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あなたの
ありがとうに
ありがとうさま。
あなたと
会えて良かった



涙雨
さあさあと降る

さようならは
言えないまま



雨は上がり
ウマオイの
すいっ ....
病室の窓から
夜の空を見つめる
何もない
何も起こらない
ただ黒いだけの空を
病院の灯りが反射するなかを
幻想の円盤が立ち止まる
意味ありげに
知性を持つもののように
私にその姿を見 ....
バイエルの教本の新しいまま
ピアノを辞めてしまった日の夜か

右手、指番号の1番2番にて
恐る恐る、亀頭の皮を剥いたのは
いまとなっては
最大のチャンス
「下関名物毒フグ」で
ウラジミールを
暗殺しちゃえば
核武装なんて
物騒なはなしも
なかったろうにね
ついでに
街頭演説なんて
するときには
 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら

時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう

ぼくは僕であることが面倒くさくなって
 ....
精神が折れている
水道のカランの水漏れを修理するのを
交換の必要な内弁と
修理の為の工具を買ってきてから
二週間以上も先延ばしにしてしまった
確としたやる気が起こらない
明日野郎はバカ野郎 ....
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた

まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
チーズ

雪解け

かりんとう
未舗装の砂利道の上、うろ覚えの英語でルー・リードのWalk on the wild sideを口ずさもうとするんだけれど、あらぬ方向へ跳ね回ってどうにも様にならない

緩んだままのスニーカーの靴紐 ....
目をつむり
こころの
闇を見つめると
聞こえてくる
光もある



どこを見るともなく
宙を
ぼんやりと
見ている時がある
どこかのここで



宇宙が生まれてからずっ ....
人間は一人立つ余地があればいきてゆけるものだ
人間は愛するものをうしないつづけてつよくなれる

だれもふりむかない路地裏の暗闇のなかに人生があったり
戦場を迎える兵士は誰に誕生日を祝ってもらえ ....
二〇二〇年十三月一日 「学園紛争」


 ぼくは同志社大学の1980年度生だ。1980年度に入学したって話だけど、ぼくの大学一回生の後期の授業は、学園封鎖で潰れた。後期テストはレポート試験だった ....
その人の思い通りに
ならないからって、
私が気に病むことはない。
遠雷
今日も私を生きる



いろいろと会話したら、
他の存在のために七割位
自分のために三割位の
力などを注ご ....
さんがつに 
ひさびさ
にほんのつちを
ふみしめた
あなたは
とてもあたたかかった
いっしょに
ふとんに
はいっていると
ゆたんぽつかおう
なんて
おもいもしない
だから
そ ....
いろんな事が
次第に
しまわれていく

いろんな事が
くすんで
薄まっていく

病むこと
悩むこと

立つこと
断ちきること

見ること
省みること

言葉を ....
もしもの時も
何とかなるよ
だめな時はだめになるだけ
だけど終りが来るまでは
またね



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今日も
色々とあった
でも
何とか今日も
おやすみできる



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
「孤鳥」

規則正しい通りの両側には、規則正しく家々が立ち並ぶ、それぞれの窓は開け放たれており、バルコニーには規則正しくbirdが並んでいる、birdは均等に朝を迎える、birdはお互いを決し ....
「rain」

雨、という現象が
印象派の庭です
水の詩集をさらさらとめくる雨音が
萌芽の眠りを妨げて
やわらかく湾曲してゆく
午後からのカーブを描いてゆきます


「あの人は、光 ....
ごめんよみんな
ありがとうみんな
どの道私も
そっちへ行くよ
それまで生きるよ



私は
バカを通り越して
パカになって
しまった
小鬼の私が泣いている



笑って ....
二〇二〇年十二月一日 「年間SF傑作選7」


 きょうから、寝るまえの読書は、『年間SF傑作選7』の再読である。これは4作ほど憶えていた。バラード、ラファティ、ボブ・ショウ、バロウズの作品だっ ....
それから
100年も過ぎたような笑顔を見せた君は
振り返らなかった
ぼくたちの間には、鉄橋が
背の高い、ぼくの背よりも
ずっと、ずっと高い所にあって
ぼくたちの距離感をもってしても
届か ....
石をつつむ
壁をつたう
伸びていく
一本の蔓は

  しなやかに
  陽のなかを
  炎と雨と風
  受け止める

    一粒の豆の
    一つの芽が
    時の ....
どんなことにも耐えられる力があるじゃないか!
と言っていた僕の心は
一回の入院で折れました

耐えられるわけあるかいや
人には耐えられない痛みがある
あとは養生あるのみ

僕そういうの ....
逸脱した想像力でかろうじていきているのかもしれない
人生にはときどき小さな推敲が必要なのかもしれない

戦いを降りた人間はミニマムのエネルギーで生命を維持する
だから村上春樹の海辺のカ ....
         ノイズまじりの、
   奇妙な音の群れ が内耳を通過し、
撹拌   しながら襞を、 這い回る。


  声にならない
    壁の向こう側     壊れた楽器たち ....
分かってるな? 奴らに取っちゃ俺たちは食料でしかない。いやそもそも食料という概念など奴らは持たない。俺たちは奴らの身体システムのオートマティックな衝動に取っての同化対象物・包摂対象物でしかない。奴らは .... 映画を観に行くとパンフレットを買う。パンフレットを買うために映画を観に行くこともある。小さい頃に家族で映画を観に行くと親が買い与えてくれていた名残りだと思う。今時パンフレット? お金もったいないじゃん .... うちの猫と意思の疎通がなくて難渋している
トイレのそとにそそうはするしダイニングのテーブルで爪をとぐ

妻と意思の疎通がなくて難渋している
彼女にはトーマスマンの魔の山のような療養所が必要だ
 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6948)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌_三首「あなたと_会えて良かった」- こしごえ自由詩2*22-7-17
夜の空- 岡部淳太 ...自由詩4*22-7-13
- クーヘン自由詩2*22-7-13
いい死でした- ナンモナ ...自由詩3*22-7-12
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-7-11
夜を越えて- マークア ...自由詩722-7-10
「精神が折れている」- ジム・プ ...自由詩2*22-7-8
田植え- クーヘン自由詩9*22-7-7
令和4年7月7日(木)- みじんこ自由詩2*22-7-7
夏の始まり- ちぇりこ ...自由詩322-7-6
※五行歌_五首「命にありがとうさま」- こしごえ自由詩2*22-7-6
猫の世話をするきみに- マークア ...自由詩722-7-4
詩の日めくり_二〇二〇年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-7-4
※五行歌_三首「宙の月」- こしごえ自由詩3*22-7-3
あなたはあたたかい- Giovanni自由詩3*22-7-2
おしまい- シホ.N自由詩122-7-2
※五行歌「またね」- こしごえ自由詩1*22-7-1
※五行歌「おやすみできる」- こしごえ自由詩5*22-6-30
bird_land- ちぇりこ ...自由詩422-6-29
water-garden- ちぇりこ ...自由詩1222-6-28
※五行歌_三首「銀河の岸」- こしごえ自由詩2*22-6-27
詩の日めくり_二〇二〇年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*22-6-27
鉄橋の下で- ちぇりこ ...自由詩622-6-26
"9"- 津煙保存自由詩5*22-6-26
アルキメデスが現代で- りゅうさ ...自由詩322-6-25
疎通- マークア ...自由詩622-6-25
"Revolution"- 津煙保存自由詩2*22-6-24
アスペクト盲_【即ゴル不参加作品】- 壮佑自由詩422-6-22
パンフレット- 末下りょ ...自由詩2*22-6-22
うちの猫のうた- マークア ...自由詩522-6-21

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