すべてのおすすめ
ぼくたちはいつも何処かに落ち着こうと

ぼくたちはいつも誰かに愛される為に
莫大なエネルギーをつかいながらも

それでも
せめて自分だけでも保持しようとしている


腸内フローラと循 ....
その蜩は、おそらく、その日暮らしで生きておられる。
その鳴き声は、その日一日のための鳴き声ゆえに美しい。
泥濘の
市井で
こってんこてんに
なって
ずぅーんずぅーんと
沈むような
どす黒い
不吉なわた雲のような
詩や
げいじゅつや
エンタメが
その
一切の
精彩を欠くような
日 ....
仕掛け花火が好きだった

真夏の一夜
打ち上げられて 一瞬 大輪の花を咲かせて
儚く消えて仕舞うような花火よりも

その夜
私は幾つだったんだろう

子供だった

その夜
私は ....
{引用=くらしがある
声がある
間違いがあって
 ....
体調がすぐれないせいか
気分もすぐれない

食欲がおとろえている
食欲のおとろえは体力を奪い
悪が循環する


遅く梅雨が去った
八月
その後には連日猛暑日が襲ってきた


 ....
もう一度
話そうということになったけど
もうなにをどう
話していいのかもわからない
君の声を聞くのが
ほんとうはこわい
君も
たぶん一緒かな

ぼくは
もう以前の君の知っていた
 ....
暮らしの貧しさは容易に数字に出来るけど
人の心の貧しさは容易に言葉や文字には括れない

日々の仕事に心底疲れながら
休日にそれを癒せない
そこには命の貧しさが潜んでいるからだろう

平凡 ....
さいあくのあくとく
それを
ことほげ
すましたかおで
へいぜんと
ちでよごれたてを
さしだすのだ

くもつのように
みをよこたえよ
おそろしい
りゅうや
ばんけんのきばに
い ....
夏夜にヒューズが飛んで、飛んだヒューズを両手で優しく捕まえた。
そいつの正体は何と小さな蛍で、僕はその小さな光で一夜を過ごした。
親父が脳溢血で倒れた日
電話が掛かってきた
親父本人から

「ひろし、今すぐ俺に会いに来い!」
それは命令口調だった
「どうしたんだよ父ちゃん?何かあったのか?」
すると父ちゃんは言った ....
人の影が斜めなら
その人自体も斜めなんだよ

若い頃
人に教えられた

未熟だった私は
未熟なままに
その言葉を聞き流してしまった

歳月は無情に経って
終焉が近づいていた
 ....
去年の夏
海沿いの古い集落の
小さな宿に泊まった
窓から見えた自販機だけが
灯りらしい灯りで
ジュースを買いに出たとき
本当の夜を知った
すぐ近くなのに
宿の灯りが届かない
夜がこん ....
幼い頃から不思議でない
ものには
興味がなかった

そのものが不思議を
孕んでいるときには
ときめいたものだ

大洋や星
深海生物や
ジュラ紀の森

型紙のないものが
不思議 ....
自分というだめなものを持ち上げて
よいしょっと背負えるようになりたい

それができず
自分を引きずっている毎日

自分にがっかりし
がっかりしたくないがため
投げやりになる
日々
 ....
きちんと洗い物をしよう
ちゃんとご飯を作って
決まった時間に食べよう
幼稚園児みたいだな
こんな当たり前のことすら
出来ていない

天球と交信するとか
青色のアステカ蟻だとか
夢 ....
くらしは繰り返す。
あたかもしずくのように。

ぽた、
ぽた、

いのちは繰り返さない。
昨日のくらしのように。
清い流れに沿い
{ルビ鶺鴒=せきれい}が閃くように飛んで

揺れるねむの花
ねむの花はやさしい花 と
誰かが云った

小さな手が生み出す
鍵盤の響きはたどたどしくても
その無邪気さで ....
介護がこんなに辛いとは
今までの僕、夢思わなんだ

ボケながらなお
イキってなければ死んでしまう病

死んでほしくないので
さりとて忍耐の限界でもあるので

こうなればペシペシから
 ....
今は昔さ
いっとき一世を風靡したっけ
小説とそれを原作にしたテレビドラマのタイトル

思い出したよ
思い出したけど
世界の中心って何処だったんだよ

そこはきっと地球の中心からはずっと ....
{引用=信じられないことがある
それは一つの、収束}

帰ってきて皿を洗って、シャワーを浴びる。それからごみ捨てをして(妻にはいつもシャワー前にごみ捨てをしろといわれたが、どうにも守れない)、雑 ....
世界が
造り物みたいに見える日

