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この狂った騒ぎが終わったら
君を港区にある物流博物館に
連れていこう
正体の見えないウィルスで
恐怖に駆られた人達が
狂ったようにトイレットペーパーを
買いあさるドラッグストア
「工場に ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら

いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。

さみしかなんか
 ....
私は何者此処は何処
私の存在理由
私の正体

それを聞きたい
確かめたいのは此方だ
何てったって
誰も招待していない
かってに来るな

迷惑この上ない
さっさとあっちに行け

 ....
{引用=(*昨年書いて現フォに投稿せず忘れていたもの。アーカイブ目的で投稿。石村)




しつこい梅雨が明け
夏がはじまつた
はず であるのだが
ひさびさに傘を持たずに
散歩なん ....
里山の風景
置いてきたもの
忘れたつもりの
うろこ雲

世界は
えまるじょん
溶けるものと
溶けないものと

愛したものと
愛したもので
愛するこの世を
生きてゆけ

 ....
風にしたがう
空にかしずく

夜によりそう
日にひらかれる

そうして青山を
求めて歩く

それはおそらく
至るところにある

青山に立つことは
眠りか覚醒か

 ....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
さいきん気づいたことに、

この部屋のちっちゃな冷蔵庫は、
ぼくのビールよりも君の野菜ジュースで
埋め尽くされている。

バルコニーのおっきな金魚の風船も、
ゆらゆら揺れているけ ....
揺らぐ感情も理性も
鼻歌でかき消された夜

音量を絞るほどに
主張は心に傷をつける

カーテンを閉めても
光は朝は告げるから
今夜は白湯で乾杯しよう

酔いが回れば
世界も私もど ....
そういえば
この土地に海はないのですね
水平線に沈む夕陽は遠い記憶のかなた
フリージアの花もストレチアの花も咲いていないのですね
トコブシは今でも獲れるのでしょうか
塩焼き、味噌漬け、煮付け ....
仕事で疲れ果てて休みを取った日、君は仕事に出かけ、そのまま遠くの病院に行き実家に泊まってくる予定だ。僕は仕事からも君からも離れて、独身の頃のようにワープロソフトを開いている。人生は端的に切ない。そこに .... あなたは世界をかくすほどの傘をさして
しのび足のような雨のなかを歩いている
ひらひらするくるぶしまでのスカートはすこしだけ濡れて
きれいにふちどられたショートケーキのようだ

つばめは果 ....
夕刻のアパートで青年は自らの胸板にニスを塗る。
それを急いで乾かし、稼ぎのために夜へと出掛ける。
つきあかりに
しろい骨をならべた
おし黙っている

伐りきりと
張りつめた鋼の向こう側で
黒鍵がひびく
弔うことも
ながれるように
仕舞って血はあおく
冷めたまま、ほほを伝う

 ....
真っ白な正方形の紙の真ん中に
万年筆で花、と書いた

そうすると花という字が
何もない所から颯爽と現れたように見えるが
よく見ると白という空白に押し出された
花という字の形をした
歪みの ....
気楽に生きられない性分です
なぜなのだろう
こんがらがった感情を見つめている

楽にリラックスして
くたびれた躰をいたわったり
細胞の隅々に油を足してみたりして
ほんのひと手間で楽になる ....
電飾が外された夜に
一層輝くイルミネーションが
虚実入り混じる世界に
一つの答えを教える

冷えきった世界を精一杯に彩り
幸福を志した夜は過去のこと

暖色の光に温められたつぼみは
 ....
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
今日のぼくは
地獄に居るみたいだよ
でも、
地獄ってのが、天国の手前にあるとしたら
ちょっぴり希望が沸くよね
問題は、
地図がないってことだろ?
だからさ、
散歩みたいなものだよ
人 ....
ある朝
目が覚めたら
周囲の環境はがらんとしていた

それで
まばたきした
耳をすませた
火がついたように泣き出してみた

その時布団の上に寝ていた私は
明らかに幼い子供だった
 ....
「今日から
ここで
空手を習います
それはとても
辛いことでした
私の中で整理したことは
たくさんあります
言葉を述べることが辛くなりました
そうしてたくさんの花冠を
君の頭に戴冠さ ....
涅槃にはいけない
ただの凡人だから

命は尽きるのであって
けして
滅びるんじゃないと思ってる

どんなに崇拝しても
神の側にはいけない

でも
死んだら
誰だって
仏にはな ....
きみの空にはいくつもの風がながれ
きみの血流はいくすじかの未来につながっている

まいにちは規定された演技をたずさえて
きみをいざなってゆくちょっとだけ厳しい教室

でもさ きみの壁をとり ....
このやるせない 怒りは
この俺の やるせない怒りは
伝染病の恐怖の 最中にあってさえ
執拗に くりかえされる
社会病理に向けられている
理性の壁など いとも単純に破壊し
ものやかねに群 ....
御簾をあげてください
ああ桃の花が咲いている
今日の風はいい匂い
あしたは庭に行けるかしら
もう一年も経ってしまった
夢を見た人形と遊ぶ夢を
紙雛が私を囲んで笑っていた
病は治るよと ....
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
星々が名のない列車に乗ってゆく
それを透明な駅員だけが見送る
自分たちがどこへゆくのかもわからないまま
疑問さえも忘れて

月明かりというのは
死んだ星の遺言だよ

誰かがそう言った
 ....
灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう

気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ....
 
 
水に濡れたまま
雨にうたれている
妻が傘の下からタオルをくれる
いくら拭いても
濡れタオルだけが増えていく
妻は可愛い人
こんな時でも傘には入れてくれない
濡れタオル屋でもや ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6945)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
物流- 紀ノ川つ ...自由詩6*20-3-5
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩4*20-3-4
恋情- 立見春香自由詩820-3-4
私は何者此処は何処- こたきひ ...自由詩220-3-4
レモンサワー- 石村自由詩16*20-3-3
センザンコウモリ- AB(な ...自由詩3*20-3-3
青山- シホ.N自由詩3*20-3-3
時間と夢- 梅昆布茶自由詩620-3-3
うつらうつら- 秋葉竹自由詩620-3-2
春眠を覚えず- TwoRivers自由詩5*20-3-2
それが悲しい- あおいみ ...自由詩3*20-3-2
小休止- 葉leaf自由詩220-3-2
雨の日、うつくしい使者と- ホロウ・ ...自由詩8*20-3-1
ニス- クーヘン自由詩1*20-3-1
羊たちの夜- むぎのよ ...自由詩120-2-29
- きみのて ...自由詩120-2-29
しょうがない- あおいみ ...自由詩6*20-2-29
三月のイルミネーション- TwoRivers自由詩7*20-2-29
ヌタ- ナンモナ ...自由詩6*20-2-29
散歩- たま自由詩320-2-29
目が覚めたら- こたきひ ...自由詩220-2-29
花の支度- 這 いず ...自由詩320-2-28
彼岸- こたきひ ...自由詩220-2-25
教室- 梅昆布茶自由詩720-2-25
良識を取り戻せ- ナンモナ ...自由詩4*20-2-24
桃の節句- 丘白月自由詩2*20-2-24
うどん修行- ナンモナ ...自由詩12*20-2-23
名のない列車- きみのて ...自由詩620-2-23
最後の雨を待ってる- もとこ自由詩9*20-2-23
濡れタオル屋- たもつ自由詩13*20-2-21

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