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青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
否定のない拒絶にいすくめられたマスクのなかで 小さく
咳をした


マスクの正しい位置を探しながら電車に揺られ
息で曇る眼鏡の レンズの
向こう

(窓外にあらわれてはきえる 誰も ....
雪国の
冬晴れは
安らぎで
神様からの
プレゼント




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」


 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
細く
細かい
光線を
縫い通すような
風が
白日の
一月の
男を
一人
死なそうとしていた


カクシンは
カクシンに
届かないことに うろ たえ


永遠と ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
雑然と立ち止まる地

夜には目覚め

朝には忘れてしまう

記録したはずの/瞬間

       径路/不覚
寒さに囚われて

思いだすこともない言葉たち




 ....
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく

眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ....
人の人の波が群れが
皆ぞれぞれの方角を向き
時々それが出逢い擦れ合い
火花を目映く飛ばしても
漁火の夢のようにすぐ消えてしまう

僕は一人だ
この人群れの中にいて
砂漠の深淵のような
 ....
一人暮らしも板についてきて
仕事もやっと落ちついてきたある朝
キッチンで水道の蛇口を捻ると祖母がにゅるにゅる出てきた
都会の水道はとうとう水のかわりに二親等が供給されるようになったのか
なんて ....
お空は言った
これも必然よと
花は散って実る
命に従い私は
善く生きたい




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
二〇一八年十三月一日 「記憶」


 感情の発展過程で、ある点以上には絶対成長しない人がある。かれら
は、セックスの相手と、ふつうの気楽で自由な、そしてギブ・アンド・
テイクの関係をほん ....
嘘が本当を含んでいた

感情論に任せた自らを責めても
雪は降り積もる

白い世界に
雑言ぽつり

(この雪が根雪になればいいのに)

嘘に蓋をして
忘れた頃に芽吹く
泥にまみれ ....
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり

魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で

如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが

誰にも優しくなれな ....
二〇一八年十二月一日 「詩」


 若いときに書いたものを、文学極道の詩投稿掲示板に投稿した。30代だったろうか。はてさて40代か。ぼくは、自分のすべての作品を一つのストーリーにまとめよ ....
生きていたらね
冬を越えて
桜を
見よう
光と共に




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
{引用=ひえびえとする
部屋の冬
ふゆとよぶものか
ぶるぶる
ふるえながら
つめたくなる
部屋のなかで
るびを
ふり
ながら
ふるえだす
たとええない
わたし

ちぢ ....
梅雨が明けた
夏の
青空に入道雲が
わくわくとしている。
空気の匂いが
夏を知らせる
夏を歌う私の魂
とくんとくんとくんと……
脈打つ

どこかで今
雨は降っている。私の
悲し ....
銀河の岸で
小鬼の私
星の亡骸に
歌を歌う
「さようなら ありがとう」と




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
笑えないのがいけないのか
笑われることがだめなのか
春の夕陽が斜めに校舎を切り取って
ぽかん、とそこだけ取り残されたような
学童保育の真ん中で
君は三角形に座ってぼくのお迎えを待っていた
 ....
手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた

あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい

わたしの手 ....
愛を知らなかった
愛を知らない僕は
絶望、乾き、寂寥、孤独
に満ちていた
笑うことさえ忘れて
愛のない暗闇を
ひとりで彷徨っていた
この地獄化した世界で
生きてゆけるのは
イザベラ、 ....
冬晴れの
光あふれる
居間にいて
母の背中と
光をわける




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さみしい風が背中を押して
私は星空を游ぎたくなる
真冬の澄んだ空気に包まれて
星から星へと旅をする

煌めく星々はシナプスそのもの
繋がり点滅し
やがて内在する宇宙へと導く
内側は外側 ....
     1
あなたは確かに

削り出された回廊も
水滴したたる洞穴も
鈍色に輝く捨てられた斧も

あなたは確かに

美しい人よ 
眼差しの涼やかさよ
あなたは一つの奇跡
空蝉 ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり

階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る

何も言わずに
じっと私を見てる

腕時計を外して
 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6940)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空っぽ- こしごえ自由詩8*22-1-15
四月の空- 末下りょ ...自由詩2*22-1-14
※五行歌- こしごえ自由詩1*22-1-12
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-1-12
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
詩の日めくり_二〇一九年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-1-10
探り吹き- 壮佑自由詩10*22-1-9
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-8
一月を一人- 末下りょ ...自由詩1*22-1-8
チヨコレート- 坂本瞳子自由詩6*22-1-6
系図- アラガイ ...自由詩8*22-1-6
風化する放課後の- ちぇりこ ...自由詩8*22-1-5
ネフスキー通りで- Giovanni自由詩4*22-1-5
祖母と故郷と、夕暮れと。- ちぇりこ ...自由詩4*22-1-4
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-4
詩の日めくり_二〇一八年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-1-3
根雪- TwoRivers自由詩8*21-12-30
宇宙飛行士のうた- 梅昆布茶自由詩14*21-12-28
詩の日めくり_二〇一八年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-12-27
※五行歌- こしごえ自由詩1*21-12-26
ひと、の- 津煙保存自由詩3*21-12-25
ある夏の日- こしごえ自由詩3*21-12-25
※五行歌- こしごえ自由詩3*21-12-24
笑える日、笑えない日。- ちぇりこ ...自由詩6*21-12-23
手のひらの石- 木屋 亞 ...自由詩4*21-12-21
愛を知らなかった- ジム・プ ...自由詩4*21-12-21
※五行歌- こしごえ自由詩2*21-12-21
新地球へ- 美空自由詩221-12-21
さ迷って- Giovanni自由詩421-12-20
panorama- mizunomadoka自由詩1521-12-20

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