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蛇も菟も蜂の巣も
この異常な気象の中で自然の一部だった

盛夏
畑と畑の間の狭い道で陽炎が揺れていた
いきなり道端の草むらから蛇があらわれて道を横に切り裂いた
占領したまま動かない

 ....
疲れた時は
ころんと眠ろうよ
それで
いいの

この言葉が届くように
どうか
どうか届くようにと
祈る

いい夢を見て
誰かの子供なんだね
だれもみな

ひとりだね
そ ....
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛

回想の店が改装するので
僕は暫く不漁だった

恋の意味がわからなくて
むりやり女史に懇願して
いまはとりあえず一緒だ

すぐに飛び去りそうな 小鳥に
な ....
忘れたことの{ルビ仲=なか}に
あるんだよね
詩は

自動記述というのが流行ったのが百年前なら
意識が流行ったのはいつのことやら
なんなら
アウストラロピテクスの頭蓋骨を
電子レンジに ....
とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても

とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ

人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って

 ....
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋から足を踏み外してでも
手に入れたいものは有る。
たえず充たされないでいる欲望はきっと誰にでも有る

寂しさに揺れる想い
虚しさに渇くこころの領域

具体的 ....
この世界に雨が降るから傘をさすのであって
傘をさすために雨が降るんじゃないからさ

冬の冷たい雨
春の暖かい雨
夏の夕立
秋の台風

雨が降るから傘が必要なのさ
傘の為に雨は降らない ....
宇宙の切れ端にメモがある
さまざまな筆圧で記された
瘡蓋のような言葉が無数に揺らめいている

宇宙の切れ端は君の真ん中にある
それに気づくとどういうわけか俺は眠くなり
君の真ん中で赤子のよ ....
誰かを
何かを
攻撃するばかり

それを強さと
思い込む

力の強さも
使い方によっては
愚かなだけだ

敗北を
いつも予期している
弱い我々こそが
ただ人だ

 ....
Do you remember that days?

不確かな肌を撫で回して
髪を鷲掴み
唾を飲み下して
力む右腕

壊れた胸に差し込んだ光を
僕らは悲しみと呼んだ

Do yo ....
もうだめだと思って
でもそう思うのは間違っていて
間違いをまちがいとわからないのだ
おかしくなりそうな
きりきりした十六夜の月の腐乱
さくらんできら楽だろうさそりゃ
そう
スピードのエー ....
味噌汁を掻き混ぜていると渦運動のさ中に黒色の欠片が俄に散見された
葱の二又に分節する箇所に身を隠していた微塊な土くれか
或いは湿地の石突きの紛れ込みか
それを判別する有効な手立ては持ち得ないのだ ....
夜のひととき
そんな美しい響き似合わない

崖から一つ石の塊
取り出したような
硬くも抱えていたい
私の時間

弾いてみたら
指を怪我した
生ぬるい血をなめて
「死んでない」
 ....
どうしたらいいんか分からない
こんなんじゃいけない
思索をしたいけど
そも向いてない
井筒俊彦や西田幾多郎がなんだか憎くくて
ぜんぶ燃やしたい
生活でいっぱいだ
でも今はその生活さえ半分 ....
《そこ》では、
だれにも読まれないから、
詩を、
詩のサイトに投稿した。


詩、だから、
詩のサイトでは、
読んでもらえると想った。


でも、そこでも詩は、
読んで ....
本当はね
詩なんてどうでもよかったんだ

だけどね
私は私なりに
どうしても自己表現出来る方法が欲しかったんだ

でもね
私にはこれと言って何も持っていなかった

絵は上手に描けな ....
残暑にしては
あまりにも酷暑の
八月二十八日午前
________

見学会では男の目を見れなかった
女とばかり話して女の見せかけのやわさに縋った
PILOTの油性ボールペンを3回落 ....
けだるい過去の一日

汗だるむ体の誘引にくらむ

性とは「力」か…

あいかわらず

空虚に居る
 

心なし風はためらいながら
言葉の破片を引き連れて
鬱蒼とした森へと向かう

真実は青く沈み
均された虚像は
幼気にしずまりかえる



ブルー
光沢のある青い魚が
 ....
どうも細かいもの複数抱えると
すったらこったら
になってしまう
枝分かれしずぎて置いてきぼり
選ばれたひとつも枝分かれ
すったらこったら
の繰り返し

