目覚めてしまうもので…
生きているからでしょうか?
枕には絡んで ....
いつまで選挙なんてやるの

いつまでハロウインまねやるの

NHKぶっ壊せいつまでNHK政見放送でやるの
詩のとき 心は旅をする
命からとおくはなれて
あるものの全てにこまかくなってよりそう

愛などは 手に負えなくて
途方にくれた
炎はもう あかるすぎて
いられなかった
はじめて ....
夢ひとつ羊雲のように
愛はひとつも翻訳されないままに

出版されない無数の文学たちが
ちいさな夜に点滅しては消えてゆく

すべての作品の消失点が世界を成すならば
僕も世界の一部なのかもし ....
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから

神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう

そし ....
二〇一八年二月一日 「無限がいっぱい」


 塾が終わって、日知庵に行ったら、シンちゃんさんご夫妻と友だちがいらっしゃって、そこからガブ飲みに。きょうも、ぼくはヨッパで眠る。眠るまえの読書は、ロ ....
(まさに、手を替え品を替え
といったところか
いろいろな声で鳴くんやなぁ)

飯食いながら、
網戸に両手で張りつくそいつを見ていた


「このっ、かわいくない
一ヶ月も餌あげとるのに ....
青空が言っている
死はここにあると
公園のベンチから立ち上がって
探しまわる
散歩のひと
ランニングのひと
子を連れたひと
また
ひとばかりさがしている
誰にも会いたくないの ....
     ..
 

. .agitaromasemenvos


{引用=       _/
 

   

    営靴福追求撃発射為日裏苦憂的幸絶賛痛
          ....
今朝は鮭を焼くわ~
鮭だけじゃ少ないから昨日の残りの唐揚げも二個あるわ~

鶏肉が少しだけ冷蔵庫にあるから
キャベツともやしも炒めて野菜炒めを作るわぁ
うどんと合わせて鍋焼きうどんにしましょ ....
ごはんのにおいがするから帰るよ
造花だらけの無菌部屋
ねえでも
ここがわたしたちの家だけど?
去年とおととしのカレンダー
うーんだけどかえらなきゃ
裏返しのくつ下を
拾わなくちゃ ....
雨時計とは雨のふる街をさす
誰もが知らないふりをしたことだが
秒針は環状線のアシンメトリーに似ていた

夜、神話としての男と女が踊り出すと
点と線をむすぶようなあいまいさで
ビニール傘 ....
{引用=犬猫たちに売りつけろ
わたしに課せられた使命
マスキングテープのためのコピーライト
わたしの仕事
わたしが社会を企て
会社に貢献するために

騒がしいものたちをだまらせたい
わ ....
夢を見た
切り裂かれた鎌のように
茶色い星が
緑のヴォルガを
紙を炎が黒く撫でるように
埋め尽くしていき
三日月の形した湖が
太った片割れを探している
そんな小さな夢だった

To ....
二〇一八年一月一日 「熊人形」


 きょうから、リチャード・マシスンの短篇集『13のショック』を読む。スタージョンの短篇集は、いいの1作品だけだった。「熊人形」だけがよかった。スタージョンの短 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仮面- 46U自由詩421-11-11
夜明けのうた- 秋葉竹自由詩321-11-11
告別- 石村自由詩28*21-11-10
エチュード2- 梅昆布茶自由詩1221-11-10
そんな人間- 吉岡ペペ ...自由詩321-11-10
いちじく- るるりら自由詩921-11-10
詩の日めくり_二〇一八年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-11-8
ビスクドール- メープル ...自由詩2*21-11-7
おくらの花- そらの珊 ...自由詩15*21-11-6
帰郷- Giovanni自由詩8*21-11-6
二つの神話- ナンモナ ...自由詩4*21-11-3
ちいさな宇宙にて- 梅昆布茶自由詩1521-11-3
自我の自然死- シホ.N自由詩121-11-1
洗濯物が溜まるので- オイタル自由詩8*21-11-1
詩の日めくり_二〇一八年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-11-1
- ナンモナ ...自由詩4*21-10-31
あさって- ナンモナ ...自由詩2*21-10-29
詩のとき- はるな自由詩921-10-28
エチュード1- 梅昆布茶自由詩1121-10-27
神さま_。ありがとう- 梅昆布茶自由詩10*21-10-26
詩の日めくり_二〇一八年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-10-25
野良猫- 印あかり自由詩6*21-10-24
青空- 自由詩19*21-10-24
___/- 津煙保存自由詩8*21-10-23
仙境- りゅうさ ...自由詩221-10-23
ごはん- はるな自由詩421-10-21
雨時計- 新染因循自由詩12*21-10-21
マスキングテープ- 津煙保存自由詩6*21-10-19
Un_rêve_triste- Giovanni自由詩321-10-18
詩の日めくり_二〇一八年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-10-18

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