すべてのおすすめ
とてもかなしい事件があって
きいているだけで涙がでた

小さい赤ちゃんが両親に
ウサギの檻にとじこめられ
弱って
死んだ

ニュースに耳をふさぐわたしにきみが
これから大切なのはこと ....
エスカリエの沈黙・試論


、林檎を齧りながら
 本を読んで いました。

そして、静かに、

 手を伸ばせば取れるほど
 真近かに
 林檎は
 赤く光って いました。

今 ....
小川のほとり
その食堂は静かにたたずんでいた

サバの塩焼き
ニンジンとごぼうの天ぷら
だし巻き卵
ハムエッグ
ギンダラの照り焼き
とんかつ
アジフライ
メンチカツ
野菜炒め
 ....
ビルの谷間から充血した月が昇る

繁華街のノイズは クラクションと欲望と金と罠

生まれたての女はマドンナを名乗り

男たちを虜にして魂を射抜く

作られた世界の路地裏は 闇のルートの ....
ほんとうの自分のことを
わかってもらうことは
誰かをそっとこころのなかで
信じるということでした

あの日を 
僕らが生きていること
すでに静かな風が通りすぎるように
深い森林と広い草 ....
誰も知らない そんな夜、


少女のぽっちり開いたくちから一羽の蝶が
それはすみれいろの 夢見るひとのうすい涙のような
蝶が飛んでいった 音もなく


(恍惚めいた ひみつの儀式)
 ....
黄色い海があってもいいでしょう
膠を火にかける、独特の匂い、かき混ぜながら換気扇を回し
くつくつと沸く鍋底を見つめる
足りない色を数えて
描けない絵のことを考えていても仕方がないね

のめ ....


   黒い三日月




ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。


ぼくの心さ


Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く

 ....
 『 風 車 』



寂しい路の傍に、忘れられた 
{ルビ風車=かざぐるま}売りの 荷台が一つ
ポツンと、あった。
  風の強い日
色付きの 沢山の風車が、、
虚しく 激しく、そこ ....
一方的に蹴られたことは
蹴り合ったこととは違う
有事の際には朝日が輝く
美しい夏であったのだ
バスの中でチャックが響く
神が理由で作られた
太い法律に鬼の頭は激昂する
一方的に蹴られたた ....
ビルの虹彩にはアスピリンが打たれている
遠く銀の向こうで揺らめく
日差しの強い午後
近影は霞まずそこにある
街は熱を持ち伸縮を続ける

群れた家々の隙間で
赤い血液は想いを爆せる
道路 ....
道に落ちている手袋はひとつ
多摩川を越える小田急線から見える夕日は
とてもきれいで
息をすることも忘れて
形を忘れるためには

めるけりあ
めるけりあ
たすかまめる
ろーてん
ろー ....
足跡は雪にさらわれ 残されたのは 爪さき立つ



奪われたのはまなざしのゆくえ
なにも照らせない光が
ひしめいている

(今日わたしができることは思い出すことをやめること) ....
硬く無機質な書類の文字列と女に
ぼくはいつも復讐する
三階の更衣室から
白く冷たい廊下をえて
いつも非常階段を下るハイヒールの響き
その規則ただしいリズム
それがミリタリーにぼくに木霊する ....
いのちを使ってるか

時代や場所にも負けないほどの

それはいのちなのか

いのちを使ってるか

そのうえをだれかが歩くほどの

それはいのちなのか


春夏秋冬に感じている ....
暗闇に小さな火は点り
{ルビ蝋燭=ろうそく}は徐々に溶けてゆく

白いからだの多くは
残されている

あなたのわざの多くは
残されている

小さな火

身を揺らし
夜を仄かに照 ....
私の背後には、いつも
不思議な秒針の{ルビ音=ね}が響く  
――いつしか鼓動は高鳴り
――だんだん歩調も早まり
時間は背後に燃えてゆく

この旅路に
{ルビ数珠=じゅず}の足跡は…刻印 ....
冷え切った世界

街も凍り 人も凍る

人の冬を往く人々を

闇が襲いかかる

虚ろな目に

走馬灯のように浮かぶのは
     
過ぎ去りし日々

横たわり 

瞼を ....
雪原にて
人でない精霊と大古から踊るように
愛でる男女のように熱く激しく絡みつく様
幼馴染みの友と時を忘れ駆けはしゃぐがごとく
二人で二人で
真っ白しかない場
白くて熱い息を漏らし
笑み ....
雪は白い
なぜ白いのか
私は知っている

