すべてのおすすめ
笑っているうちに
削られ 壊れて
きっと愛とはそういうものなのね

なぜ なぜ なぜ
がらんを抱えて
胸の穴 大きすぎる

喉の乾いた砂漠

たくさんの風がわたしを通り抜けた
雨 ....
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ....
たとえば記憶は放課後の下手くそな吹奏楽
たとえば記憶は昔よく聞いたJ-POP
たとえば記憶はガソリンスタンドの匂い
たとえば記憶はあったかい紅茶と日差し
たとえば記憶はおばあちゃんの家の匂い
 ....
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく

海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ....
朝のひととき
幸福感につつまれる

ふわふわと
浮かんでいる

忙しくしていれば
世の中の荒波にもまれ
消える定め

気分なんてそんなもの
何時までも続かない

朝のひと時
 ....
冥王星を掠めて絶対零度の孤独が錐揉みして墜落しお前の四肢を痺れさせ乱反射する寂寞が大海原に揺蕩って

見よ!

エジプト王の灼熱の眼!
楊貴妃の世界を抱擁する胸!
ナポレオンの歓喜に震える ....
 揺れる心を歌うには夜がいい。
 闇鳥のハミングなど求めはしないが、
 自分の影法師が闇に沈む時
 初めて人は自分探しの旅に出る。

 色々な人や物に出会う旅。
 惑いの日々はやがて過 ....
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化することはない
ただただ伝統のなかで呟いているだけだ


アンティークな森の向こうで遠雷が聞こえる ....
二年前にこども医療センターで行われた
ダウン症をもつ書家・金澤翔子さんとお母さんが
講演する写真が、廊下に貼られていた
(写真の隅には、ダウン症児の
 息子を肩車する僕と、隣の椅子に座る妻)
 ....
「私」はクリーニングされた折り目正しいまっしろなシャツ
「わたし」は金色に輝く産毛のように柔らかで
「ぼく」は遠足の前のワクワク、ワクワク
「僕」は雪舟が書く水墨画で
「おれ」は少年の日焼けし ....
面倒みいい面倒くささの

掛け合い


こんとんとんと

とことんとんと


精液は爪やすりと同じ


骨になったばかりの薫りには 面倒は居無くなり

冷えた灰からは ....
想像のピントを合わせたい
白鳥のような美しいものへ思慕を寄せて
栗のようなとげとげしい厳しさへの愛情を思って
ぶれたイメージでは生きている甲斐もないから
失われていくものを保存したい
分かれ ....
視線の先、ふたつのほくろ
気づきじゃなくて確認だった
並んで歩くリズムが少しずつずれていく
もうたぶん知っているでしょ

黒い地面に丸い染みが広がりはじめて
柔らかい肉に食い込むスーパーの ....
孤独
さみしさ
なみだに濡れ
生まれる詩がある

試練
つらさ
苦悩の果て
生まれる詩がある

歓喜
よろこび
感謝と共に
生まれる詩がある

喪失
かなしみ
暗闇の ....
自転車はよけなかったが
携帯電話はよけた
モーツアルトのピアノソナタは
K.(ケッヒェル番号)310と330で
イヤフォンで聞いて居るうちに
幼稚なところにたどり着いた
途中会計事務所が角 ....
今日 ひとりの男が電車に飛び込んで死んだ
理由は誰も知らない
朝のラッシュ時だった 駅は通勤客でごったがえしていた
アナウンスが流れる 
「○○駅にて人身事故のため 電車大幅に遅れています」
 ....
夕暮れ時になると思いだす
冬の岸辺にウミネコ一羽
死んだ魚をついばんでる



大人しい子供だった
要領の悪い子供だった
保育園のころ いじわるな女の子に
毎日つねられたりしていたの ....
僕たちは
宇宙にうかぶちっちゃいぱいの
トッピングなんだろうか

僕たちは
寄せ木細工で設えられた社会という
調度の構成要素にすぎなくて

いつも忙しくて小さな不満に支配される王国の
 ....
もう共感しなくなった年月が
物干し台にほされてる
夜になれなかったやみが
陽だまりで喘いでる
でも生きる方法なんて
なくならないのだと
笑ってる

昔言ったことのある言葉が
小川に産 ....
「線」だと信じていたものは
2つの物体が激しく衝突して
へしゃげ合った境界でした
あるいは
引いては寄せる波打ち際だったり
刻々侵食され崩れる海岸だったり
そんなものでした

