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鳴りやまないっ、かまってちゃん、雲に乗って、鳴りやまないっ、鳴りやまないっ、かまってちゃん、よかったね、よかったよ、うん、いいよ、運だね、うんっ、かまってちゃん、の向こうがわ、笑ってるっ、ふっ、か .... 便秘の腹に顔描いて踊っている 希薄な空気を
息する身体

濃密なヒミツの
波打つ脳内

実体らしきは
目に見えず

遠い金属質の
音の交錯

失われる
自我より帰すもの

到達のない
生死の遍歴 ....
アゲハ蝶が嵐の島で名も知らぬエキゾチックな花弁の陰で眠っていた

ざぶりん ぴたぴた ざぶりん どっしゃり ひたひた しとしとり

折れた羽伸ばし 舞い飛び落ちた 密林のただ中 

天敵の ....
孤独はいまも継続中だ
それが常態となってしまえば
たいした痛みも感じないものだ

ときおり非日常にきみがやってくる
それは僅かな恩寵でもあり
かすかな煩悶でもある

きみは花をアレンジ ....
感じるままに生きてやる

言葉も追いつかない

あとあと

説明だらけの人生を

感じるままに生きてやる


説明しなきゃ分かってもらえないような生き方がいい

おれの人生お ....
黒い大蛇が棲むという石橋を渡れば
桜咲く岸辺に
そこには大衆食堂が在った
憶えているお品書は
カツ丼
カレーライス
精進揚げ定食に
銀だらの照焼くらいのものだ

砂利道を挟んで
タ ....
喪服姿でアイスの実を食べたせいだ 灰色の吐息がテーブルに満ちて
苦い珈琲が過去の想い出をたちのぼらせる
壊れた砂時計は絶えることなく
細かな砂を落とし
窓辺に佇んでいた

なかなか来ないオムライスを待ちながら
煙草を吸い ....
真夜中の吉野家で交わされる言葉は
注文の確認と意味の無い独りごと

あんちゃんの特盛に積み上げられた
紅生姜が紅く眩しく
豚汁に漬物を飲み込む

どこまでも
どこまでも
食べられる腹 ....
天国と地獄の門にぼくはノックした
迎えた顔はどちらも不可解な顔で
ぼくを眺め
ようこそと迎える
恐ろしさはどちらも等分で

いらっしゃいませとは言われたものの
ぼくは戸惑いながら
取り ....
東京は
東京という街は

眩しい
脆い
化ける

見渡す限り
灰色とかの無機質で囲まれた城塞
少しの期待と大きな感傷を内包した
この国で1番力のある街

足が少し浮いた ....
あるとき哀しみがやってきて
壁紙を引き剥がし読みかけの
テーブルの上の本を引き裂いてゆく

暗幕で覆われた部屋には夜しかない
そう曠野はいまこのこころに映る風景なのだ

それでも半額のシ ....
人は
ひとひらの
花のように舞い
着地するまでの
風を感じ
陽の光を浴びて

寂滅の歓びの中に埋もれてゆく

歓びも悲しみも
大したことではなく

ひとつひとつの現象がただ通り ....
世界はさまざまなかってな基準に充たされていて

世界の涯からから零れ落ちるそれらの反響が
夜空に谺しているようなそんな夜だ

でも僕の基準をきみと決めたから宜しく頼むからね
それにしても僕 ....
柔らかな
背中の地図を這う指先に
明日を占い
地獄を垣間見て
白蛇のような舌先で
あなたを舐めつくす
不思議なその眼差しに
見入られて
心が波立つようです

巡りあったのはレタスの ....
束縛されない生なんて一時も無い
愛しきれたひとなんていなかった

孤独は平気だが
孤立しては生きてゆかれないから

哲学書を逆から読む
偏ったじぶんの人生観の途上で

ニーチェや仏陀 ....
海になりたい

あなたの上に
覆いかぶさり

あなたの上で
おんおん
泣くんだ

あふれんばかりの
わがままで
あなたを
根こそぎ奪うんだ

行かないでって
言えばよかっ ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
眠剤飲んでからエンジンかかる 手など
近頃 じっと見たこと無いが
今朝 背伸びをしようと
上げた手を見てしまった

