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宇宙から見れば
この星は小さな水滴
青い羽根の蝶が棲む

蒼い涙のような
あどけない唇の妖精
長い触覚が触れた気がした

ありがう
そう言い合ったとき
からだに水が流れた

 ....
最高気温が随分と下がったのに
まだエアコンは点けっぱなしのまま

温度が高いのが苦手なのではない
湿度が高いのが苦手なのだ
ある種の人間と同じように
乳歯が抜けて、AQCが生えました。
Aから始まってるので、品質は良さそうです。
 もうときどきしか、空からは降りてこない鳥。鳴き声すら、聞こえない高さに。舞いあがり、ゆくてに消えて。ねえ、わたしの持っていた鳥かごが、気にいらなかったのね。ねえ、わたしの用意した巣箱が、気にいらなか ....  深緑の庭園で、わたしは薔薇をつんだの。裸のおんなのひとがこちらを見ていたけれど、わたしは気にならなかった。なぜ? どうして? 「あの人は服を着ていない」って、ぽつりとつぶやいてから、藤棚の小道をかけ .... 秒針は
ガチガチ言いながら
私を刻む
午後九時半

やりかけの洗濯物は
どんどん乾く
外は真っ暗

今朝
置いてけぼりにしたのは
夢か?感情か?

あと六時間
私の明日 ....
俺の家から歩ける範囲には
コンビニ スーパーマーケット
俺の家から歩ける範囲には
学校 郵便局
等がある

なのにどうして
俺の家から歩ける範囲に
天国と地獄がないんだよ

何を寝 ....
骨まで、
はがしてほしいのです。

偽りでもいい・・・
愛が知りたいのです。

ちぎれた月に、
照らされている間。

白い布で、
顔を覆われ、
私の細動が止まってしまう、
 ....
楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった

楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた

普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ

ぼくたちのちいさ ....
ふとChagallの“恋人”を観たいと
新幹線のグリーン車に乗り
倉敷の大原美術館へと向かう

じっとその絵の前でChagallならではの
黄緑色をじっと1時間くらい観つづけた後
また新 ....
子供の頃から 前編と後編に分けられたテレビジョンドラマを見るのは嫌だった
中編なんてあったら許せない気持ちになった

人生を前半と後半に区切るという難問には 対決する必要なんでない


 ....
五円玉に麻紐を通したペンダント。
母に馬鹿にされ、小さな家出、幼き夕方。
どぶ川に浮かんで漂う人間のクズ
何処かで殺害されてから深夜に運ばれて川に投げ込まれた
と推察された
男には相応しい死に様だった 誰からも同情されないだろう
寧ろ犯人は称賛されるに違いなかった
 ....
ありきたりに言ってしまえば
そう 川は人生そのものなのだろう
そう 川は生命の流れなのだろう

流れる水と水が寄り添うことは愛のよう
本流と支流に別れていくものは悲しみのよう

岩にぶつ ....
王さまとお妃さまのだいじな一人娘です。
クレモンティーヌはもう年ごろだけれど、
縁談があるたびに破談にしては笑ってて、
「この国の将来はあんたんたるものね!」
とか、からからとした声をあげてい ....
次の季節が
わからなくなる時がある


幼い日の写真のように
一瞬だけ切り取られて
動けなくなる



あの日
羽ばたいた蝶々の鱗粉が
鼻先をくすぐり
視線を逸ら ....
深夜とけいの
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた

黄色い花が咲いていた

黄緑色の電車が走っていた

庭に座っているのはかしこいしば犬 ....
何が欲しいの
何を求めているの

それより
何が要らなくなったの
何を棄てたいの

自分が見えないの
それとも
自分から
眼を反らしたいの
それは
現実から眼をそむけたいから
 ....
台風のこどもが、道にまよって、
たけのこ半島に上陸。
でも、たけのこはじょうぶだから大丈夫。
夜じゅう風がふいたけれど、へっちゃら。
 
