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ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった



冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
 ....
我は、影のフィクサーであるぞな
しかも、何役もこなすスーパーマンであるぞな

周囲の者共よ
我に警戒せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ....
 小さな掠り傷だらけの心は
 胸にしまうには息苦しい
 白日へ晒すにはとうてい醜い
 何度もごみ箱に捨てかけた
 なにも感じなくなればいい
 心に{ルビ彩=いろ}などいらない
 その度に悪 ....
我が家といえば

大型スピーカー十本とアンプが五台
CDは千枚くらい
鍋が十個にフライパンが七つ
食器はコップなどを含めて数百個
本が約三千冊
釣り竿が七十本くらいでリールが五十ニ個
 ....
ビルの谷間に 転がるように のぼる満月
ひとりきり ひとりきり 旅するうちに
道を間違え 失った夢の数々
 
真夜中の 交差点を すれ違う人の群れ
嘘つき女が 札束を数えるエレベーター
拒 ....
昭和13年の正月にタイムスリップしていたのだ

女は着物か着物っぽい洋装をしていた

喫茶店では皆姿勢が良かった

会話の声はさ行が強調されて聞こえた

新聞はどれも昭和13年の正月の ....
愛が溢れ出す

それはほんとうの話

切なさの正しさを調べ出す

もう受け入れて貰えなくて

干からびた脳が暴きたてる

あなたの愛の

それはほんとうの話


最愛が旅 ....
急に、指先から、這い上がってくる怖さに襲われました

書くことが怖くなるなんて、思ってもみませんでした

何故かは、わからないままです

すこし、書くことからはなれてみることにします

 ....
すいすい

酔 酔

あなたに

酔すい

すいすい

酔 酔

おのれに

酔すい

しらふでいられぬ

このさがを

うらんでそうろう

よって

 ....
凛と向いたその瞳は強く何かを訴えかけていて
硬く引き結んだ口元は何かに耐えるかのように震えている
上を向いた鼻先にさらりと掛かった黒髪をうるさそうにかき上げて
彼女は此方をきつく睨み上げる
そ ....
私自身、ともすると自信を失っている。

いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。

年を重ねると経験値が上がる。

その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ....
真っ白な、祭壇に、小さな心臓が、乗っているのを、僕は、夢で見て、ひどく優しい気持ちになりました。

まだ、真新しいその小さな心臓は、赤い血を流していて、僕は、小さくうずくまり、こくこくと、その血を ....
とぐろを巻いていた竜が
私に向かって来たとき
私は、白いガーベラの束を右手に掴んでいました
空は白く濁っていて
地面は、乾燥し、砂の美しい模様が遠くの方まで続いていました
左斜め上の方から、 ....
早すぎた朝の向こうに夜があるように
遅すぎる夜の向こうに朝があるように
光に狂った雪街の景色を
僕たちはビルの屋上から見下ろしている
それは何の不幸でもなかったのに
苦い思い出としていつの間 ....
SMAPの解散が勇気をくれる

当たり前のことを教えてくれる

世の中そんなことがほとんどだ


永遠なんてないし

陳腐なことは多い

いちいち傷つくな


SMAPの解 ....
わたしはきっと見たことがある
祖母の灰色の目をとおしてだけれど
B29がつきぬけるように真っ青な
雲一つない空をはしってゆくのを

疎開するため
汽車で広島を出るとこだった
ちいさな伯母 ....
風を捕まえることはできない
元通りにならない風景が悲しい

乾いた青空にひび割れた枝先が伸び広がり
鳥たちが飛ばされ流されて行く

凍てつく川面に浮かぶ白鳥が餌を啄んでいるが
枯れすすき ....
月が未明に

ひだりしたにだけ

亀裂を走らせ

音もなく

ざわつき

かがやき

それとは関係なく

オリオンは南天から北の裏側に


(天体とはそういうものだ) ....
小さい頃に手を繋いで歩いたあの歩道は、いつの間にか立ち入り禁止になっていた。
立ち入り禁止の表示とチェーンが張られたその一角に、子猫が3匹かたまって此方をじっと見つめている。この道の先には、古い洋館 ....
自分の中に決め台詞があると
生きやすいのではないかと思う

