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 時代という鐘がなって、僕は生まれた。
 コンクリートで固められた部屋には窓がひとつあって、そこから海が見えた。
 そこには髪の長い女の子がいて、自然と二人並んで海を見ていた。
 海の音も風 ....
僕らがきかされた
歌のやさしい結末を
たえまない線香花火の香りが
明日へいざなってくれる

誰も地面に灯る明かりを愛しげに
みおろしているのは
「そこにはみるべき花火があるだろ ....
創造の小箱がきみの中にあるんだ
しこたまきらめきをため込んだ素敵なやつだ
誰にもさわれない特別な意匠がたくさん隠されている

想像の炎はときにきみを炙りあげるかもしれない
それでもそれを消さ ....
星の痛みで
香る車があった
黄泉では見るなと言われる
でも見る
「デモテープは聞くもんだろう?」
と言う異界か
詩歌を嗜む私
干し烏賊を食べる
胸の傷に拘れば
私は猫と別れざるを得な ....
かみさま、あたしは、
あなたが好きなのに、
好きだから、なんだか素直になれず、
少し攻撃てきに
口きたない言葉を
並べたてたり、するんだ。

かみさま、あたしは、
なんだ ....
じーっと

じーっとしている

じー

皆がうるさくとも

僕はなんだろう、まるで、なんだろうまるで、、

うーん

なんといえばいいのか、

なんだろう。まあ

うー ....
り〜んご〜ん り〜んご〜ん

葬送の鐘が鳴るまえに、
望月が光り、さらさらと降りしきる下界、
かわきたての夜の街は
月光の白色でまっさらになる

けれど海へつづく坂道をころがる ....


私がひとり降りた夜
バスは静かに荒く息を吐き出しながら
また次の者を乗せ降ろしして
それ自体 拍動しながら
もう 見えなくなっていく
のこされた私は
安堵を荷物に 歩き出す
 ....
青いオゾンを突き抜けた
光の束ね満ち満ちた
1月の夏に浸されながら

わたしだけの
エル・ドラド
さがしもとめて

2600mの高地は
車の排気ガスに満ち
アスファルトにこもる熱が ....
仲良くなりたいな。
病気とも、障害とも、
寂しさとも、苦悩とも、
不幸とも、理不尽とも

憎しみとも、
虚しさとも、

死にたいと思う気持ちとも、

仲良くなって生きたいな。

 ....
覚悟は何もできていない。
いっぼ一歩忍び寄って来ているに違いないが
覚悟は何もできていないんだ。

如何に老いても生への執着は剥がれて落ちないし
性への執着もまだ並大抵ではないのに
更年期 ....
ムンクの『叫び』の
なかの少年(と、信じたわけです)を
自分自身だと感じ、
だから寂しくなった、とある日本の少年が、
その絵と詩人の中也をリスペクトするあまり、
いっぺんの詩を ....
私は詩人でもその類いでも有りません
ただ単純に自分は此処に存在しているんだと
生きているんだと
言葉を文字に文章にして
他者に知らしめたい欲望を充たしたいだけです。

それは込み上げて来て ....
月が満ちても、
暗闇を抜け出した
明るい夜であるはずであっても、

かたつむりが、
紫陽花の葉っぱに液をすりつける
雨の夜は、
けっして、月が見えないジレンマが
山頂より流れ来る白 ....
なないろ

あめいろ

悲しみの

死への旅立ち

異国のつどい

2階から

手ふって

笑ってた


ピオーネ

むらさき

ぼろりと

涙ぐまし
 ....
テレビニュースは
ほぼ ほぼ
悲しい事件ばっかりで埋まるが

きょうの夕暮は
オシロイバナに染まった指先を
落ちてゆく太陽に透かしたよな
かがやく
むらさき色で
たくさんの人を乗せた ....
「夏休み」
夏休みになったら火星に行きたいね。
そんなことを言いながら、僕らは地球で空を見上げる。

「手紙」
手の届かない場所へ手紙を送るよ。
誰かが、そこにいてくれたらいいな。

 ....
青灰色に垂れ込める空や 翡翠色のうねる海や 色とりどりの砂の浜を
灰色の塩漬けの流木や 鳥についばまれてからっぽになった蟹や
ボラが跳ねる 「あの魚は身がやわらかくてまずいんだよ」
きん色に太陽 ....
動脈は情け容赦のない撲殺、静脈は金切声、細胞は無感覚なギャラリー、そんな蠢きの夜だった、与えられた寝床は求められたものと決して同じではなかった、湿気が強すぎたし、隣室には他人のものを覗いてばかりいる薄 .... 同心円をえがいて僕らはまわる
軌道上の夏はいつもただしく狂ってゆく

