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うつろう時
黙りこむ
こころ
生まれない
詩たち

言葉にならない
こころの襞
たしかめ
たぐり寄せ
結びつけ
ひも解き
書きうつす

風がはこぶ
花のかおり
乙女のま ....
待ちわびた黎明だ
太陽でも月光でもなく
果てない夜を終わらせようと
吹き荒れた嵐の向こうに
生まれ落ちた黎明だ

君が
ふるえる玻璃の瞳に閉じ込めた
青い一迅のそよ風に
ひとつの嵐が ....
天気予報は雨でした
なめられっぱなしのなめくじが繁華街へ向かう

あなたの名前は何ですか
えっ 名前 何だろう
名前のない なめくじ
かたつむりのように背負うものもない なめくじ

ガ ....
俺の子供でも
おかしくない
若い男が
いきなり
「俺はお前の慣れの果てだ。」
と言ってきた

若い男は
公園のソファに横になると
「こっちに来い。」
と手招きした

野ざらしの ....
身なりに
気をつけてか
舗装されたばかりの
黒く沈み込む道を
歩けない
カミナリリュウ
ADAM-Y染色体はもう
消失しましたか
空窓を見ながら
新しい男は
シダのプランタ ....
虚しさは、ろうそくの炎のように揺らめいて
正体を見失う
スマホをスクロールさせても、行き過ぎてしまって
たどり着きたい所にはいけない
私たちは正しく嘘を、粉飾できないでいる

街灯ひとつで ....
しゃがみ込み透明な水を掬いあげる

これくらいの仲がちょうどいい
と思える、この場所にながくいすぎた
不純物がひとみの中に入った
ズルい人になりそう

心の空を飛んでいる人たちで
いっ ....
やまどりの
朗読するように
心涼やかに
鳴く声を
聴く

山頂の展望台好きな
ヤマノムスメは
深い谷川に
落とされて
沈められ

あられもなく
ただ死にゆく
そんなさだ ....
          l'impromptu, révisé un peu


本日の紅茶が美味くない訳は

議論がつまずいた為である

ぼくたちは相変わらず

オトナになれない

 ....
照明の脆い洋食屋

「鮪のスペアリブと海老のステーキを……あとジントニックを」
「かしこまりました」

それで、わたしは待ちました

待っている間、色々なことを考えました
仕事を辞めて ....
カエルのタマゴが
食べたくなった

ジュンサイが
涼しそうだから

窓枠の中は
梅雨の雨


暗くなる
額の流れ

食したい
女の卵巣
DNAの98%はクズだと、
以前は思われていたらしい。
遺伝子って言うのはこの残り、
2%であろうと学者たちは、
認識していた・・・
ところが最近になって、
遺伝子をおぎなうD ....
よるのうみべの街でおぼえた
すがりたいじぶんへのはがみを
こおった電波にのせてうたった


つめたいおんがくしを刻んだ
むかしのくんしょうを棄てて
なぞは白兎のあかめで泣く
 ....
有精のそれがこの体に宿った夜
わたしは
高い梢に身を寄せう番のコマドリを
ヤドリギの茂みから見つめていた
無垢で美しい二羽の囀りが
森の向こうへ遠のいてから
わたしは
花落ちた虚 ....
前庭に鯨が打ち上げられて
砂が、チョウ砂が舞い上がれば
世界は揺れて空と大地は
ぐわぁんぐわぁんと回転しながら
遠ざかったり近づいたり

もしチョウ砂が黄砂のように
気流に乗るなら、あの ....
育児は神業のようなものだから
30点くらいでちょうどいい
疲れた時は 衣食住のお世話だけでいい
自分の子供ではなく 地球人を育てている
と思えば 程よい距離感が生まれる

子供に振り回され ....
接吻は静かに交わすべきだ
君が蛾の繭から孵って
僕がコマドリの巣から落とされて
ここに飛んでくるまでかかった
全ての年月よりも
遥かに長い時間をかけて…

愛撫は静かに施すべきだ
露悪 ....
{引用=
かなしすぎてわたし
みちばたのたんぽぽのように首をたれて
ないています

さいごにもらした
ころしてやる
の、声が
しろい綿毛になって
神さまだっただれかのところに
とど ....
  
