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猫は嘘を知らない
犬だって知らない
なぜならば
彼らには物語がないから

あるがままよりももっと狭く小さい
生きていく大切さだけを知っている
そのことが美しい
けれど悲しい

彼ら ....
風が吹いた
風の音
どうして聞こえるのだろう
声がした

誰かが泣いているのか

物語は生み出され
事象は表され
そして言葉は過ぎるもの

どうして物語はこんなにも長くなってし ....
夢でしか会えないひとが
夢の中でいつもの場所にいて
そこであたりまえのように
暮らしていた

秋の夜の眠り際に
夢であることを知ってしまった
自分の根っこを見つめる
すべての人間への憎悪なのか
すべての人間への深い愛なのか
それらはとても似ている
そういう考えは空想家のすること
憎み愛するのが人間だ
現実家は迷いながら仕方なく生 ....
一番愚かなことは
放課後の中で学んだ
一番美しいもののことは
禁忌の中で学んだ
一番罪深いものは
日常に転がっていた
一番悲しいものは
自室の本棚で震えていた

引戸の滑りが駄目にな ....
悲しみも苦しみも
気がついてみれば
ほとんど無くしてしまい
乾いた砂漠に
一人つくねんと
立っている男にすぎない
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した

惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった

俺はなんて意気地なし ....
君が好きなものをぼくは知らない
君が命を懸けてまで愛する外国の歌をぼくは知らない
ぼくはその歌を聴いたことがないしこれからもたぶん聴かない
理由なんてとくにないよ
人生ってそういうものだか ....
詩は料理に似ているか
自分の食べたい好みでもあり
食べさせたい人へと味を寄せていく
味という共感を持って
食欲という本能に寄り添うこと
それは
詩情という共感を持って
在りようという抗え ....
挫けたような空が頭の上にはあって
東雲は炯々と鈍色に耀きつつまったりと流れている

パーカーのフードを頭まで被った男が時間を持て余すように行ったり来たりそれはまるで中年太りの死神

人生が鎖 ....
梔子の花は枯れず
ただ一輪として朽ちず
果てしなく昇る夏雲の白さを
その面に留めて

漣は凪がず
ただ一波として静まらず
絶え間ない青い流れにいつか
遠く帰るために

空は果てず
 ....
ひかりのうたは
やみのなかで
うたうのがいい

いつも  
はにかむようにわらう
あなたのえがおに
かげがない と
きづかれないように

きょう
まんかいのさくらのなか
はれつ ....
音楽を聴く分析学的な時間が好き
きみと過ごす解析学的な時間

深く沈潜してゆく愛情にも似た雪のよう
罵られる騾馬のように時間が過ぎていっても

愛撫する隙もないきみと暮らしているぼくは
 ....
ソラマメだかマラルメだか
デュマだかデマだか
足りないのは砂時計のすな
キーボードのうえの虫をぷちっとつぶす
するってえと曼荼羅
隠せ嘘なんて!
そうそう
核戦争なんてとうに終わ ....
自身の思考なのか
何者かとの通話なのか

脳裡をめぐる
声を断つため
頭の中を
ノイズで満たす

見えない波線が
ゆるみ始める

底に沈みゆく
静かな一直線

死と ....
書いては消し書いてはまた消し
消しては書いてまた消して
でもって出来上がった中途半端なのをアップする
我慢がきらいな性分すぐにでも褒美が欲しいのだ
大した褒美じゃないけどないよりはマシだか ....
研磨?磨耗?朦朧
朧 老 労 牢 朗
ウロ うろ ウロ うろ ウロ うろ彷徨う。
あんよは上手 あんよは上手
酔う 陽 酔狂な今日。
今日も今日とて今日もうつろう?
陽炎 ゆらゆら 膜をは ....
若くて血気盛んな頃
私の作品のテーマは
反戦と平和だった

だけどね
本当はさ
すべては中身のない嘘っぱち

空回りばかりの
風車

何だか
カッコよくて
見栄えが良かったか ....
時間が経てば
価値がでる

どんなものでも
価値がでる

経てば経つほど
価値がでる

時間が黄金に変わる時

もうそこに
所有者はいない

もうそこに
あなたもいない
 ....
キジバトがアスファルトのすき間の
塩化カルシウムを求めてやってきては
車の気配に飛び立つ
その柔軟で頑強な胸筋は
うすく乾いた空気を捉えては
スノーシェードの向こうへと飛んでいく
その屈強 ....
愛は大事だとか
戦争はいけないとか
言うまでもないことを
至極当たり前の話を
さもオリジナリティーのように
さも斬新な意見のように
ウンザリするぜ
アキアキするぜ
吐気がするぜ
 ....
言葉でなくて
石を拾う
このことばには
重量があります