微調整のきかないままに歴史は確定してゆき
人生は大概は傾斜しているものなんだって気づく

僕らはいつも延着して船荷 ....
美しい桜は子供たちだ
しかしカメラのメモリーには
扉ばかりが写って居て
警察を呆れさせる
俺の胸の皮膚が突き破られたのだ
二回も破談になるお見合いに
猫もあきれたのだ
昔とは違う
たっ ....
夜の月光に
静かな羽根がやさしく舞います

てのひらを胸にあて
赤い血のつながりを確かめます
メガネの少女をいつものバス停でみかけました
そのときのその心には、
けっして忘れない ....
おぼろげな夢のなかで
おまえは踊りはじめた
おざなりなワルツのプロローグ
おぼつかないステップの羅列

金属のような月明かりが
照らす板張りの床のうえで
同じリズムが何度も、何度 ....
朝日が眩しくて
日曜なのにこころに突風が吹き
目がさめた
痛むあたまが夜を恋しがる
愛を欲しがらない若者を演じきったのは
ほんものの歌を歌いたいからだ

こころを破った本を棄 ....
アップデートに本体が耐えるかどうかが心配なんだが
そんなに最新のVer.でいきてゆける訳ではないんだ

情報格差とは素敵すぎる造語で仕掛けられた欺瞞なんだろう
いつも調整しながら生きている老体 ....
ヘンゼルとグレーテルよ
お家に帰ってはいけません
お前たちの薄情な父と母を
決して許してはいけません

両親はお前たちを捨てたのです
それも一度ならず二度までも
確実に死ぬとわかっていな ....
小さなサイコロが
ころがっていく

平坦に見えた道に
傾斜がかかりはじめたから
なにもかもが
かろやかに
だけど
のがれることはできない

さよなら

さよならも
すなつぶも ....
鎌倉の山の間を
歩む叢の隙き間の遠方に
横浜のランドマークタワーが
くっきりと立ち

あんなにも遠いようで
ほんとうは
距離など無いと

汗の伝う頬を過ぎる、風は
僕に云う
 ....
  お前は夢を見ているのか。

 緑に囲まれた小さな庭の片隅。
 日陰に置いた籐椅子に腰かけたお前は優しく眠っていたのだ。
 
 静かな寝息を立てているお前に私は小声で語りかけた。

 ....
きみの苦しみのことなどおれは知らない
たとえばきみが家を失ったとしても
(気の毒にな、でも、おれじゃなくてよかったな)
そう
思うだけだ
だから
おれはきみには手を差し伸べない

 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6935)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時代の鐘- ヒヤシン ...自由詩4*18-8-11
線香花火と自由の星- 秋葉竹自由詩1018-8-7
僕たちの日常- 梅昆布茶自由詩10*18-8-6
干し烏賊- 間村長自由詩11+*18-8-6
かみさま、って、あなたのことさ。ね?翼。- 秋葉竹自由詩718-8-5
何かを見ているくぼみ- ふじりゅ ...自由詩118-8-4
おわりの譜- 秋葉竹自由詩618-8-4
Kodo- 唐草フウ自由詩6*18-8-4
エル・ドラド- Giovanni自由詩3*18-8-1
仲良くなりたいな- 八木ヒロ ...自由詩218-7-31
覚悟は何もできていない- こたきひ ...自由詩418-7-31
ムンクの『叫び』を少年は叫んだんだ- 秋葉竹自由詩618-7-31
今朝は- こたきひ ...自由詩318-7-30
_月も滴(したた)る- 秋葉竹自由詩518-7-30
異国のつどい- ペペロ自由詩118-7-28
むつかしいこと- 田中修子自由詩3*18-7-27
遠いところに光- 水宮うみ自由詩2*18-7-26
跳ねるさかな- 田中修子自由詩6*18-7-25
ラストマン・スタンディング(或いは暴いた繭の中の)- ホロウ・ ...自由詩3*18-7-23
インディアンサマー- 梅昆布茶自由詩1218-7-23
飲み明かす- 間村長自由詩10*18-7-23
夜を歩きましょう- 秋葉竹自由詩1118-7-22
ソリチュードのもつれ- ホロウ・ ...自由詩4*18-7-21
朝日のあたる部屋- 秋葉竹自由詩518-7-20
アップデート- 梅昆布茶自由詩14*18-7-17
ヘンゼルとグレーテルよ- もとこ自由詩1218-7-15
夏の入り口へ- そらの珊 ...自由詩2018-7-15
山の道- 服部 剛自由詩518-7-14
午睡- ヒヤシン ...自由詩10*18-7-14
メシア- ホロウ・ ...自由詩2*18-7-13

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