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(10(テン)月4(シ)日は、てんしの日だって?ふーん)


天使の日


闇の清廉さを
剥がされつつある
このゴミだめの街に
夜明け前
タワーマンションに灯る明かりへ
 ....

おはようございます
と挨拶をして
おはようございます

返さない人は
おはようの嫌いな人なんだろう

馬鹿馬鹿しいから
そんな人は
素っ気なく通りすぎる
馬鹿馬鹿しいから
 ....
うそみたいな
ねいきを立てて
みるく色の
おひさまのはーぷに
なでられて

しずかなおとが
きこえます
とおい とおい
そらの つまさきまで

「こんにちは」

 ....
嘘みたいに、雨が降って
天気予報は、当たったのに
それだから、だれも喜ばない
嘘みたいに、雨が降ったから

嘘みたいに降った
雨を
傘で防げきれないように
嘘みたいな彼にもらった
希 ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
空の手が降りて
僕を
私たちを包み
舞いあがる

遥か昔から変わらない
かすかな風
に含まれる潮騒
意味なんてなにもない
ただそこにあるものを
受け入れて
そのまま受け流す
そ ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
  形の整った
  トートロジーを枕に
  おまえはねむっていた

  安普請の 階段をのぼる
  ハラハラと、曙光が、火山灰のように
  壁に留まる 蛾を擦って……消える

 ....
雨天が続き狭い古井戸に 水嵩が増す。

私の仕事は、モノクロの写真を陽に透かして、セピア色
に変色させたあと、井戸に沈める仕事だ。夜に、井戸の
ふたを開ける。白い私が発光して浮かんでくる。黒い ....
鬼の頭に恣意的な物を感じ
旧石器時代にマユごもる私
恣意的な札ビラにも納得出来なかった
私は異常な差異を制御できず
植物が茂る秘境を目指した
「旧石器時代は植物相が豊かだったんですよ」と
 ....
思い出の石ころ
涙に濡れて
湿ったメロディー鳴らす、星月夜。

だから、
道の端っこで聴く
「壊れかけの、ブランコに、乗りなさんな」
だから、
ころがるタイヤを追いかけて、 ....
人と話すことを覚えた

寄り道を覚えた

変わることを覚えた
なににも従わない
虹の入り口を知っている
あなた、

昇らないのは
透明な髪と透明な羽を持たないから?

吊るされた人の
子どものころから消えない孤独の性が
引き攣った泣き ....
なにも
カッコつけたい
わけじゃなく
いつまでたっても 
辿り着けない 
力なく
のほほんしてると
日々が逃げて
食っちゃ 寝て 起き
食っちゃ 寝て 起き
なにしてんだか ....
素晴
きみの声が
きこえない

素晴
きみの今は
どこにある

彼方からくる
合図の意味が
わからない

素晴
この世界では時々
確かな偶然を見る

読み取りが ....
  お月見


少女は青い服を着て

ひと晩ぢゆう恋文をかかずにゐた

姉さんの形見のコーヒーカツプに

月をうかべて


{引用=(二〇一八年九月二十五日)}

 ....
すずむし
うたう

夜長
いつもの
うたかた
夢みます

こころ
凍らす
消えない
おもいで
あの手の
温もり
だけ
すてないで
ひとつ
ふたつ
みっつ
よ ....
その人は
一生の間に六匹の猫に出会うのだという
わたしが知っているのは
九回生まれ変わるという言い伝え

あなたに会いたくて
も一度生まれてきたんだろうか?