「おかあさんはどこかな?」
 
台風のこどもが、 ....
グレープフルーツが、
 丘を歩いたら、
  流星のなみだ。
   コーンフレークのはいったボウル。
眠ってる奇跡を起こしに行こう。
笑っちゃうほど大きなシンバルを持って。
およそ人は
算数に支配されて
生きている
らしい

私に
数学は役に立たない

ワルい人
ワルくなってしまった人
ワルくなる可能性を秘めた人

そしてワルくなれない
善良な市 ....
車を洗車したら戦車になった
仕方なく戦場に行った
遅刻をしてしまったようで
味方から怒られ
敵からも罵声を浴びせられた
激戦地と言われているけれど
生き残る方法は
偉い人が考えてくれ ....
通り雨という名の
人生訓を語る

ボクらはいつも
通り過ぎるのみである
雨の日も

雪の朝も
嵐の日曜日も
吟遊詩人の週末(ハルマゲドン)も
電動アシストの電池切れの激重自転車での ....
見えないもの

聞こえないもの

触れないもの

存在しない筈のないものが
眼を閉じると
姿をあらわしてくる

荒れ野は果てしなく
正体不明の光の輪が
暗闇の樹木の周囲を飛び ....
オーケストラの調律は
音程の不安定なオーボエが担うという
理由はただオーボエの音が大きいからだ

その440HzのAの音によって
オーケストラのすべての楽器は調律されるが
そのAの音が正確 ....
駅前の信号の青の中を
ホテルの前で屯する入り女の白い手招きを
ビジネスマンの眼鏡の先を
赤いジャンパーの男のポケットの音を
渡り歩いて辿り着く エビス屋のテーブル席

器に盛られたカルパッ ....
生命線の終点に爪で強く印をつける。
心の弱虫を追い払う、僕だけのおまじない。
悲しくてふるえるとき

あんまりみじめで

ひとこと言いたくなるようなとき

頭がひりひりするよ

がまんするのが答え?

ばくはつするのが答え?

だれも傷つけたくないのにい ....
やすらかな、静けさと麗しさのかたよりのなかで、
彼はそっと目をしばたいたの。
そうして楽器を叩く。
若い彼は楽器をたたく。
 
塔のそとでは風がながれ、
落ち葉をはこんでゆく。
湖にしず ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブルーフェアリーの妖精- 丘白月自由詩119-10-1
苦手- HAL自由詩6*19-10-1
AQC- クーヘン自由詩7*19-10-1
女と鳥- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-30
カシニョールの庭- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-30
忘却と秒針- 三月雨自由詩4*19-9-30
感情の昂り- こたきひ ...自由詩519-9-30
ハ・ガ・シ・テ・- ナンモナ ...自由詩4*19-9-30
楽園への手引き- 梅昆布茶自由詩1019-9-30
或る夜_眺めのいい部屋から- HAL自由詩4*19-9-29
人生の前編と後編- こたきひ ...自由詩319-9-29
家出- クーヘン自由詩5*19-9-28
私は私には私とは- こたきひ ...自由詩419-9-28
A_River- HAL自由詩4*19-9-27
湯冷め姫- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-27
少女だった- あるみ自由詩2*19-9-27
深夜とけい- 立見春香自由詩319-9-27
欲望と欲求の- こたきひ ...自由詩319-9-26
台風のこども- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-26
composition- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-26
シンバル- クーヘン自由詩3*19-9-26
貧と富- こたきひ ...自由詩319-9-26
帰宅- たもつ自由詩4+19-9-25
通り雨- パン☆ど ...自由詩119-9-25
未遂を繰り返す- こたきひ ...自由詩319-9-25
調律- HAL自由詩3*19-9-24
- 為平 澪自由詩219-9-24
おまじない- クーヘン自由詩4*19-9-24
つらい思い出- 函館ドラ ...自由詩119-9-24
- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-24

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