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水の 
なか
に、
泳ぐ


記憶のなかを
 明滅する光
濾過されて
 蒸留する

西へ、
それから再び東へ
ゆく鳥は
籠を抜けて
飛び去った

 八月の日 ....
それならばこれで、
というお別れの仕方が
あまりによかったもので
それがそのまま
別れの挨拶になったというわけなのだ

そこには指示語が含まれている
指し示すのは
それまでのかかわりす ....
 暗いバーで
 黒い服がよく似合った女が
 しわがれた声で私の名をきいた
 煙草とウイスキーの琥珀によどんだ目で
 笑いもせず何故
 私を 見つめるのか

 フロアから這い上がっ ....
夜が釣り糸垂らして
月を釣っているよ
風の仕掛けは巧妙で
ぼくの前から消えちゃった
あの日あの娘のサヨナラみたいな
トゲトゲした疑似餌のようだよ
ちょうど煙草屋の屋根の上に
月が昇ったそ ....
 月の夜だった。欠けるところのない、うつくしい月が、雲ひとつない空に、きらきらと輝いていた。また来てしまった。また、ぼくは、ここに来てしまった。もう、よそう、もう、よしてしまおう、と、何度も思ったのだ .... 臨終の時が迫ってきていた

母と娘で長年過ごした
平屋のあばらやで
床に臥せっていた母は娘に言った
今まで苦労を掛けてごめんね
一生貧乏な暮らしで終わった
自分の人生に付き合わせた娘に
 ....
草は
大地(ほし)からあふれるエネルギーの現れ
こんなにも草が育つ
私たちの国

水が豊富な
土が肥沃な
明るい
恵まれた土地なのだ

砂漠化が進む
この地球(ほし)の上で
特 ....
  
ちいきをまもる
ぐりりとぐらら
りんせんたいせい
すいかのもよう

ちゅうかんかんりの
ぐりりとぐらら
りそうのゆめは
すぐそこなのに

ゆめのような
うつつのような
 ....
新聞屋は忙しい
その日のうちに記事を書き上げて印刷する
日が明けてまだ暗い夜明け前、遅くとも2時までには配送される
各々集積所から各家庭に配らなければならないからだ
だからといって投稿欄の ....
 ホントに海なんだって
 あるつってんだよね車座のばあちゃん連が
 あの丘をこえたらザザザ

 と、むかし たぶん一度きり
 お波とお供からあっとさらわれると云い
 舟のり達なら躊躇うわず ....
野球の音が聴こえる
野球をする音が聴こえてくる
誰もがみんな
胸の中に野球を飼っている
整備の行き届いた市営グラウンドから
夏草の生い茂る河川敷まで
球足の早いゴロが一 二塁間を
抜け ....
仕事だから しんどい事もたくさんあったけど

仕事だから やらなければならない
その思いが 私の心と体の健康を 守ってくれた

空想的な理想主義者だった自分を
現場の人間へと 鍛え上げ ....
 遠イ遠イ雪ノ山
 降リル事ナゾ思ハズニ
 タッタひとりデ ノボルノデス ト

 誰モ ダーレモ
 女ガひとりノボッテイルコトナゾ
 知ラナイノデス ト

 止ンデイタ雪ガマタ
 サ ....
目も悪くはないのに、
しじみ汁をすすった。
みんなきれいに殻を開いていた。
身をすばぶっては、
殻を空の小皿に捨てる。
最後に残った貝は殻が閉じていた。
そうか、お前は先様だったの ....
運命の階段がある
駆け上がるの
転げ落ちるの
滑り台にしちゃえ

人生なんて
華麗なステップ踏んで
踊ってればいいじゃ無い

嫌なことがあったら
可愛い女の子見つけて
スカートの ....
私は最強の召喚士

DPSだって
史上最高値を叩き出し
バハムートを召喚し
大地を火の海にすれば
オーディンが
お前の首を刎ねる

エンジェルがウィンクして
フレイアが愛を語ると
 ....
自作詩「これでいい」

朝は暑くて出勤するのイヤだし
仕事始まったら始まったで酷暑でキツいし
若干気持ち悪くなるし
昼休みなんかもう早退しちゃおうかと思ってた
でも簡単に逃げちゃうのもシャ ....
死んだものたちの魂が集まって/ひとつの声となる/わたしは神を吐き出した/神は罅割れた指先で/日割れた地面を引っ掻いた/川原の石で頭を叩き潰された小魚たち/小魚たち/シジミも/ツブも/死んだものたちの魂 .... 人魚の名前が アリエルだとしたら
膿ばかり見てきた こんなアリエルも 有り得る
膿には 国境はない 
膿には清濁も いっしょくたん
わけることのない暗い世界で
大波小波 ちぢにみだれ ....
 詰まらない
 
