すべてのおすすめ
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました

ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから

これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに

あなたのも ....
地球から外へ脱出したい
毎日毎日が息苦しい

嫁を貰った
子供ができた
子供は大きくなって
おとうさんが死んだら
ちゃんと葬式だけは
してあげるから
と言ってくれた

なんて出来 ....
言葉にはできないものがある
言葉からは洩れるものがある
その溢れ落ちた得体の知れないものを
掴みどころのない感情を
何とか伝えようと
何とか形にしようと
何とか掬い取ろうと
名も無き詩人 ....
日だまりに午後の陽光たちがたむろしていた。
仲間に入れてほしくて駆け寄ったら、急に曇った。
散々暴れまくった台風が過ぎ去って、
旧竹藪の跡地にあった交番のおまわりさんがいなくり、
ときを同じくキャンプに来ていた少女の一人が消えた。
後から自衛隊の隊員や消防の隊員たちが捜索にやって来 ....
新しい土地に新しいお花畑ができて、僕はその中のひとつに夢中になった。
Aeという淡い脆弱で美しい花だった。

新しい土地にはたくさんの花びらがやってきて、そのうち茂みの中からたくさんの雑草も ....
ボタンを掛け違えちゃいけませんよ

なんにしても些細な事から
間違いは起きるんですから

言葉が頭に刷り込まれている

ひとつ、ふたつ、みっつ、と
数えていく、掛け違えたボタン
どれ ....
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った

「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
母親の産道をやっとの思いで通り抜けた

力んで力んで激しい痛みに耐えてくれた
母さん

私は産声をあげた
「おめでとうございます。元気なおんなの子です」
私を取り上げてくれた助産婦さん
 ....
ひとはそれぞれに
生き方や経験だけが醸し出す
そのひとだけの香りを漂わせる
堤防決壊の原因を説明する

専門家の話は


誰が聴いても納得できるものだ


ボトルネックとかバックウォーターとか

蛇行の外側に加わる遠心力とか....


こんな簡単な ....
ラグビーボール、さつま芋、焼き芋たべたいな。
大学芋もいいし、スイートポ、あ、トライ見逃した。
生温き句捻らむかと風の夜

私達は私達の進むべき道を
そんなこと判ってるのに
判っているのにどうして
こんなにも無為に時を過ごすのだろう
また、それを慈しむかのように
それも ....
心に広がる空
心に流れる雲

その下に
広がる原野を
みつめていた

聞こえてくる風の音に
耳を傾けていた

死んだ父親

死んだ母親
そして
死んだ姉二人

風の音 ....
上司に怒られていても
映画で泣いてしまっても
ボーナスがでても
公園でタバコが吸えなくても
どうってことはないんだけど

胸の大きな女を抱いている時
ゲームで負け続けている時
心臓とは ....
サインポールに誘拐されてしまいたい。
長いリボンに手を引かれ、僕は空へ昇りたい。
わたしの時間はあのときから
すっかり止まってしまったんです

そして悲鳴は
とっくにわたしの絶望をふみしめて
わたしはあたまが空っぽだから
からだじゅうを毒で塗り固めているんで ....
心が大きく歪んでしまったり
ハートが小さく捻れてしまったら
この薬が有効です


教科書みたいな顔した病院の先生が
処方箋を出してくれた
時間という薬を

なんだつまらない
あり ....
手をと、指をと、爪をと、

下弦の、琵琶の、定めの、

触れ合う、意識の、明証は、

我になく、汝にもなく、

流れゆく、雲にさへ、なく、

今しがた、潰した、蜘蛛の、
 ....
指を折る

数えては吐き出される
諦めにも似た焦燥


焦がれたのも今は昔
仕草も顔も声も朧


百年待ちました。


それでも、
あなたは、
まだ、
トイレの壁にB2サイズの世界地図。
人類は皆兄弟、僕は末っ子、今朝は軟便。
あの日のあなたが立っていた
この舞台に僕は今、立っている
あなたの闇に
何もできなかった僕が
今宵、一つの約束をするために

もうこれっきりだと僕は言わない 
体を脱いで空に溶けたあなた ....
みず、のねが
ひかりと ともにはじける
それを きいている
おさないころの おもいで


あめがてんてんと
じめんにえがいた
わたしはそれを かきうつす
ことばには ....
ヤキモチは大切に妬きましょう。
わざわざ七輪を用意しちゃいましょう。
男の方から別れを言い出したから
最後に焼き肉奢ってと女は言った

五年ぐらい付き合ったから
お互い噛み飽きたチュウインガムみたいに
なってたのかもしれない

会うたびに話してるのは
女 ....
国宝の本堂を拝観する

工芸美術に彩られた板の間

金木犀の薫りが漂っている

平日の秋午前のひかり


過去にできたものが遠ざかっているさまが宇宙なのに

その宇宙に未来をかん ....
さて、秋か
そろそろ秋か
まだ夏か、と
迷う、日に

レモンが採れた、と
走る声あり、爽やかな
気配に夏が背を向けて
すれ違いに部屋を
出て行きました

まだそこかしこにいる
 ....
いつか誰もが星に帰る時が来る
あの美しい光の中に帰る時が

わたしの魂は美しいだろうか
あの星の中に溶けても
大丈夫だろうか

あの星を汚さないだろうか
あの星に相応しい魂だろうか ....
書けるから

空が青いなとも思うし

木々も育ったなと思う

つるっとした老婆が言っていた

書けなくなったら余生などないのだ


台風がすぎて鳥たちが

遅い食事にとりかか ....
大きな雨が一滴、地球へ落とされた。
ピペットでポタッと、宇宙の理科室から。
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6940)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
籠のなかの鳥- こたきひ ...自由詩519-10-20
ネットの宇宙- こたきひ ...自由詩319-10-19
戒め- HAL自由詩11*19-10-19
たむろ- クーヘン自由詩4*19-10-19
ランプシェードとお巡りさん- アラガイ ...自由詩3*19-10-19
風媒花No.2- アラガイ ...自由詩3*19-10-19
なんとか生きている- 帆場蔵人自由詩119-10-18
地球外星人がやってきて- こたきひ ...自由詩619-10-18
どうにもとめられない衝動- こたきひ ...自由詩219-10-18
香炉- HAL自由詩6*19-10-17
信玄堤- st自由詩419-10-17
スイートポ- クーヘン自由詩8*19-10-17
生温き- AB(な ...自由詩3*19-10-17
左と右と真ん中しかない- こたきひ ...自由詩319-10-17
魂のようなもの- 藤山 誠自由詩3*19-10-17
誘拐- クーヘン自由詩2*19-10-16
雪になりたい- 秋葉竹自由詩619-10-15
夢の外の日常- こたきひ ...自由詩419-10-15
- ナンモナ ...自由詩5*19-10-15
君待草- 水知鴇都自由詩119-10-15
軟便- クーヘン自由詩3*19-10-15
或る詩人への追悼詩- 服部 剛自由詩119-10-14
あまあし- すいせい自由詩219-10-14
七輪- クーヘン自由詩3*19-10-14
サヨナラの詰め合わせ- こたきひ ...自由詩319-10-14
宇宙- 函館ドラ ...自由詩119-10-13
レモンがなる頃に- 帆場蔵人自由詩2*19-10-13
帰る場所がある- 丘白月自由詩219-10-13
余生- 函館ドラ ...自由詩519-10-13
大雨- クーヘン自由詩7*19-10-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232