よじれた皮膚の連なり
幾重にもかさなった山脈のようで
これがわしの手かね

柔肌を撫でた歴 ....
雫が膨らんで
水の花を咲かせた
春というあいまいなかたまりが
名前を速やかに消し去った
ためらう太陽の灼熱に
逆らっていく風の翼が折れて
時間は無限に挫折を繰り返す
英雄の墓が芽を吹き
 ....
しつこいんだよ
メタルくらくら
背中の甲羅が鈍く光る
痛いね
様子ばかりうかがって
手足が痺れて肩甲骨もまわらない
ここも暗いから
ごそごそと這い出してきては灯りを食べている  ....
さんしんの音色

風もない日

無力のふりをしてしたたかに粛々と


不幸に慣れていく

不幸を忘れていく


ひめゆりの塔は

たましいに

うんこや虫や絶望をすりこ ....
砂のような
罵詈雑言を
浴びせられても
べつに痛くもかゆくもない
友達だったこともないヤツから

雨の日に浮かれ
這い出てきたのだろう か細い
蚯蚓が

ぺかぺかに光って
張り付 ....
人々はカツ丼を食い
もくもくと働く
此処は鉄鋼の街

とにかくオレンジ色に溶けた鉄を
何とかしなければならないので
大盛の食事を食い続けなければならないのだ

生姜焼き定食でも
カレ ....
岩を砕き
オリファルコンを突き
水を求める
それが俺の仕事ならば
もう何処にも彷徨うことなく
水を探せ

固い地盤を爆発させて
水を得るのだ

透明な
透明な
碧い水を分け与え ....
蓮の台に横たわり
微かな眠りについた
休日の午後

月末なのに銀行カードと財布が見付からない
押し入れを探ると
500円玉が一枚と
100円玉が数枚出てきた

これではタナゴたちの餌 ....
絶望に負けたくない、と
娘が言った

絶望を知ったのかと
私が絶望した

悲しみにも負けたくない、と
娘が笑った

娘が隠している涙に気づいて
私が泣いた

この子は
強いん ....
おまえのすべてを
潔くて美しいと思うけれど

泣かない女は
泣く女に負ける

わかってる

泣いてつなぐような愛は
おまえにとって愛じゃないんだよね

だけど
くだらない感情に ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ファンファーレを鳴らす人のために- 阿ト理恵自由詩5*16-5-10
便秘の腹に顔描いて踊っている- 北大路京 ...自由詩416-5-10
風もにわかに- シホ.N自由詩216-5-10
アゲハ蝶- 星丘涙自由詩2*16-5-10
孤独の断章〜アレンジメント- 梅昆布茶自由詩1316-5-10
説明だらけの人生を- 吉岡ペペ ...自由詩816-5-9
桜水食堂- レタス自由詩316-5-9
喪服姿でアイスの実を食べたせいだ- 北大路京 ...自由詩416-5-9
日より- レタス自由詩416-5-8
夜中の吉野家- レタス自由詩316-5-8
- レタス自由詩216-5-8
東京- 瑞海自由詩4*16-5-7
窓から見える曠野- 梅昆布茶自由詩1316-5-7
花埋み- レタス自由詩1216-5-7
基準- 梅昆布茶自由詩516-5-6
刺青- レタス自由詩1116-5-5
使命- 梅昆布茶自由詩1016-5-5
海になりたい- umineko自由詩13*16-5-4
実験工房にて- 梅昆布茶自由詩1016-5-3
眠剤飲んでからエンジンかかる- 北大路京 ...自由詩516-5-3
百年の恋も…- イナエ自由詩5*16-5-3
Spring_Song- 葉leaf自由詩516-5-3
腹黒い虫- アラガイ ...自由詩7*16-5-3
さんしんの音色- 吉岡ペペ ...自由詩216-5-2
乾燥地帯- Lucy自由詩16*16-5-2
製鉄所- レタス自由詩12+16-5-2
水守- レタス自由詩8+*16-5-2
白日夢- レタス自由詩2+16-5-1
- ガト自由詩11*16-5-1
らいおん- ガト自由詩6*16-5-1

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