宇宙の蝶番に
薬指を挟みました
いたわっているところに
風鈴が鳴ります


鳶を見下ろす
鳶はいない
そういう思 ....
炎は薪から放たれた
銀色の薪台と
明々したランタンと
椅子に寄る僕を
確かに捕らえたのだ

星明かりの下
ただただ
炎が爆ぜるのが
天頂に突き落とされる
太古の爆風に思えた
舞 ....
彼の姿に怯える
彼の声に怯える
その存在が恐怖のどん底に突き落とす
決して這い上がれない
彼は何者?
彼は何者?
人ならざるもの

私が笑わぬように
彼も笑わない
嘘で固めた身体
 ....
どんなにまるくても
どこか四角ではないか
どんなに四角でも
どこかまるくはないか
色んなものの
はじめの見え方を
裏切らせるようにおかれた
二つ目の奥の
素足
初めて好きになってしまった異性の事
その名前は確かに覚えている
でもその顔立ち 身長 体型、そして性格に至ってはほとんど思い出せない

その人のどこに惹かれ何が好きになったかなんて、すっかり記 ....
私の中で燻っている恐れ
私の中に降り積もる不安
自業自得とはこういうことか
これは私の罪だから逃げ出すことは出来はしない
真正面から見据えて
ここで朽ち果てようとも

恐れが私に罪を犯さ ....
チチ危篤の時も
ハハ危篤の時も

私は

馬鹿みたいに冷静だった。

子供の頃
母親に言われた事がある。

それは祖母が急に倒れてその日の内に息を引き取った日だ。
夜。
親類や ....
世界はこんなにも美しいのかと感じたのは
もう、はるかに遠い昔で
今の私には邪気に満ちた禍々しいものでしかない
天使たちは変わらず無垢な笑顔を向けるけど
その笑顔の裏に隠された残酷な真実を知って ....
不安で
なんもできん
そんなこと
詩にかいちゃいかん
でも
書いちゃう

そのことの
まあ
きわまりだよ

寒い
陽がほしい
ああこれだ
この感じだけがあるな

向日性 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫と犬の物語- につき自由詩2*20-10-9
雨と風の物語- につき自由詩3*20-10-9
夢の場所- につき自由詩7*20-10-9
虚無感- 道草次郎自由詩320-10-9
天国はここ、って歌ってたやつもここからはいなくなったし- ホロウ・ ...自由詩5*20-10-9
砂漠にて- 渡辺亘自由詩220-10-8
愚かこそ生きる肥やし- こたきひ ...自由詩820-10-7
- 道草次郎自由詩120-10-7
詩は料理に似ているか- につき自由詩1*20-10-6
未詩ⅰ- 道草次郎自由詩2*20-10-6
梔子の花は枯れず- につき自由詩4*20-10-6
えむ- 草野大悟 ...自由詩320-10-6
秋の詩片- 梅昆布茶自由詩1420-10-5
鬱滞詩篇- 道草次郎自由詩2*20-10-5
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酔いざまし- レオレオ自由詩420-10-4
足踏まれたら倍返し- こたきひ ...自由詩220-10-4
アンティークショップの独り言- st自由詩320-10-3
キジバト- 山人自由詩4*20-10-3
この素晴らしき世界- ホロウ・ ...自由詩1*20-10-3
四行詩- 道草次郎自由詩2*20-10-2
三河高原- Giovanni自由詩5*20-10-2
恐怖が私を支配する- 無限上昇 ...自由詩120-10-2
素足- 道草次郎自由詩2*20-10-2
初めての- こたきひ ...自由詩220-10-2
- 無限上昇 ...自由詩420-10-1
呼ばれて振り返ると誰もいない- こたきひ ...自由詩120-10-1
私の世界- 無限上昇 ...自由詩220-9-30
太陽への甘え- 道草次郎自由詩320-9-30

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