白はあたたかいから
白は邪魔しないから
あなたの色も
あなたの命も

あなたが生きている事を
白は邪魔しない
だけど
優しくはないから ....
はなくそ
きみのはなくそは ぺらい円の形で
フィンフィン泣く息でカポカポする
まるでコロッケのものまねの あのかつらみたいに
はなくそ面白いなぁ

くしゃみしたらママの手に ぺらい円の形く ....
漲る華は
 漲る風は

タッタカタッタカタッタカタッタカ・・・・・・

 燦の瞬き 一太刀の風 古から辿り着いた華の馨り

仰ぎは空
 鑑の空

キーキーキーキーキーキーキ ....
町を散策しよう。池袋から目白へ。静かな通りを選ぼう。季節は春がいい。生暖かい風が吹くのが良い。曇り空の昼間が良い。僕は君と歩いている。君は誰だろう。分からない。でも君といるのは心地よい。

海にい ....
ずっと片目を瞑って─

まぼろしが氷をはった朝の
新鮮なドアノブ
静電気とひとつらなりの
なまあくび

冬の空気に刺さるしらふなガラスの不埒な断面 、
つつく鴉
首をあらう風の猫背 ....
卑弥呼よ
日の皇女
貴女は愛しい
愛しい
アマテラス

竹取に光った貴女は
千年の女王なのだ
月に還ってしまった貴女を求め
ぼくは明日を夢見てる

そうだ
斎宮跡で
ぼくは船 ....
かつて風船には二種類あった

空気より軽いガス製と
人間の息製と

人間由来の僕らは
空を飛べないはずだった

小さな手ではじかれて
ほんの少し空を飛んだ気分になって
じべたに落ち ....
タコベルと韓国料理店しかない町に繋がるトランジットはアトランタの大雨しかない

リュックを枕にデルタのベンチで足止めをくらう
搭乗口のスタッフもいなくなり
我慢できる程度に肌寒く
濡れた機体 ....
それが
ゆりかごであれば よかった
あるいは
護摩供養であれば よかった

起きること は
ときに
起こってしまうこと に
すり替えられ
溶けない涙が湧き出し
炎は風となり散りゆく ....
「命令することかよ!」

と君に言い返しながら心の中でOKした

「第二ボタンもらってやるから磨いとけ」
つながらない電話
部屋の隅のディレクターチェアーで
幾本目かの煙草に火をつける

どの時代の便りがこの暗所に届くかはわからないが
いま結像しているものの光源に想いを致す

混合オイルでし ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7442)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ウサギの檻から抜けて- 田中修子自由詩2*17-1-27
エスカリエの沈黙・試論- ハァモニ ...自由詩4*17-1-27
桜水食堂- レタス自由詩217-1-26
繁華街のノイズ- 星丘涙自由詩2*17-1-26
そっと君から信じてもらう光景に- りゅうの ...自由詩22*17-1-25
夜毎の蝶- 石瀬琳々自由詩15*17-1-25
藍に似た色- 青の群れ自由詩917-1-25
黒い三日月- ハァモニ ...自由詩2*17-1-25
『_風_車_』- ハァモニ ...自由詩2*17-1-25
蹴られ土地ヒーロー- 間村長自由詩517-1-25
心拍- うみこ自由詩8*17-1-25
地獄- 次代作吾自由詩217-1-25
白い沈黙/のために- 末下りょ ...自由詩4*17-1-25
ケ・リ- 本田憲嵩自由詩217-1-25
いのちの唄- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-24
火ノ心- 服部 剛自由詩317-1-24
空の呼び声- 服部 剛自由詩1117-1-24
人の冬- 星丘涙自由詩2*17-1-24
アヤ取り- 秋也自由詩2*17-1-24
熱く雪のように- 朧月自由詩217-1-24
はなくそ- 朝焼彩茜 ...自由詩817-1-24
一太刀の風- 朝焼彩茜 ...自由詩517-1-24
夢の中で- 佐藤守自由詩217-1-24
Fw:- 末下りょ ...自由詩5*17-1-24
千年女王- レタス自由詩417-1-23
風船革命- そらの珊 ...自由詩19*17-1-23
アトランタ_大雨_ボーイング_Made_in_China_- 末下りょ ...自由詩3*17-1-23
おなじになれない- 末松 努自由詩5*17-1-22
卒業間近の恋入門- しょだま ...自由詩117-1-22
つながらない電話- 梅昆布茶自由詩517-1-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249