すべてのおすすめ
世の中の気に入ったものすべてを集めることはできないが
ときおり巡り合う素敵な情景や言葉を僕の何処かにスケッチしておこう

ときにはロボットが生産ラインで溶接した鉄板でできたちいさな車で風 ....
一匹の雄の野良猫が居た、根性も身なりも薄汚い野良猫であった。他人の捨てたものを漁らなければニャアと鳴くことすら出来ず、鳴いたところで短い、汚い声を上げる程度であった。その内容も、他の猫が聞けば .... 冬のあいだは閉じていた即売所に
春の野菜が並ぶのをみにいった

空に白い梅の花が
燃え上がるように咲いている

ハンチング帽をかぶった老人が杖をつきながら
老犬とゆったりと歩いていた
 ....
カラオケから帰って来ると
江夏おじさんが
びらびらやって来て
札びらなのか
ラビアが入れ替わってしまったのか
よく分からない感じの
接近の仕方が
江夏おじさんのやり方で
やって来る
 ....
この世とは

ぼくがまだ死んでない世界?

地球が隕石かなにかでくだけ散っても

ぼくが宇宙船で脱出して生きていれば

この世は存在し過ぎてもいく

ぼくがこの世にいなくても

 ....
不思議と書いてみる静寂な闇
完全な無は同時に底のない落とし穴
だからだろうか
誘われるように足が動く
見えないのでなくあらゆるものの内包
差し出された孤独が
標のない道を彷徨い途方 ....
夜は絶え間なくやって来るこころの襞に
おとことおんなは何時もばらばらで

それは覚束ない幼児のあゆみのようで
ときに滑稽を誘うものかもしれない

きのうの残骸からきょうが算出されるわけでも ....
窓辺に座って目の高さの夜桜を眺める

春霞の空は街のひかりを吸って灰色に濁っている

額にあたる風が花びらを舞わせている

涙のようだ

あのときわたしが流した涙のようだ

涙はし ....
氷の針が心臓に突き刺さって苦しいと思うとき 海から全ての海水が巻き上げられてぼくの口へ吸入器のように入れられるとき きっときみはひとつの歌を口ずさむ ひとつの祈りを口ずさむ、ひとつの海の駅名を口ずさむ .... 夜が明けるまえ車を出した

帰る道がわからなかった

なのにライトが道を照らしていた

タバコを求めるためだけに酒場にはいった


おととい加齢臭のおとこに7時間拘束された

む ....
マジで庭に
スミレが咲いて居た頃の
記憶が自由に蘇る
ラーと言う太陽神が
ピラミッドを連れて
でも先端部分だけは取れて居たので
先端部分は
スミレで間に合わせた
田圃に遺灰を撒いて
 ....
母音がうつむいて部屋に籠る
空はもう投げ出された孤児となる
白い鴉の群れ
そこそこイケメンがほんとうのイケメンなのに、女の人たちは信じてくれない
なぜだろ
髪の乱れやすい季節のせいだろか
排卵日なのだろか

そこそこきれいな人をほんとうにきれいだなと思ってるぼくは ....
喧騒の中で食事をする

欲しようと
欲しまいと
食事をする

笑顔を隠して
涙を堪えて
怒りを抑えて
食事をする

独りでも
二人でも
複数の人とでも
特別な誰かとでも
 ....
包帯を顔面に
ぐるぐるまきまき

ミイラみたいで
死んでるみたいな
サナギみたいで
これから生まれ変わるみたいな

包帯まきまきの上から
油性サインペンで
新しい顔を落書きしてみま ....
おそらく期限切れのアンフェタミンがもたらしたのは
誰かを執拗に切り刻む紙芝居
生温かい数グラムの血しぶきが頬にへばりつく感触だけが
この世界で唯一変動しない価値のように思えた

 ....
気づいたら痣のような夜が太腿
にできていた。傷口からは海が
滴ってしまうので、私は鰓呼吸
をしなければならなかった、吐
き気を感じてシンクへ、喉の奥
からこみ上げてくる熔岩と陣痛。
それか ....
 西日の差す窓から遥か遠方の山々を望む。
 白く輝く飛行機雲を眺め、彼方に飛び去る鳥たちを見つめる。
 視線は常に前方を向いている。
 彼らの優しさを感じ、ゆっくりと目を閉じる。