世の中は ....
金色の髪を巻き上げた君のこと
小さい頃から好きだったんだよ
一緒にいた時の思い出はみんな
素敵なものばかりだったはずさ

カール 君がいなくなるなんて…
カール 君がいなくなるなんて…
 ....
子供の遊ぶ声
木々の梢にとまった名の知れぬ小鳥のささやき
どんな辞書でも測れないほんのすこしだけの幸福
一本の木はそんな幸福を見つめてただ沈黙している
鳥の中に鳥がいて、犬の中に犬がいる
そ ....
おい、みんなあ

声なき声をきいてるかあ

悲しかったり

つまらなかったり

みじめだったり

苦しかったり

そんなとき

みんなあ、声なき声をきいてるかあ


 ....
夜の残酷さに怯えるように一本の鋭い剃刀の上を蛞蝓が這う
微小なガラス玉のように危うく私の生はあるのか
ゆっくりと剃刀の上を這う蛞蝓の軌跡を辿る者は生と死のあわいで屹立し吐息を吐
我々は死の影の奈 ....
かくも生きづらかった
彼らの声を聞く

声さえ出せなかった
彼らの文字をたどる

文字さえ綴れなかった
彼らの沈黙を察する

自我はもはや
虫の息
消えてゆくのは
超え ....
あした生きていたらひばりは80歳になる

酉年に80になるなんてやっぱりひばりだ


レコードデビューまえ9歳の彼女は巡業中バス事故に遭う

死体としてならべられ白い布を顔に被されそうな ....
小島先生の大きな手が
私の後頭部を襲い
私は前歯を机にぶつけて
少し欠けてしまった
思い出せば鉄棒でも
欠けさせた事のある
前歯のすぐ隣の部分が
欠けて居る
思えば小島先生の手が
女 ....
理性というブレーキを使い

破滅への道を潜り抜けている

愛する人を大切にしたい

何かに夢中になりすぎて

淋しい思いをさせたくない

良心の呵責には耐えられないから
 白い景色の中で回るメリーゴーランドに人はいない。
 何かの気配を感じる朝はいつもより濃い目の珈琲を飲む。
 人工的な村は閑散として涼しげだ。
 そして私は今日もまた何かに迫られて過ごすのだ ....


張りつけられた心は
鉄を含んでもいないのに
錆びるさびるサビル

錆びて凍てついた心は
剥がれる
剥がれる
根こそぎ剥がれてしまう

はがされた裏に何があるのかのぞいてみた ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7442)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風紋- 田中修子自由詩217-6-4
ぐだぐだになって- 吉岡ペペ ...自由詩917-6-4
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-4
波打ち際の彼女- 這 いず ...自由詩717-6-3
気分- 星丘涙自由詩2*17-6-3
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-3
ジンジャーエールを飲みながら。- ヒヤシン ...自由詩5*17-6-3
ぼくはこのさきも花を育てることなどないだろう- ホロウ・ ...自由詩3*17-6-3
息子の見舞い- 服部 剛自由詩117-6-2
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-2
面倒の匂い- つきのい ...自由詩217-6-2
想像のピント- 黒髪自由詩3*17-6-1
左側、右頬- 青の群れ自由詩417-6-1
淀んだ魂- 星丘涙自由詩6*17-6-1
夾竹桃- 間村長自由詩11*17-5-31
誰も知らない- 涙(ルイ ...自由詩717-5-31
ライフ_イズ_ビューティフル- 涙(ルイ ...自由詩517-5-31
alien- 梅昆布茶自由詩13*17-5-31
もう共感しなくなった年月- 新人さん自由詩5*17-5-31
「線」に憧れるワタシ- まいこプ ...自由詩417-5-31
カール- 1486 106自由詩717-5-31
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩217-5-31
声なき声をきいてるか- 吉岡ペペ ...自由詩417-5-30
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩217-5-30
彼らの彼方- シホ.N自由詩417-5-29
ひばり讃歌- 吉岡ペペ ...自由詩317-5-28
歯医者- 間村長自由詩617-5-28
良心- 星丘涙自由詩4*17-5-28
無題- ヒヤシン ...自由詩9*17-5-28
降るもの_3断章- 新人さん自由詩3*17-5-27

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