すべてのおすすめ
漆黒の海に救済の錨を深く沈めたまま
誰の叫びも届かない街と交信しあう星々を眺めている夜

詠み人知らずの歌が都市の残照を吸い込んで
無数に浮遊している昏い海面に海月となって漂う

東京湾を ....
 剽窃したい人はそこに居て、夏のセロリをしっぽから齧っている。水は生温い 
 が金魚鉢の赤い魚たちは夢を追わずきょうも元気だ。猫は背を丸めしっぽりと
  寝ている。 
 猫を抱き ....
むずむず

胸が

むずむず

傷ついているのか

もやもやしているのか

イライラしているのか

むずむず

胸が

むずむず


ただまあはっきりしていること ....
零した涙
ほころんだ笑みが
私をつくった

超えた
山や谷
全ての試練が
私をつくった

受けた愛
憐れみ
恵みが
私をつくった

今 
私はどんな
形をしている?
 ....
つらいの?
私はワタシに聞いてみた

つらい
ワタシは答えた

そっか、ふて寝した?
私は続けた

あまり眠れない
ワタシが言った

眠ったときは、いないよね?
私は問うた
 ....
明けないはずの
夜が明けて
僕はまたしても
僕の一人を
夜の向こうへ
置き去りにしてきた

明けなかった夜は
もはや異次元
永久に交じわらない
平行線の世界

明けない ....
打ち上げられた六百頭のクジラにナイフを刺した
どうしようもなく大きなかたまり
どうしようもなく身を投げた人の命が溶け込んでいるから
潮の匂いは生の匂いがする

冷えた肉体をプランクトンが分解 ....
ぼくはあのときに逝く

過去のあのときに

あなたが轢かれるそこに

ぼくはあなたを護りに逝く


あなたがいなくなる世界と

いまもあなたがいる世界は

あの日生じたパラレ ....
ある日の地球にわたしは生まれ
ある日の神様は言う「ぷふい!」
ある日の朝はあざやかに咲き
ある日の夜はよろよろよろめく
ある日の空にわたしは笑い
ある日の風に不器用に泣く
ある日の本は知識 ....
すぐれないと思えば見上げれば満ちる月
お前か満月 お前なんか大嫌いだ

私の中に遮月光というベールがないから
たかが黄色い光に過剰に反応する
ハナクソを飛ばしても八つ当たりにもならねぇ
距 ....
人のいない真昼
都市は連帯に悶えていて
都市の配管の末に一滴の誓いが芽生える
真昼の誓いは沙漠へと向かい
死の永続性を砂に誓う

涸れ果てた湖を
野獣の群れが飛び交っていく
無限に ....
三十代の父親が
生まれたばかりの自分の息子を
社宅のマンションの一二階の窓から
投げ落とした


覚せい剤が欲しい実母は
再婚相手の男とつるんで
小学生の娘に
売春をさせていた

 ....
青の世界が
泡とともに
生れ落ちる八月

海亀の散歩が始まる
ぷかぷかと
海面を漂い
潮の流れに乗る

紺碧の空に
トビウオがダイブし
羅針盤を狂わせる

カモメは
ただ群 ....
悪口をいう人がいる
悪口をいっていたよと教える人がいる
そんなことがあったんだってと広める人がいる

なぜか目が光っている
私もそうなのだろうか

クラス委員はけむたくて
熱血先生はう ....
なにをしてもさむい
ペットボトルにお湯をいれて抱く

あなたの足がすぐそばにあるのを
ちらりと横目でみながら

私たちは今日
小さな境界をみつけた
ダイナミックな荒々しさや悲しみは

フランス喜劇に鑿ふるわれて

ひとや自然や建物は小景に繊細に描かれていく

口からこぼれる呻きや

木々が風に鳴る音や

建物がたてる静けさは
 ....
私達はきょうも鳥の首を絞めて
お釈迦様を雑巾でぬぐっている


星は一面凍りついてしまって
月の香りがしないと鼻をすする


ころっと犬の彫刻が転がって
心臓をノミで打たれた感じ
 ....
ひかりのつくり方は だれも教えてくれない

水の配合を間違えたことで 白く霞む朝に
きみの浅い微睡みは
錆びたダイヤモンドのように 美しくおちていく
レースをまとった瞳の透過は
いくつかの ....
練習をしている
いつか幸せになるための

