すべてのおすすめ
夜半の馨を残して
朝焼けは落ちてゆく

頬に残らなかった
昔日の跡を眺める

三面鏡の奥で波紋が広がる
優雅な尾鰭が翻る

昼下がりの葉の翳り
白昼夢に耽溺し
蝸牛が休んでいる
 ....
わたしは座っている。

冷たいパイプ椅子
背もたれなんかはある。



パイプ椅子の周りを
背もたれの周りを
わたしの周りを

ぐるぐる回りぐるぐる回る

 ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
結びつけること

束縛であろうとちいさなゆびきりであろうと
いつもばらばらになろうとしているものを
とどめようとするきもちがすきなのだ

水引って結んであるでしょ
封印でもありたんなる飾 ....
愛をもたない人形のように
冷淡で詰まらない男

観念世界の海を漂い
非現実をいきる

ぬくもりを抱きしめることもなく
暮れてゆく日々

ザクロのように割れた心から
赤い血が噴き出し ....
蚊取り線香の匂いが好きだと
誰かが言った

すごく落ち着くんだって
わかる気がした

猫を抱いて
庭先で蚊取り線香を焚く
とても静かな夜

長い間忘れていたその匂いを
思い出そう ....
たったひとつの巨木が
萌黄の葉を緩やかに
揺らしていたとしても
これらは夏風の断片ですら
あるのかもしれない

たったひとりの少女が
涙の雫を静かに
流していたとしても
これらは希望 ....
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野

酸っぱい空気充ち満ちていた箱たちが
汗だくの肉溜まり又は骨皮を閉じ込めていた箱たちが
その重い戸をついに封しきれな ....
あの子もこの子もエイベックス
毒だな毒を流すドクトリンだ
ローション相撲を差し置いてからに
アーナンダコーナンダ

平方根の臨む未来
もう忘れたスーパーダイナマイトソウル
白發中を百万枚 ....
いつか完成するだろうか
あばらの中のいくつかの空洞は
満たされて、微笑んで眠るだろうか

脂肪に埋もれる柔和な女になれるだろうか
昔は違ったのよ
と笑って言うことができるだろうか

抱 ....
よい夢を
みすぎて
べとついた頭

語尾をはさみで
切り落とし

涼しい指
涼しい指
あなたの
調子のよい冗談が
きこえてくるまで

待ちましょう
それとも
すでに枯れ落ちた花のことを
長々と誰が語るだろう
赤茶けた花弁は路上に削られて
瞬く間に塵となるだろう


聖堂から微かに聞こえてくる祈りは
人間以外の何をも救うことは出来ない
言 ....
いつも悩んでいる

夢が実現しても

目標にたどり着いても

くよくよと悩んでいる

なぜ悩むのか

なぜ愚痴るのか

満たされず

感謝することがない

そして幸せが ....
ことばに小さなドリルで穴を開けていく。覗くとことばの裏側が見えるので試しにやってみて欲しい。小学生や中学生の夏休みの自主課題に合っているかもしれない。ことばを選ぶのが難しかったら、分厚い辞 .... 連綿と うけつがれてきた舟箪笥は
表の扉を開けても 次々と扉や引き出しが現れ
忍者屋敷のように 底板こそに 隠れされた空間があったりする
舟が沈んでも 大切なものが収納され金庫として利用されてい ....
性別おとこに生まれていたらと熱心にお祈りしていた頃があった
いつでも家から逃げ出してホームレスになれるじゃない
くれないのベルベットのシュシュで三つ編みを飾るほどの
何すらもなくってだからかなえ ....
寝床に横たわると
せせらぎが聞こえてくる

母の家は川に近いが
夜は窓も閉めているし
国道を挟んで
川の流れる音など聞こえるはずがない
たぶん一晩中自動で回る
換気扇の音だろうと
弟 ....
_




 ....
金魚の記憶は
七秒
という説があって。

七秒
という 刹那 を
生きて
泳いで

ゆらゆら と。

赤い金魚 が
ひらひら の
あの
ひらひら の
ガラスの鉢 で
 ....
ガイのパイを舐める
プレーンオムレツを食べた後だった
太陽がぎらついて
でも秋の虫も
既に夜には鳴いて居る
ガイのパイが漏って来るから
舐める
あ、土地だ
舐めに行こうと思う
舐めた ....
敗走ではありませんでした。