夜をひきずって
陽のもとへ出る

同じように見えて
異なる日々


今日の世界は
惜しい世界

ある日は
できすぎた世界

こ ....
今日も
意識を想像の海に遊ばせて
精神の懐かしい場所に
ゆっくりと降下してゆく
そこに見えるのは
青色の巨大なアステカ蟻の行進
それは僕の意識の辺境まで
延々と続いてゆく
空には金色の ....
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
 ....
michiは無数でひとつ

僕たちは死から遠ざかるために

michiを探し、暗闇の先を見つめる

michiは見つけるものではなく

僕たちの奥深くの生が

死をレイプし

 ....
ポプラ通りの真ん中らへん
すべすべの感覚で
まぶたを閉じれば
少年を見つけられる
少年は息を止め
そっと手を伸ばし
とんぼの羽根をゆびさきでつまむ
瞬間を点でとらえたのだ
でも虫か ....
田んぼからは主食の米が
畑からは野菜 そして米以外の穀物

片田舎の農地
猫の額程の土地って表現しか浮かばない

山際に沿ってへばりつくように農家は点在し
それぞれが貧相な佇まいだった
 ....
反射したい
反射でありたい

思考という
関所はいらない

星間物質という
まどろこしさはいらない
隣合う惑星系と惑星系
へリオポーズすら無用

即でありたい
相即不離
なか ....
オルガンを弾くその滑らかな指の動き
室内は少し暗く
表情までは分らない
窓の外は遠くまで向日葵の畑だ
種子の周りを囲む舌状の花びら
黄色の群れ咲く中に
遠く稲妻が走る
銀塩のネガの上で反 ....
あなたのスカートの中で暮している
というのは比喩だが
すべてはメタファーである 
だが何の?
わたしの放った鳩があなたの胸まで飛んでゆき
白い花を咲かせる
理解するのではなく到達する試み  ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6940)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仮説- 梅昆布茶自由詩720-8-10
そのひぐらし- クーヘン自由詩5*20-8-10
まどさん- 道草次郎自由詩3*20-8-9
仕掛け花火のような- こたきひ ...自由詩320-8-9
出帆- 道草次郎自由詩2*20-8-9
丑三つの時には- こたきひ ...自由詩120-8-9
もう一度- 道草次郎自由詩3*20-8-8
傘の下に降る雨- こたきひ ...自由詩1220-8-8
るしふぇる- 道草次郎自由詩420-8-7
- クーヘン自由詩7*20-8-7
輪廻かな- こたきひ ...自由詩3+20-8-7
人影は日と陰- こたきひ ...自由詩220-8-7
丹後ちりめん- ガト自由詩8*20-8-7
8月の不思議- 梅昆布茶自由詩620-8-6
自分というだめなものを- 道草次郎自由詩3*20-8-6
「得難い武器になる」- ジム・プ ...自由詩4*20-8-6
非同日- ナンモナ ...自由詩4*20-8-5
夏の練習曲- 塔野夏子自由詩7*20-8-5
我発見献身的半生- りゅうさ ...自由詩320-8-5
世界の中心って何処なんだよ- こたきひ ...自由詩320-8-4
信じられないこと- 道草次郎自由詩5*20-8-4
惜しい世界- シホ.N自由詩420-8-4
目の前の現実に視線を合わせる- ジム・プ ...自由詩4*20-8-4
ロバの話- 梅昆布茶自由詩1020-8-2
michi- フリーダ ...自由詩220-8-2
夏空- 自由詩9*20-8-2
恵みと恵まれない日々- こたきひ ...自由詩420-8-2
反射したい- 道草次郎自由詩220-8-1
色彩・印象- 滝本政博自由詩3*20-8-1
わからないことばかりなので- 滝本政博自由詩5*20-8-1

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