すべてのおすすめ
ひととして生まれて
ほんとうによかった
この
、忌ま忌ましい 傷みは
決して手放さないと決めた
望まないものを食べて
ふっくらと肥えた鳥達

心はやぶれ、夢を違えて
雪はこんこんと降りしきる


温かい巣にいられないから
誰もかれも震えて
つめたい石の灯りを頼りに眠り

ど ....
名古屋が白く煙っていた

空に面したすべては雪を

素直なぐらい被っていた

冷たい車窓に手を当てる

ごろごろって手を当てる

我慢する温かさが欲しい

吐き出したら傷つくか ....
日常から
肌、離陸して
死を忘れている一瞬
匂い立つ樹木
おろかなのは おそろしいが
みじめではない
たぶん

半分まで橋を渡って
そこで橋がとぎれていることに気づく
雨さえ降らな ....
寺からオレンジいろの灯

今宵晴れたムーンライト

ひとりたそがれ繰り返す

こんなにも月があかるい

ちぎれ雲が水墨みたいだ


しあわせだ

冬枯れの森林公園

夜空 ....
 風の奏でる色彩はいつも淡色。
 僕の奏でる色彩はいつも原色。
 
 君は過去に向かって生きているんだね。
  僕は過去に縛られているつもりはないよ。
 そういう意味じゃないよ。
   ....
それは、不思議な音色だ

【祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前 ....
我を持ち始めてから割とすぐに、死ぬまでの期限を自分で決めた私は、
目の前が、ひどい闇のようだった
果てのないトンネルの入口にひとりおいてけぼりにされたかのような焦り

はやく死ななくちゃ そう ....
仕事を辞めてから
5才の周ちゃんと過ごす時間が増えた
染色体が一本多いゆえ
絵本を読んでも

 あーうー

歌を歌っても

 あーうー

だが時折、大きな黒目をぴくりとさせて
 ....
一瞬の奇跡の近くに
永遠の軌跡がずっと続いた
花瓶に差した薔薇を彩る橙色の呟きを待っていて

僕の遠い夜空にもある
シケモクは必ず捨てた方が良いだろう
妻が影で吸わないように

おせち ....
ヘザーは脱糞した
馬子と書いて
まごと読むのか
うまこと読むのか
分からずに混乱したからだ
未知に挑む勇気が
ヘザーには少し兆(きざ)した
籐椅子に座(すわ)って
海を見て居れば
負 ....
朝霧の川面に白鳥が数羽 

水は緩やかに流れる

この世の絵の具では表現できぬ

この景色なり

ああ なんという世界

うたたかの夢

まどろみながら

さまよいながら
 ....
 本日は晴天です
 雲ひとつない快晴です
 快いほど憎らしい青空です

 本日は晴天です
 空は飛んでゆくところでしょうか
 空は堕ちてゆくところでしょう

 本日は晴天です
 清々 ....
滑らかな肌に温かい指先
抱擁して温もりを感じあう

白い月が震えている

水が形を変えてゆくように
貴女の身も心もすり抜け
透明な感覚と喜びをえぐる

白い月が漂い揺れる

白い ....
しろい風がふく

ふくふくとしたてのなかで
やわらかに睡蓮のはながまどろう

ひたひたとあしがすいめんをとらえて

やわしく飛翔す

すいめんとおくのそのさかい

あたしはそこに ....
北風が吹き荒む漁村には
荒れ果てた番屋があり

やせ細った野良猫が
廃船の置かれた船着き場をうろつき

誰も泊まることのない民宿では
年金暮らしの老夫婦が
息子の帰省を待ちわびている
 ....
すべての厳しさにすべてのひとのやさしさにすべてのひとのせんさいさにすべてのひとのおくびょうさに、すてきなものをありがとうと、伝えたい