勝ちとっています。


あなたたちへ
配送状況はぐらぐら揺れますが
小包に戦利品を。




私たちは神から必死を勝ち取っています ....
窓に差し込む光のパレード
雀が鳴いているうちはまだ良い
目覚まし時計で僕は一度死ぬ

ブラインドの羽根を回す力で
景色を切り刻む夢を見ていた
皆殺しの朝をミルクで薄め
コーヒーはいつもと ....
ぼくたちは知ってゆく
ありのままではいられないのかもしれないと

人生でたったいちど編んでもらったマフラー
誰もほんとうのレストランを知らない

バイク乗りであまり街歩きもしなかったし
 ....
わたしが眠っていてもコンビニの店員は働いている

眠らない街と諦めの悪い人間のために

わたしが眠っていても交番の警官は忙しい

眠らない街と聞き分けの悪い人間のために

わたしが眠っ ....
梅雨は明けた
じりじりと太陽は照り
温度計の針は上昇する
真夏到来
来る日も来る日も
天気予報士は熱中症注意報発令
ペットボトルは手放せない
暑い
汗がたらり
エアコンは28度に設定 ....
私は私以外の者ではない

遡ってみれば
三千億の夜と昼を過ごして来た
生と死は読点のようなものであって
輪廻の鎖を引きずっている

いま
この鎖は解かれ
光と螺旋の秘密は
蒼穹を駆 ....
ブルーハワイ色のかき氷のした
何万匹もの魚がゆらぐ
あたたかい南の海を
口に溶かす

いちご れもん めろん は
なんとなく うそ
ブルーハワイだけがほんとのつくりもの
いっとう すき ....
  なにかに 置いていかれてしまった
  わたしらがわたしらでなくなるまで
  ひとかけのクラクションは膨らみ
  小さなまま大きくなった

  波を待つ肢体のような
  五月蝿さ ....
願い事した?
あなたにきいたのに
花火みたいな夢を追っていっちゃった

バーベキューしてる団地
地べたにすわる家族
でもいいな
おんなじ顔だね

ふたりがひとりになって
夏なのにさ ....
私そのものを凝視して
言の葉をつぎ合わせ
組み立てる

見覚えのある風景が
あらわれる

海から上る太陽
赤く染まる雲
廃船で遊び
舞い飛ぶカモメを見つめていた

水平線は不思 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6962)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
御使い- 黒崎 水 ...自由詩517-7-28
まぁ..。60の音。- 幽霊自由詩217-7-27
子連れ狼- 間村長自由詩12*17-7-27
水引- 梅昆布茶自由詩12*17-7-26
ザクロ- 星丘涙自由詩7*17-7-26
花火- ガト自由詩10*17-7-26
真夏を過ぎてゆく悲しみの向こう- りゅうの ...自由詩417-7-25
現代詩「恒心」- 渡辺八畳 ...自由詩217-7-25
新しいテキスト_ドキュメント.txt- No.305自由詩117-7-25
女のすてきなあばら骨- 田中修子自由詩16*17-7-25
よい夢- はるな自由詩217-7-24
スタンドアローン- ホロウ・ ...自由詩3*17-7-24
悩み上手- 星丘涙自由詩2*17-7-24
キリモミングフィールド- かんな自由詩4*17-7-24
- るるりら自由詩4*17-7-24
走るあたし/歩くおとこ- もっぷ自由詩517-7-23
せせらぎ- Lucy自由詩17*17-7-23
- 幽霊自由詩1*17-7-22
金魚の記憶- かおり自由詩3*17-7-22
舐めに行く- 間村長自由詩417-7-22
Eveの手記- 幽霊自由詩417-7-21
延命装置- ミナト ...自由詩8*17-7-20
僕のレストラン- 梅昆布茶自由詩1417-7-20
眠らない心臓- 星丘涙自由詩2*17-7-20
汗がたらり- 星丘涙自由詩1*17-7-19
命の秘密- レタス自由詩2*17-7-19
南の島の夕暮れの味- 田中修子自由詩10*17-7-18
遅行- 草野春心自由詩317-7-17
夜の影- 朧月自由詩117-7-17
原風景の海- 星丘涙自由詩2*17-7-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233