すべてのおすすめ
夜通し
狭くて暗い
空飛ぶ輸送機に乗って
発着場まで
みんな順番待ち
大人しくして黙って

雪の降る静かな朝に
古い鞄に必要なものだけ入れて
お弁当は少し
おやつは沢山
あげたい ....
さてもさても
今宵も意味のないものを書いたか
と自問してみると
どこかから
そんなことはないよ
と聞こえてくる
耳鳴りだろうか
そうかそうか
捨て置け捨て置け
思いながらも


 ....
海の記憶
星の記憶
ネットワーク
の記憶
高度に情報処理された電子
大気と排気と
死者はどこにいった

風がうたっている
もう頑張る必要ないよ
今日から私達要らない子

テスト ....
二〇二二年十一月一日 「夢」


お金を盗まれる夢を見た。


二〇二二年十一月二日 「夢」


また盗まれる夢を見た。こんどは靴だ。修学旅行先でだ。ぼくは高校生だった。


 ....
 ゆきが おちてくる

海がひろく
不思議な 音をたてていた

灰いろの山と 横たわると
風にも 鳥にも 色いろあると分かる
やさしくしたい けれど
今のぼくには できない

 ゆ ....
壊れた室外機に腰を掛けて
春が来るのを待ってる
いくつも季節は過ぎていくのに
春だけがまだな気がする
私は雲ではないけれど 
春が来たら食べたいものを思い浮かべ
その食べ物に
う ....
1.義眼

夜明けは午前7:00をまわり
すでに傷を負ったひかりの窓辺で
いつまでも腐らない
義母のはやとうり



2.かいふく

腹のなかで
白湯がわいている
はちみ ....
晴れたら、寂しい日
溢れて溢れて、水
遠い海で、海月が死んだ
海月、一個体分の水分量が
この星に加わって、溢れるから、雨
水になる
水に包まれて暮らすということは

この春に入居したア ....
死なないでと言われた命
ここにある。
死なないでと言ってくれた
あなたの気持ちは
天より高い



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ときどき
胸がつまるような感覚に襲われ
苦心して 小さい毛玉を吐くのです
それから少し楽になって
ソファの 昨日と同じ場所に
まるくなります
窓の外が
この頃妙に明るいと思ったら ....
バウンドするボールは幾何的
接地面で潰れ

弾む

空に舞う 砂埃と極小の数字
僕には見えた
僕には聴こえた

子供たちの笑い声は高らかに構造物へと響き

反響して消えていく
 ....
非連続の存在であるということは単なる思い込みであった
咳き込むように喉を鳴らす音が妙に良く響いていた
近い音と遠くから鳴っている音の区別がつかない
たばこの充満した室内で怒りを露わにする老女の瞳 ....
西陽の傾く校庭で子どもたちが
次々と爆発霧散してゆく
明くる日には
何も無かったかのような顔で
それぞれの席に着くので
教室にはいつもきな臭い
硝煙の臭いが充満していた

(働く手を知 ....
二〇二二年十月一日 「ネモ船長の最後の冒険」


 海外SF傑作選『異邦からの眺め』6作目は、ヨゼフ・ネスヴァドバの「ネモ船長の最後の冒険」太陽系を破壊しに来た異星人たちをやっつけに地球から ....
あの覚めた感覚は味わいたく無い、心が高振らず醜い自画像でも見ているような気分を数時間過ごすのは全く詰まらない それより昼過ぎた後、空気が沈み出し未完成の音楽流れる まだ正気に戻っていない頭に少し風が入 .... 理科の授業で実験のある時に限って
やたら目を輝かせていた小林くんは
セイタカアワダチソウの
蹂躙する広場で消息を絶った
缶けり鬼の高く蹴り上げられた缶は
とうとう落ちて来なかった
少し遅れ ....
だいこんを抜く
よく太って近年にない出来映えだ
ぢの痛みを我慢しつつ植えつけたから
ご褒美なのかもしれない

この冬は
だいこん、たまねぎ、そらまめ、茎ブロッコリーが
畑で育つ
いつも ....
サクマのドロップ缶には
カラフルなドロップの
挿絵が描いてあって
ほかのところは金色のメッキで

平べったいブリキの缶の上の
小さな丸い蓋をポンッと外して
傾けるとコロコロと音をたてて
 ....
昨夜
夜中にどうしてもコーラが
飲みたくなったので
自転車でコンビニまで出かけた

タバコを買いに
朝、また出かけるのが嫌だったので
遠くの別のコンビニまでハシゴして
フォルテを二箱と ....
お月さんよぅ
誰も見上げてないよ

平凡な様子だからかな
月蝕の時と同じ月なのに
毎日同月
ややこしいな

(ちがうよ)