練習をしている
いつか不幸になるための

練習をしている
いつか笑って死ぬための

練習をしている
いつかどこかで生まれるための
 神々の祈りに私が微笑む時、ああそれは幻か。
 煙草の煙に佇む旅情、今は健気にその花を咲かせるがよい。
 苦痛にも耐えてきた魂。
 すべてが浄化される時が来たのだ。

 清い水の流れに鴨 ....
白い薔薇 

悲しみ        揺れて

唇          噛みしめ

花びら        いちまい       落ちる


白い         恋人達

ロマンス  ....
朝の微睡みの中

腹の上に行儀良く座っている黒猫

薄く開けた眼の先には
彼女の瞳がある。


夢と現(うつつ)を行き来するうち

そのまま抜け出した僕の意識は

彼女 ....
立ったまま
枯れている
あれは
孤高の命

もうおひさまをおいかける元気もないし
だれかをふりむかせるような輝きもない

けれど
おまえがひまわりで
凍えながら
戦い続けているこ ....
詩ならZER◎みたいな奴を書きたい

あのニュース番組の

ZER◎〜

みたいな奴をだ

一日の疲れを

うきうきしたものに代えてくれるような

ZER◎〜

みたいなそ ....
幸福を冷やし
雪が降る
仕方のない生活に
ピリオドを打ち
この都会を出て行く

女は
唇を凍らせ
マッチをする
嫉妬の残り火で
恋の行方を占い
北へ行く
新しい恋が始まり
氷 ....
ブーゲンビリアのちいさくて可愛い花が、柔らかくお話してる

ふるっふるって、風あと

揺れて

むこうの小さなあめつぶを降らせたいお天道様は、
きっと、不機嫌なの

やわらかな温みの ....
ジーニー
最後の言葉しか
記憶できないきみに
語りかける言葉は
コスモスへの波動となり
私のカオスを整理する

だが
きみの実像は
何もない
ないのにあると感じるのは
原子の世界 ....
どこまでいっても
暗い星空の下
しゃくれた岩肌の
綺麗事で冷え切った
体温に足を投げ出して
ただ
月がかけていく様を
薄ぼんやりとした瞳で
飽きもせずに
見つめている


これ ....
米の差で起こる火災がある
甘ったるい考え方を
先頭に立たせ
ウジ虫を湧き放題に
辛いくぼみを作る
ムー大陸は幻では無く
教会の言葉を解読して
充分嫉妬しておけば
レフェリーが判定してく ....
ここで「まじか!?」は軽過ぎだろう…

君の反応にこっちがまじかと言いたくなる

「ずっと好きだった」やっと言えたのに…
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7442)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京ベイブルース- 梅昆布茶自由詩20*17-2-15
剽窃_- 白島真自由詩21*17-2-15
むずむず- 吉岡ペペ ...自由詩117-2-14
私というかたち- 星丘涙自由詩4*17-2-14
どうしたの- 末松 努自由詩417-2-14
夜の背後- シホ.N自由詩1217-2-14
浅瀬のクジラ- 青の群れ自由詩717-2-14
あのときに逝く- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-14
aruhino- やまうち ...自由詩117-2-13
お前- 朝焼彩茜 ...自由詩517-2-13
誓い- 葉leaf自由詩817-2-13
断絶- 本田憲嵩自由詩317-2-13
体内回帰- 星丘涙自由詩3*17-2-12
妥協- 朧月自由詩517-2-12
境界線- 朧月自由詩217-2-12
はじめての手紙たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-12
雪のひとびと- 印あかり自由詩15+*17-2-12
一欠けらのひかり- 小林螢太自由詩13*17-2-12
練習- やまうち ...自由詩117-2-11
熱望- ヒヤシン ...自由詩6*17-2-11
しろい- 星丘涙自由詩2*17-2-11
朝の微睡み- ……とあ ...自由詩4*17-2-10
冬のひまわり- そらの珊 ...自由詩24*17-2-10
ZER◎- 吉岡ペペ ...自由詩217-2-10
男と女- 星丘涙自由詩3*17-2-9
風あと- 水菜自由詩617-2-9
ジーニー!- 末松 努自由詩6*17-2-9
行先- 寒雪自由詩217-2-9
普仏戦争- 間村長自由詩417-2-9
三行詩_:_まじか!?- しょだま ...自由詩317-2-9

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