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{ルビ逃音=とうおん}のふるえ
やけにあまいにおいがして
かぞえそこねたふうとうを
ひっかけたほうから
あの子たちがとおったらしく
ひとりきりのうつねばかり
あの角でむせる ふわ ....
この浪漫こそ成り行き任せ
掌中の珠に何を魅せるのか
いま氷雨が顔を覗いている
それを言葉に描くにはまだなにか足りない気がしていた
ときのとまった楽園が、侵蝕を忘れているのをさらう
小さく ....
夜目を利かす空缶の欠伸は止まりそうもない。
おまけについてきた可愛らしいカーボン紙
適度に爪で惹くとたのおしくもある。
何気無しのへのへのもへじ
舌を伸ばしている、漆黒の猫、みたいな。
のび ....