昔死んだしろちゃんに
 ....
ふうっと
息をつくと
こびりついていた何かが
テーブルの端まで
遠のいた

そおっと
見渡すと
微かに青みがかった指先が
木の葉を鳴らすのが
見えた

自由になった
意識 ....
山からはキンチョール
海からはフマキラー

虫は震えている
足場の悪い磯辺で

蚊取り線香の煙は揺らいで
遠く乱れ雲が重い

わたしの足元で
虫はつぶれている
人とうまくやってけないんだよ
解き明かせたら
その原因と理由は
いたって単純かもしれないし
その反対かもしれないんだが
人とうまくやってけないんだよ

それは子供の頃から
大人への階段 ....
化石した
遠い遠い
昼下がり
わたしは
人を離れ
故郷を離れ

海へ向かった

知らなかった
心さえ向けば
海とわたしとは
一本道なのだ

そんなことすら
知らないほど
 ....
人魚姫は逃げた

愚かな人の子狩人を
眩ますため
水浴みしていた
砂に埋もれそうな
砂漠に埋もれかけた
小さな小さな泉を
碧の湖に変えて
そうして2度とは
現れなかった

オア ....
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷

みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日

あ ....
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る

こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ....
 北欧の地の寒空にカモメが何羽も飛んで行く。
 機嫌を損ねた海原に彼女の顔を重ね見る。
 愛は飛んで行った。
 この悲しみはなんだ。

 共に過ごした年月に期限などないと思っていた。
 ....
 日本の庭に金木星が匂い立つ。
 鼻腔への刺激に私の心は宙に浮く。
 ほんの少しの優しさを取り戻すと、
 明日への希望が胸を透く。

 一人の友人が去ってゆくと、
 二人の友人が現れる ....
俺が死んだら
死亡届けを役所に出して焼くだけは焼いてくれ
葬式は望まない
葬儀をするには金がいる
俺の弔いに集まる人間はいないから
葬式は望まない


嫁に言ったら
どっちが先に逝 ....
潮目


 県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にと
りかかり、時間を待って香林坊に出る。そこ
はほんのひとにぎりの銀座で、渋谷で、新宿
でもあり、池袋の匂いを探して片町に流れる。
スクラ ....
ヒット商品 作品は どれだけ 人を選ばず 取り込めるか 難しい ステップは 省く

その人の 境涯で すべての 取捨選択が 実行され それ以上は ない

釈迦も 方便から始めて 本門で初めて弟 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6928)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使の日- 秋葉竹自由詩1018-10-4
鋭利な刃物で切り裂いて- こたきひ ...自由詩318-10-3
あさに_おわる- 唐草フウ自由詩13*18-10-3
- 立見春香自由詩418-10-3
傷、ナイーブな生(なま)- 秋葉竹自由詩818-10-2
きみへ- 佐野ごん ...自由詩7*18-10-2
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
- 草野春心自由詩318-9-30
井戸のふた- 為平 澪自由詩518-9-30
秘境を目指す- 間村長自由詩6*18-9-30
公園のベンチにひとり座り- 秋葉竹自由詩618-9-30
新しい一日の始まりと終わりに- 千幸自由詩6*18-9-30
希望の国- 秋葉竹自由詩618-9-29
ラッパ- 犬絵自由詩618-9-29
すばる- シホ.N自由詩218-9-28
掌編二題- 石村自由詩19*18-9-28
すずむしのうた、希望の詩- 犬絵自由詩818-9-27
六番目の猫- Lucy自由詩22*18-9-27
距離/秋- nonya自由詩15*18-9-26
山海虫- 柔刃自由詩418-9-25
人とうまくやってけないんだよ- こたきひ ...自由詩418-9-24
記憶- Giovanni自由詩4*18-9-24
オアシスのほとりで- Giovanni自由詩4*18-9-24
い、は、_犬、の、い。- 犬絵自由詩618-9-24
優しい疾走- 秋葉竹自由詩1018-9-23
透明の地- ヒヤシン ...自由詩6*18-9-23
秋への入り口- ヒヤシン ...自由詩5*18-9-23
不完全な燃焼- こたきひ ...自由詩318-9-22
- AB(な ...自由詩11*18-9-22
こころの_感度_(ISO)- むっちゃ ...自由詩418-9-22

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