 す ....
何千、何万回と
細い管を体内に入れて
排出するために
カーテンで遮るような社会

赤い手帳が福祉の窓口に置かれ
自動ドアが開き
外からの風が吹いて
折り紙で作った鶴のよう ....
いつのまにか名前を忘れていて
出席番号だけになった

常緑樹はかわらなくて
花のにおいはかけている
校舎と門
息をするのがむずかしいような
薄い空だけ

水に飽和して粘液のような砂糖 ....
野良猫に話しかける人を
路地裏の防犯カメラが覗いている
春の陽気はくすぐったいから、似合わない

見下ろせば宴、地獄の淵はビルの屋上にある
天国の近くは高い金網が必要

恋はいつまでも恋 ....
保管の状態が悪いそれは表紙やらを茶色く煤けさせる埃のようなものを纏っていた、永く倉庫に眠っていた武満徹の譜面を叩き起こしたいと思った。
壁というものを作ると、隔てられた先のそれは、隔てられる前すなわ ....
「空いっぱい」は初めての「名前」

「空いっぱい」に想いを描こう
喜び悲しみ苦しみ楽しみ怒り
いっぱい いっぱい描いていこう

君たちと出会って 色んな想い
みんな元気かな どうしてるの ....
音楽は子供組が舐める風邪シロップみたいなものなんだって
遠い昔にいた偉い人がそう言ったんだって
いつかのあなたがぶっきらぼうに教えてくれた
わたしは中古の楽器を担ぐあなたについてまわ ....
白い光が辺りを照らし
気分は少し救われている
明日の仕事をやり残したまま
うたた寝をする
こころは底の底に落ちてゆく

無理やりに身を起こし
コーヒーをすすり目を覚ます
静まり返った闇 ....
寝っ転がって
床の上に
手と脚とを
放り出して
無意味に曲げてみたり
曲がってみたり
上空から見た姿を想像して
角度を微妙に調整してみたり
床の方に向き直ってみたり
脹脛がつるくらい ....
  枯木のまえに坐り
  わたしは次第にあなたになる

  滲む
  たくさんの色たちのように
  あなたも次第にわたしになるのか
  河のかげにうつろう赤茶色の葉

  昼の ....
  脳内で柿の実など解れた
  歩道橋に立って私たちは
  水を飲み 青い街の影を観る
  幾つもの眼から切除された
  さびしい視覚をもちいて


つまりこういう事



そうならそうと



どうしてまた



何が何だか










今まで知らなかった顔

で ....
母に背負われて通ったこの道を
一度は
母を背負って歩きたかった
なつかしい
この故郷の道を
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7442)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コレクター- 梅昆布茶自由詩1417-3-24
哀れなAlley_Cat- ホロウ・ ...自由詩3*17-3-23
人と犬は枝と花- 田中修子自由詩9*17-3-23
伯父さんがやって来た- 間村長自由詩317-3-22
この世から- 吉岡ペペ ...自由詩317-3-21
- 乱太郎自由詩13*17-3-21
- 梅昆布茶自由詩617-3-21
夜桜- 吉岡ペペ ...自由詩917-3-20
塩の柱- 白島真自由詩31*17-3-20
帰る道- 吉岡ペペ ...自由詩817-3-20
スミレ- 間村長自由詩617-3-20
- 乱太郎自由詩5*17-3-19
そこそこ- 末下りょ ...自由詩6*17-3-19
食事をする- 坂本瞳子自由詩2*17-3-19
包帯ぐるぐる- まいこプ ...自由詩317-3-19
あの娘の胸に赤いバラ- ホロウ・ ...自由詩3*17-3-19
3.18- 伊藤 大 ...自由詩517-3-18
美、夕暮れ時の唄- ヒヤシン ...自由詩3*17-3-18
カテーテル- 5or6自由詩5*17-3-17
まなびや- 田中修子自由詩8*17-3-16
カラスは何色- 青の群れ自由詩617-3-15
_- ehanov自由詩317-3-15
空いっぱい- 楽麦自由詩2*17-3-15
音楽- DFW 自由詩12*17-3-13
うたた寝- 星丘涙自由詩10*17-3-13
身心伸- 坂本瞳子自由詩1*17-3-13
滲む- 草野春心自由詩517-3-12
観る- 草野春心自由詩217-3-12
- 5or6自由詩3*17-3-12
介護- zenyama太 ...自由詩217-3-12

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