ちょっと気になる外のつぶやき
 ....
総理在位最長記録達成記念

 たとえば「アベノオムツ」

なんていいんじゃないか

なんてね

最後の最後まで

いいかげんな政治屋でした








 ....
心 パッと パ ッと

ドアを開けたらひまわり畑がパッと

ろ  ....
ぼくは自分のもつ暴力に
気付かないふりをする
ぼくの良心はか細いので
気付かないふりをしても
折れない
折れてしまう人のことは本当はしらない
残酷が
ぼくの初期条件だ
それを罪と呼ぶほ ....
世界はやさしい
世界はぼくが
{引用=ウィトゲンシュタイン}でなくとも
無関心でいてくれる
夜毎
カタバミの実を
弾けさせては
北極星を
指でつまみ
あますところなく犇めきさせては
 ....
昨日の大雨で生き返った緑

庭の一輪車にはたっぷり雨水が溜まっている

そこには逆さまにブナの梢が映っている

青空は青く

雲はわずかに漂い

オオキンケイギクの花は黄色い

 ....
虫どもが敷き詰められた海で俺は溺れている、もがくたびに軽いやつらが水しぶきのように中空に跳ね上がる、全身に、特に、目の端と口のあたりに、耐えがたい恐怖と不快感がある、溺れそうなのに口を開けることが .... 生まれ落ちて
老いてゆきつつ
病むこともあり
死に臨む

愛から離され
怨みと会わされ
求めを得られず
五感の盛り

世界中の苦を
文字の列にして
あらわす意味

 ....
白い地味な花
一斉に咲くときれい
強烈な匂いにむせ返る
そのわりに虫がつく
生薬として古来重宝されている、らしい

我が家の庭にあります
というか、よく出入りする物置の入口に群生していま ....
過ぎた昔を思い出して
くよくよするのは止めようよ

苛められたり
辛く当たられたり
差別されたり

そのせいで鬱になったり
そのせいで手首に剃刀あてたりした

過ぎた昔を思い出して ....
海が見たい とつぶやいた
あなたは今日の今頃は
白いベル付きの
ドアの向こう

あなたののこした
たった一つの
小麦色の帽子をもって
記憶の底の海へ行こう

※※※※※※※※※※※ ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不慮の事故- こたきひ ...自由詩220-9-10
自愛- 道草次郎自由詩2*20-9-7
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛- 梅昆布茶自由詩620-9-6
忘れたことの仲に詩は- 道草次郎自由詩4*20-9-6
むき甘栗食べながら書いているのでごめんなさい- 梅昆布茶自由詩1120-9-6
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋- こたきひ ...自由詩320-9-6
恵みが災いの雨に変わる事の有るセカイに- こたきひ ...自由詩320-9-5
宇宙の切れ端- 相沢才永自由詩5*20-9-3
人になる- シホ.N自由詩120-9-3
収束- 相沢才永自由詩1*20-9-3
_- 道草次郎自由詩1*20-9-2
朝食へ至る- 道草次郎自由詩1*20-9-2
マーブル模様- 木葉 揺自由詩320-9-1
やり切れなさ- 道草次郎自由詩1*20-9-1
なんだって、読まれ読まれて、なんぼなら。- 秋葉竹自由詩420-9-1
インターネットに出会ってなかったら- こたきひ ...自由詩520-8-31
成熟期- 道草次郎自由詩1*20-8-29
居場- ナンモナ ...自由詩2*20-8-29
九月- 山人自由詩2*20-8-29
すったらこったら- 木葉 揺自由詩3*20-8-28
悪政の一応終焉- ナンモナ ...自由詩4+*20-8-28
dokodemodoagahosii_- 道草次郎自由詩120-8-28
吐露とねがい- 道草次郎自由詩1*20-8-27
対話へ- 道草次郎自由詩1*20-8-27
雨のあとに- 道草次郎自由詩120-8-25
BURN- ホロウ・ ...自由詩1*20-8-24
四苦八苦- シホ.N自由詩120-8-24
ドクダミ- 道草次郎自由詩220-8-24
未熟と完熟- こたきひ ...自由詩320-8-24
はまなす- Giovanni自由詩620-8-20

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