誰かしゃべった?
お月さん?
毎日、別の月だったんだ ....
二〇二二年九月一日 「フィリップ・ホセ・ファーマー」


 ぼくの大好きなフィリップ・ホセ・ファーマーの本が Amazon のネット古書店で、1円とか2円で売っている。なかには数千円のものもある ....
休みやすみしつつ倦怠感と闘いながら
洗い物と米研ぎを済ませて、ご飯を炊いた
後は卵を一個茹でて、茹で玉子にして
レトルトのカレーを温めるだけだ
今夜の夕食は、茹で卵乗せカレーだ

昨日、使 ....
さっきから暫し
詩的な夢想をしてみた
イメージの世界で遊んでいた
詩を書いて満ち足りた感覚があった

昨日まで使っていた電子決済が
今朝は使えなかった
だから紙巻タバコも氷もコーラも
 ....
 希望の朝。
 常緑樹が瞳に優しい。
 無情の朝。
 屹立する断崖絶壁に立っている。
 どんな夜を過ごそうが朝は来る。
 
 不安、悲しみ、淋しさ、諍い。
 微笑み、喜び、美、愛 ....
ある程度の挫折と
ある程度の喜びをある程度やってみたいとおもっています

精神的にてんぱりが止まらず
みなさんご存知の自分の限界的場所に
いつまでもいたわけですが
自分の限界なんであくまで ....
石化した待合室で蝗が飛ぶのを見た
複眼で分割されたぼくが
次々と風化されてゆく
風の中に散る秋の花があって
単線の枕木は草草に食べられている
薄暮という暗さの中で
祖母の大きな輪郭を覚えて ....
引き

かれた

路傍の草
むっとする湿気

雨 アメリア アメリカナイズ
憂鬱な空は
したり顔した無意味の羅列
その重苦しい隙間から
ぽっかりと
浸出しはじめた
ひとつの ....
水につけておいた
電気釜の内釜と玉子焼き器と茶碗を洗う
内釜の底にへばりついている
もち米を爪でかき取る
それらを石鹸で洗って
温水で洗い流す

洗い物はそこまでで一旦、止めて
部屋に ....
二〇二二年八月一日 「海東セラさん」


あしたは高木精神科医院に行く日だ。

 ワールズ・ベスト1965『時のはざま』5作目は、ウィリアム・F・テンプルの「時のはざま」ゴッホのいる時代にタ ....
おだてられ、
笑みが思わずこぼれちゃう
《女ですもの》ほしがりませんわ。


本当の
ことをこっそり教えるね?
きみ、あたしのこと《好き》らしいわよ。


きみがま ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6945)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜明け- ふるる自由詩6*22-12-22
あいわず_1_より- AB(な ...自由詩522-12-20
選ばれなかったこ- 秋田の米 ...自由詩222-12-19
詩の日めくり_二〇二二年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-12-19
雪が落ちてくる- soft_machine自由詩8*22-12-18
春待ち- たもつ自由詩722-12-18
静物- 平井容子自由詩322-12-18
深海で暮らす- ちぇりこ ...自由詩6*22-12-18
※五行歌「死なないで」※改稿版- こしごえ自由詩3*22-12-17
薄明- Lucy自由詩1122-12-16
腰掛けると- 秋也自由詩5*22-12-16
外側の音- nia自由詩122-12-13
バラス山- ちぇりこ ...自由詩8*22-12-12
詩の日めくり_二〇二二年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-12-12
溶け出す音楽- nia自由詩222-12-11
星空学級- ちぇりこ ...自由詩11*22-12-9
続_ち、に濁点- たま自由詩11*22-12-8
「サクマのドロップ」- ジム・プ ...自由詩3*22-12-5
「言い知れない憎しみ」- ジム・プ ...自由詩2*22-12-5
お月さんよぅ- 木葉 揺自由詩5*22-12-5
詩の日めくり_二〇二二年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-12-5
「新芽のような想い」- ジム・プ ...自由詩3*22-12-4
「日々の雑多な想い」- ジム・プ ...自由詩3*22-12-3
信念- メープル ...自由詩3*22-12-3
ある程度の挫折- モマリサ ...自由詩122-12-2
祖母と単線- ちぇりこ ...自由詩7*22-12-1
道標- Giovanni自由詩2*22-11-29
「俺の家のゆうげ」- ジム・プ ...自由詩3*22-11-28
詩の日めくり_二〇二二年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-11-28
ゆめのなかなら、愛しちゃいそう- 秋葉竹自由詩122-11-27

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