すべての方にありがとうを

*****


ふるえ ....
夜空から落っこちた

手作りの翼は
壊れてしまった

膝小僧を擦りむいた

もう風を遡ることは出来なくても
もう雲をつかむことはできなくても
もう衛星軌道にはのれなくても

膝小 ....
クソ真面目に生きている己を笑う

滑稽すぎる己を笑う

この真面目が

己を殺し

己を生かしてきた

クソの付く真面目など

神様も嫌うであろう

クソなどトイレで流して ....
優しさと痛みをくっつけてくれるのは

あたたかさだった

優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった

冬の光のような

さわやかな絶望と楽しげなかなしみ

太陽と地球の距離、そのあた ....
ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった



冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
 ....
我は、影のフィクサーであるぞな
しかも、何役もこなすスーパーマンであるぞな

周囲の者共よ
我に警戒せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ....
 小さな掠り傷だらけの心は
 胸にしまうには息苦しい
 白日へ晒すにはとうてい醜い
 何度もごみ箱に捨てかけた
 なにも感じなくなればいい
 心に{ルビ彩=いろ}などいらない
 その度に悪 ....
我が家といえば

大型スピーカー十本とアンプが五台
CDは千枚くらい
鍋が十個にフライパンが七つ
食器はコップなどを含めて数百個
本が約三千冊
釣り竿が七十本くらいでリールが五十ニ個
 ....
ビルの谷間に 転がるように のぼる満月
ひとりきり ひとりきり 旅するうちに
道を間違え 失った夢の数々
 
真夜中の 交差点を すれ違う人の群れ
嘘つき女が 札束を数えるエレベーター
拒 ....
昭和13年の正月にタイムスリップしていたのだ

女は着物か着物っぽい洋装をしていた

喫茶店では皆姿勢が良かった

会話の声はさ行が強調されて聞こえた

新聞はどれも昭和13年の正月の ....
愛が溢れ出す

それはほんとうの話

切なさの正しさを調べ出す

もう受け入れて貰えなくて

干からびた脳が暴きたてる

あなたの愛の

それはほんとうの話


最愛が旅 ....
急に、指先から、這い上がってくる怖さに襲われました

書くことが怖くなるなんて、思ってもみませんでした

何故かは、わからないままです

すこし、書くことからはなれてみることにします

 ....
すいすい

酔 酔

あなたに

酔すい

すいすい

酔 酔

おのれに

酔すい

しらふでいられぬ

このさがを

うらんでそうろう

よって

 ....
凛と向いたその瞳は強く何かを訴えかけていて
硬く引き結んだ口元は何かに耐えるかのように震えている
上を向いた鼻先にさらりと掛かった黒髪をうるさそうにかき上げて
彼女は此方をきつく睨み上げる
そ ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6928)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- もっぷ自由詩517-1-14
それでも絶やさずに- 印あかり自由詩6*17-1-14
車輪が雪を掻くように- 吉岡ペペ ...自由詩317-1-14
わたしたちの庭- 伊藤 大 ...自由詩317-1-14
少年時代- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-14
彼との淡い思い出に。- ヒヤシン ...自由詩7+*17-1-14
琵琶の音色- 水菜自由詩2*17-1-14
死生観- 水菜自由詩217-1-14
もみじの手- 服部 剛自由詩1017-1-13
トナカイの足音[イングリッド・ヘブラーを聴いて]- りゅうの ...自由詩8*17-1-13
ヘザーの勇気- 間村長自由詩4*17-1-13
天路歴程- 星丘涙自由詩4*17-1-11
本日、晴天なり- 中原みの ...自由詩417-1-11
白い月- 星丘涙自由詩5*17-1-10
- 水菜自由詩2*17-1-10
寂れた漁村- 星丘涙自由詩10*17-1-9
水花- 水菜自由詩6*17-1-9
壊れた翼で- まいこプ ...自由詩717-1-9
クソ真面目- 星丘涙自由詩3*17-1-9
工場とららぽーと- 吉岡ペペ ...自由詩817-1-9
ポリリズム- 小林螢太自由詩20*17-1-9
影のフィクサー- 水菜自由詩217-1-9
悪魔の詩- 中原みの ...自由詩317-1-9
ゴミ屋敷- レタス自由詩517-1-8
満月の物語Ⅱ- 星丘涙自由詩6*17-1-8
水溜まり- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
あなたの愛の- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
書くことの怖さ- 水菜自由詩5+*17-1-8
酔すい- 星丘涙自由詩3*17-1-7
ただ、- 水菜自由詩3*17-1-7

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