ふと 遠くを見るような視線で
あなたは 呟いたようだった

なにをどう 言葉にしたのか
僕は 聞き取ることができなくて


  あなたは 聞こえないように
  わざと 呟いてみ ....
音楽を流していると
真正面から聴いていて
それに引き込まれ
これをストレス発散と言うのかは分からない

他にすることがある
けれどこの時間は命の時間
自分に耳があって聞こえること
そし ....
夜に灯した明かりに
寂静の蝋が溶けて
君の白い裸体になって
ぼくに覆いかぶさってくる

君というカンバスに
僕の原色を迸らせて
覆い隠すように
たたきつけるように
さも意味があるかの ....
日暮れ時
蜜を求めて飛ぶアゲハが
自殺した美しい女達の
芙蓉のような人魂に迷い
燃えて無くなってしまった

いかに美しくても
幸せになれなかった
業深き女達の
貧しい平等

鱗粉 ....
そろりそろりと剥ごう
皮をつつつ、と剥ごう
夜を剥いで朝を剥いで

私というものが
どこでもない場所で剥き出しで
死んでいる、或いは

台所で皮を剥がれた
剥き出しの野菜や肉に混じっ ....
どこまで漕いで行こうか
こんなにも暗い夜だ
幽かに揺れている水平を
描いているのはいつの波紋か
この舵だけが覚えていることだ
銀の月が爛々と眩い
溶けているのだな、おまえ
うつくしく ....
あかるい蝶々のみちにひかれてまだ見ぬ息子がゆれていた
いとけない息子の息をわたしはきいていた

突堤のテトラポッドで男は根魚を釣っていた
その側で片耳の三毛猫がひなたを掘っていた

夏 ....
たぶんね、
死ぬってことは
とても簡単なことなんだ

私は
3歳で父を亡くし
出産と同時に母を亡くし
兄も早くに亡くした

日常的に
熱意や努力や恋愛が
終わりの雨を待 ....
街の雑踏で背後から声をかけられた
立ち止まりふり返ったら
人違いでしたごめんなさい
と若い女の人

人の流れは速くて
あっという間にその人は何処かにいってしまった
ほんの束の間の出来事
 ....
お昼を食べて 抱っこして
背中とんとんねんねした

母はソファーにべっとりくっついて
あえて身動きを止める

目の奥の疲労がじゅわーっと広がって
夕方には足の裏までぐおーって届く
 ....
きらきらと
波に
浮かんでいる

パラソルは
遠浅に
沈められて
いく
ぬるくなった缶コーラ
汗をかいてギラギラ
照り返し
身をよじる

のように
探している
 ....
人のエナジーが波紋のように広がり
球体ワールドを転がっている


点で描写された緻密な景色を
掌でなでると砂のように崩れた


熱風、夏空、ふんぞり返る太陽
それを遮るように黒鳥が羽 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6938)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころ- あおいみ ...自由詩519-7-1
黎明- 両性具有自由詩219-6-30
なめくじフェスティバル- 松岡宮自由詩18*19-6-28
若い男- ゴデル自由詩1*19-6-28
再製- ナンモナ ...自由詩1*19-6-28
傾いていく夜- 長崎螢太自由詩4*19-6-28
何処へ- 立見春香自由詩819-6-28
アボガドのサラダ- 秋葉竹自由詩619-6-27
10:38,_cloudy,- 墨晶自由詩6*19-6-27
今日という日は面白いのか- 印あかり自由詩7*19-6-27
未食- ナンモナ ...自由詩2*19-6-27
蕩尽証券から- ナンモナ ...自由詩1*19-6-26
あがくほどの生きざま、ひとつ- 秋葉竹自由詩719-6-26
托卵- 両性具有自由詩219-6-26
眩暈- 帆場蔵人自由詩7*19-6-25
神業のようなものだから- 朝焼彩茜 ...自由詩11*19-6-25
情交- 両性具有自由詩119-6-25
わたげ- 羽衣なつ ...自由詩19+*19-6-25
「淋しいと呟いてしまう」- ベンジャ ...自由詩3*19-6-24
ふわっと毒が抜ける- 朝焼彩茜 ...自由詩719-6-24
白状- 両性具有自由詩219-6-23
美人魂- ゴデル自由詩7*19-6-23
剥き出し- 帆場蔵人自由詩8*19-6-22
- 新染因循自由詩17*19-6-22
夏の夢- DFW 自由詩20*19-6-22
あいたい笑- 秋葉竹自由詩819-6-22
火の車と水の車- こたきひ ...自由詩319-6-22
止まれ_アドレナリン- 朝焼彩茜 ...自由詩519-6-21
過ぎて、夏- 秋葉竹自由詩1119-6-20
球体ワールド- あおいみ ...自由詩519-6-20

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