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 ベランダ打ちつける雨音
 レースのカーテン越し鳴り響くものが
 西の空も
 東の空も
 緋色 噴き上げ
 花火の様に開いていた
 湖に ぴかっと光った一線が在るだろう
 そこに連なる峰 ....
 幾つものブイが並び浮かんだ沖合、幾つものカラフルなパラソルが立ち並んだ岸辺。その中間に、畳二枚ほどの広さの休憩台がある。金属パイプの支柱に、木でできた幾枚もの細長い板を張って造られた空間。その空間の ....  歎くべきだっただろうか

 みずいろの空が
 私の上に落ちかかって来るのを感じた時
 心は
 果のない
 重量感のない
 依リ所のない
 空の中に巻きこまれて
 小さなわたしが
 ....
 
歌い手としての
極みを知り
それ以上には
上がれないと
声を荒げ

ここから
逃げたいと
無理を言い
まわりを困らせるのが
お得意な私は

頭の弱い
娼婦みたいに
た ....
 改札口を出ると いく筋もの河が流れる
 灰色の淵に浮かび
 すべらかにいく青をみつけた

 水の歌
 三月も終りの
 生暖かい大気に 還ってゆく
 透明な
 水の歌

 だが ....
ぼくの犬が消えた日
空には深爪したような月があって
そこだけがぽっかりと
穴が空いているようだったよ

ぼくの犬が消えた日
学校までの通学路はとても長くて
おまえのだらんと長く伸びた
 ....
大きなコップで
熱いかもしれないと
慎重に
慎重に
カフェラテを飲む君の
眼差し

ほっぺ

僕はもう
倒れそう
好き

ほとんど飲めないで
くり返す
その
眼差し
 ....
私が歌っているときに
キーを上げたり下げたりしないでください。
そういうのちょっと、分からないんです。

私が歌っているときに
サビのいいところで合唱しないでください。
裏打ちで拍手をしな ....
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telexxx.dat  ....
 春 おそく
 雲低い空の下
 裾のほつれをまといつけておいた
 小花柄のフレアースカートはいて街へ出る

 図書館の帰り、線路わきの公園で
 ひとり眺めみる 
 八重桜 
 ぼったり ....
1.
夜の陽だまりに
昼間見つけておいた
幽霊の足が咲いていました
窓辺で奇妙な咳をする
子どもの背中は丸くなる

(月のドーナツを齧ったのは
(わたしです
(歯型がぴったり ....
小さな小さな
柔らかな新芽

ひとつの命の繋がりの
たくさん たくさんの新芽

ひとつひとつが
別々の命のよう

ひとつひとつが
喜々として

じきに立派な
一人前の枝葉とな ....
 いくら きみをひきよせようとしても
きみは {ルビ水面=みなも}に浮かぶ果実のように
 ぼくのほうには ちっとも戻ってこなかった
むしろ かたをすかして 遠く
 さらに遠くへと きみは ....
優しくなでる手
微笑みながら
涙が止まらない

言葉にすると壊れそうな瞬間がとても
心臓の音だけを明確にしていく

色々な事が波を連れてくる
何処にも行けないのではなく
何処にもいか ....
ネットで見かけた
ドクターペッパー
20種類のフルーツフレーバー
お婆さんが毎日飲んで長生きしたって

なんといつものスーパーにあった
飲んでみた
頭が混乱した

しばらくして
正 ....
  

『鏡よ、鏡?』

尋ねつづけたあの女は
実は
《その》衝撃の前日まで
《世界で一番美しい女性》であったし

その、

気も狂うような事実を告げられた日も
実は
《世 ....
春に雪が降るというのは
珍しいかもしれない
けれど降ることはある
そんなことが過去にあったのを
覚えている
ただ覚えているだけで
それ以上に特別なことが
あった訳ではない
春に雪が降っ ....
じぶんの重みに
押しつぶされた日の光が
大地に一度 身を落として
あたりを囲う 同じものたちの
小さくも楽しげな 溢れかえり
そこにある岩肌の
わずかな塩味に
あいさつのように
その明 ....
  

むかしはびじんでそれだけで
みせもだいはんじょうして
こいびともよりどりみどりだった
ろじうらのすなっくみたいに
さみしいにぎやかさ

かなざわからきょうとへ
さんだーば ....
  

夢の街
今夜ひとりで歩くとき
潮風も吹く、桜、散る散る


天使ちゃん
そんなあだ名で呼ぶなんて
考えられない事態だよ?