イキオイは
指先にではなく
足先にあった方がいいとも思う

年が明けてすぐのせいか
理由がないと歩けない
ぼかぁ、馬鹿なんだよ
ぼかぁ、馬鹿なんさぁ

白い丘から見下ろす風を、身体全体で感じ取って、
僕は、只々、自分を見下している

僕の心の中に住み着いている奴らに、
必死で歯向かおうとして ....
痛む目頭を押さえ
溢れそうな感情を抑えている

救いは目に入らない
意識が捕らえたがるのは


  真面目に選ぶ事も無い悲しみや焦り


何故?
どうして、
繰り返され ....
たとえばあなたが
わたしを忘れたとしても
並んで眺めた夕焼けは
ふたりを覚えているだろう

夕日は残る
とある非常口のむこう
あなたが立ち去った後にも
わたしらが消え去った後にも

 ....
踏み出さないと
見えなくなるよ
こころ
身体
ばらばらになる

もう一度
逢いたいなって
それは
そんなに
悪いことなの

爆破したり
乱射したり
私は
張り裂けそうにな ....
年寄が熱狂することに

希望を探したりしている

年を重ねるうちに希望は

希薄な望みになってしまうようだから

年寄がいまだ熱狂していることに

切実を探してしまうのだ


 ....
私は、窓を開けたが、そこから広がる世界を私は、知らない。
何故なら、私は、斜め上に見える私が窓を開けている姿を見ている私だからだ。
下から見上げた私は、非常に透明な床の上にたっており、透けているよ ....
元日から仕事をする
少しえらくなったような
いい人になったような気がする

帰り道の
閉店している店をみながら
ふっとほほ笑んでいる

一年中いい人
そんな人は目指さない
だけど
 ....
引かれていくあかい線の上を
滑車がぎしぎしと音をたてて
垂直にのびた紅い柱
あそこはかすんでよくはみえないのよ 天のずっとそのうえ
いくつものあかいたいよう
あかいうみに染めたまち
あそこ ....
あのやまのむこうから、ながれてくるのは、いくまんのも、赤い血です。
わたくしは、いま、ゆびさきを、ほそい きのえだ のさき で、きりましたが、
ひどくかさなってみえるほどに、おもかげは同じです。
 ....
あすなろう あすなろう

明日は檜木になろう

あすなろう あすはなろう

明日は理想の自分になろう

ずっとそう思っている

自由を求め続けている
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポリリズム- 小林螢太自由詩21*17-1-9
影のフィクサー- 水菜自由詩217-1-9
悪魔の詩- 中原みの ...自由詩317-1-9
ゴミ屋敷- レタス自由詩517-1-8
満月の物語Ⅱ- 星丘涙自由詩6*17-1-8
水溜まり- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
あなたの愛の- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
書くことの怖さ- 水菜自由詩5+*17-1-8
酔すい- 星丘涙自由詩3*17-1-7
ただ、- 水菜自由詩3*17-1-7
自信- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-7
埋葬- 水菜自由詩1*17-1-6
- 水菜自由詩4*17-1-6
楽園の春が萎れていく- 這 いず ...自由詩10*17-1-6
当たり前のこと- 吉岡ペペ ...自由詩317-1-5
1945、夏、わたしにつながる歴史- 田中修子自由詩11*17-1-5
北風の道- 星丘涙自由詩5*17-1-5
亀裂- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-4
黒い歩道- 水菜自由詩3*17-1-4
理由- 朧月自由詩417-1-4
夢見る丘- 水菜自由詩2*17-1-4
不器用な縫合- 葉月 祐自由詩12*17-1-4
夕日のソネット- やまうち ...自由詩217-1-4
世界の真ん中にじぶん- umineko自由詩4*17-1-3
初日の出- 吉岡ペペ ...自由詩117-1-3
メリーゴーランド- 水菜自由詩2*17-1-3
いい人(期間限定)- 朧月自由詩417-1-3
- 水菜自由詩3+*17-1-3
赤い血流し_そうながし- 水菜自由詩2*17-1-3
あすなろう- 星丘涙自由詩3*17-1-3

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