 タワ言を 一人並べて行くだけでも

 やはり詩だと
 
 思うようになった。
 
 
 ノンフィクションの世界

 硝子で仕切った空間に

 一鉢のサ ....
 エロチックな好奇心と
 相性がいい音楽がある
 それは時にバッハでも構わない
 大切なのは

 踊ることだから
 何もかも棄て
 くるくる回り
 捩れ
 戻れ
 くり返すだけ
 ....
求めているのは本当は音楽ではなく、無軌道な音の集まりなのかもしれない、それは一般的には、ノイズと呼ばれるようなものかもしれない、でもそれには制約が無いし、衝動について語る手段としては、最適なものだ ....  よい父は、死んだ父だけだ。これが最初の言葉であった。父の死に顔に触れ、わたしの指が読んだ、死んだ父の最初の言葉であった。息を引き取ってしばらくすると、顔面に点字が浮かび上がる。それは、父方の一族に特 .... 夜の風
びゅうびゅうと吹いている
公園でお茶

遠い空に
花火
しばらくして
ドドーン

身体の力が抜けて
この感じ

少し眠たく
次の花火を待っている

遠い空に
花 ....
アスファルトにフライパン置いて
目玉焼き焼けちゃうんですって
た、試してみたい
世間の奇人の評判を?
まぁいいだろう

暑い
しかし人間には耐性がある
こうして暑さに身を慣らせば
ど ....
 落ち葉をひろって
 たったそれだけのことで
 一日が眠りつく
 つらい、けれど大切な別離があって
 急にころがる
 あなたの ひとつぶ
 それを どうか嘆かないで

 中心に感じて
 ....
 飾る
 花を一輪、もう
 動かなくなる唇に

 飾る
 短い一生
 不意の熱交換

 飾る
 フレームいっぱい
 ただ ただ笑い

 飾る
 すべらかな不安
 幾何形体
 ....
インスタント闇屋さん
カップのなかで
泣き虫が笑っている
探し続けなきゃいけないものを
かんたんに手に入れようとしたことは
はっきりと罪だったと思うよ

カードは言う、
失う、だが ....
 チーズケーキなんかなかった
 ほんとうはトーフ(チーズのせ)だった
 ワインじゃないこぶ茶

 テーブルの夜を醤油で食べたくなった
 痩せた蝙蝠がいて
 壁のすき間で乳離れをはじめた
 ....
キュウリの青さ、私のアホさ
イメージは鮮烈なのだが水分が多い
こぼしてしまった醤油に漬けて

星の明るさ、私の悪さ
かたじけなかった光線を
分裂する前に結んだ

どぶ川でスイミングする ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6945)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八月の幻影- ryinx自由詩10*23-8-1
さようなら- やまうち ...自由詩1*23-8-1
黒い波- リリー自由詩8*23-8-1
夜風/よるかぜ- ちぇりこ ...自由詩7*23-7-31
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩13*23-7-31
天使__(群馬県館林市にて)- ばんざわ ...自由詩123-7-30
- 日朗歩野自由詩5*23-7-29
虫送り(チグリス_チグリス_ユーフラテス)- AB(な ...自由詩923-7-29
太郎新聞が行くよ- アラガイ ...自由詩9+*23-7-29
ザザザ- soft_machine自由詩8*23-7-28
野球- ちぇりこ ...自由詩14*23-7-27
とびっきり- ひろのふ自由詩423-7-27
雪女- リリー自由詩8*23-7-27
しじみ汁- ナンモナ ...自由詩4*23-7-26
No.25_G_minor,K.183- 銀薔薇自由詩123-7-25
婉麗の召喚士- 銀薔薇自由詩1*23-7-24
これでいい- ひろのふ自由詩123-7-24
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩6*23-7-24
こんなアリエルも有り得る- るるりら自由詩9*23-7-21
夏の花- リリー自由詩3*23-7-18
コレクション- soft_machine自由詩2*23-7-17
ノイズの中でなら上手く眠れる- ホロウ・ ...自由詩4*23-7-17
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩10*23-7-17
夏の夜に- 日朗歩野自由詩10*23-7-16
酷暑の夕に- りゅうさ ...自由詩3*23-7-16
なみだ- soft_machine自由詩6*23-7-14
飾られる人- soft_machine自由詩323-7-14
かんたんな闇- はるな自由詩523-7-14
リルケさん- soft_machine自由詩2*23-7-12
キュウリのおいしさ- 杉原詠二 ...自由詩6*23-7-11

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