夜明け前
いただきに立ちみおろせ ....
音楽の中に消えていく。
海や枯れ葉や落ち葉が好きだ。
細々と、枯れた根っこのように捨てられる、
プラスチックのボールペンのような、
私が好きだ。


私たちは小さな電球に手をかざして、
 ....
中学生の頃
僕は数学が嫌いだった
正解があることが嫌だったのだ
正解とはそれ以外のものを間違いとすることだ
鋭いナイフで切り取り
「はい、これが正しい答えです」と示されることに抵抗を感じたの ....
くちびるからうなだれながら
なにかが、細かく砕かれ
くたびれた風にとばされて
不穏に小枝をゆらした
若い葉の裏側を通り
ささやきながら去っていった

あらゆる事が既にそこにあって
なま ....
アハッ


雨のなか、走ってきたよ

出された水をぐっと飲み込んで

プロポーズした

でもきみは

窓の外は目まぐるしく動いているから

せめてわたしたちはこのま ....
 その日の空は画用紙に、水彩絵の具の青を薄めに溶いてから
 ほんの少し白を混ぜて丁寧に塗った様な色だった。
 山裾を走る県道の側に建つ総合病院で、予約の外来診療を終えた僕は
 急な傾斜が緩やかに ....
高原で野営する
鋭い冷気に
脚を震わせる

焚き火台で
爆ぜた火の粉が
ひとつ ふたつと
空へと昇り
風に流れて消えていく
魂のようだった
僕は思い出す
毀たれた幼獣の宝物や
 ....

うすくのびてゆく
ぼくたちを惑わせる
白い道

やさしげに
解き放つ
未来は
いつだって
まぶしくて
みえない
きみの影さえも

忘れたくないな
忘れてしまうから
輪 ....
 川縁に一人立っていると
 背後を笑い声やら靴音がぞめき行く
 銀閣寺道

 並木続く小径に沿って
 川幅いっぱいを埋め尽くす淡い色
 水嵩を調節する一枚板で堰き止められた花片が
  ....
 週の半ばは通勤花見
 夕空に 陽のうたっている
 調調と 高く
 時に柔らかく触れて
 ずっと 長く

 昨日もそこに
 陽はうたっていたのだ
 ソメイヨシノの薫り優しく
 甘 ....
「私たちのそれぞれにある魂という命は、
宇宙の魂と今もつながっていると思う」
こう書き出した あなたへの手紙。
何気ない今がうれしくありがたい。
窓からの光を見つめて思い出す
たいせつな気持 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6945)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湖の即興曲- リリー自由詩4*23-4-17
反射光。- 田中宏輔自由詩13*23-4-17
春雨- リリー自由詩8*23-4-16
歌い手としての苦悩- ルルカ自由詩123-4-15
水の歌- リリー自由詩4*23-4-15
オムライス- ちぇりこ ...自由詩823-4-14
カフェラテそこまで熱くはないのだけれど- 日朗歩野自由詩3*23-4-14
私が歌っているときに- にゃんし ...自由詩223-4-13
utuo9m.dat- ナンモナ ...自由詩3*23-4-13
八重桜- リリー自由詩9*23-4-12
Ghost/Leg- ちぇりこ ...自由詩1123-4-11
新芽- 日朗歩野自由詩2*23-4-11
水面に浮かぶ果実のように_____- 田中宏輔自由詩12*23-4-10
思い出す全てが- 武下愛自由詩2*23-4-9
ドクターペッパー- 日朗歩野自由詩2*23-4-8
黒の女王- 秋葉竹自由詩123-4-8
雪降る春- 坂本瞳子自由詩2*23-4-8
郷愁- 乾 加津 ...自由詩9*23-4-8
常夜灯- 秋葉竹自由詩123-4-8
返す、言の葉- 秋葉竹自由詩123-4-8
夜の弱さへ- 由比良 ...自由詩4*23-4-8
解答用紙- たなべ陽 ...自由詩2*23-4-5
小枝- 山人自由詩2*23-4-4
RAIN_SONG。- 田中宏輔自由詩15*23-4-3
白椿- リリー自由詩8*23-4-2
Adieu- Giovanni自由詩7*23-4-2
春の霞- ゆうと自由詩123-3-30
白い川- リリー自由詩7*23-3-30
春の連弾- リリー自由詩3*23-3-29
あなたへの手紙- こしごえ自由詩3*23-3-28

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