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枕は夜の舟
ソバ殻
ビーズ
低反発ウレタン
素材は様々

草木が眠る頃
ボクたちの首を乗せて
夢に漕ぎ出す

地球の半分ではいつも
首無し死体が散乱しているが
肉体の重みから
 ....
湯島天神の境内に入り
石段で仰いだ空の雲間から
顔を出す
しろい輪郭のお天道様が
遥かな距離を越えて
この頬を温める

あぁ、皿回しの利口なお猿さんが
師匠に手を引かれ
ひょこひょこ ....
      裏庭を横ぎった 
         雀かなぁ
 それとも 春の野鳥かなぁ
 
     物寂しい郊外から
     聞こえて 消えた
    救急車のサイレンが

   広 ....
月は見えない

普段から夜空など見もしないくせに
月の輝く夜など欲しくもないくせに
一番星などどうせ気づかない
流れ星など見ることはない

赤らんだ空に涙を乾かしてもらったことは
あっ ....
皮脂で汚れ切った車窓越しに
遠ざかる
街の灯を眺めている

真っ当に生きて
正しく幸せになることが
こんなにも簡単だと気付くまでに
随分と
遠回りをしてしまった


 ....
翼もがれて堕ちてゆく
なだらかに弧を描きながら
緩やかな速度で
痛みを覚えるために
気を失うことはなく
流血も軽やかに
飛沫を放つこともなく
身を捩ることも捻ることもできず
嗚咽さえ上 ....
疲れたけれど
明日も歩こう
疲れちゃったけど
云わないで歩こう
神さま疲れた
神さまだけには
疲れちゃったよ
天と地と
自分だけ知って
明日も歩こう
おぼつかない
てのひらでうけとった
灰色の雲間からの
太陽球のささやかな光筋に
もうすでに摩耗しきった熱の残滓
会話と歩幅に
かたつむりの速度を馴染ませた
潤いの傘の季節
かつての興隆 ....
寝床は
闇の螺旋をえがき
赤い瞳に底を映す

白昼の日常に忍びよる
気づかれない
巧妙に仕組まれた罠

不可視での攻防は
繰り広げられる




からまって
ゆるりと
 ....
サンゴ礁の様な幸せを探して居たら
脱衣場で急に扉が飛んで来て
指を負傷してしまう
猛烈な扉に
右手の人差し指が
痒みまで作る

サンゴ礁の様な倖せを探して居たら
洗面所の電気を急に消さ ....
貝がらが君の右の手から放たれて、しなだれた花びら一輪を左の手から掬った。泣いてしまう前に話そう。潮の満ち引きのこと、涙の渇く早さのこと、月の光の明るさと甘さのこと、君との足あとのこと、私の .... もしも涙が雨だったなら

「涙なんか流すな!」と怒る人の
なんと愚かしいことか

シトシト
ポツポツ
ザーザー

もしも涙が雨だったなら
現在過去のつらいことは
それを作る雨雲だ ....
傾斜を下り刺し殺された命たち
多くの者は海の最果てで
多くの者は自明な住宅で
この土地で地を這い工事していると
命たちが呼吸に紛れ込んでくる
もはや死んだ命たちは生活の粒子
我々の ....
血の滲んだ跡が
愛おしくて
頬に押し当てたまま
夜が明けるまで
このままでいよう

舐めるでもなく
拭うでもなく
頬ずりして
頬ずりして
一晩を明かす

なんでもない
大した ....
青空に
雷が鳴り響く

冷たい風が吹き
燕が飛んでゆく

暮れゆく街
なぜか
こころ騒ぐ

薄暗い部屋で
ひとり座り
明日を思う
きみがめをとじている
つきがこんなにきれいなのに そういうと
きみはすこしあきれて ばかねとぽつり
なにもしらないこども たしなめるように

しろいつきのあおいひかり
ひとのゆききや くる ....
「死体は喋らない」

死体は愛を語らない
死体は不平を言わない
死体はデモに行かない
死体はイデオロギーを持たない
死体は本を読まない
死体は飢餓を知らない
死体は郷愁に溢れない
死 ....
一見すると簡単で、実は難しい
鉄の錠前の鍵を見つけること
なにせ探す本人は目が悪いと来ている
ああ、どこにあるの
まずは目を治そう
そしたら鍵が見つかるはずだ
うどん屋で素うどんを頼んで
 ....
青い空には檻と月しかなかった

言語がちがえば思想もちがう

文化がちがえば感性もちがう

国がちがえば守るものもちがう


どちらかが謝り

その誠意をかたちに表し

それ ....
笑っているうちに
削られ 壊れて
きっと愛とはそういうものなのね

なぜ なぜ なぜ
がらんを抱えて
胸の穴 大きすぎる

喉の乾いた砂漠

たくさんの風がわたしを通り抜けた
雨 ....
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ....
たとえば記憶は放課後の下手くそな吹奏楽
たとえば記憶は昔よく聞いたJ-POP
たとえば記憶はガソリンスタンドの匂い
たとえば記憶はあったかい紅茶と日差し
たとえば記憶はおばあちゃんの家の匂い
 ....
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく

海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ....
朝のひととき
幸福感につつまれる

ふわふわと
浮かんでいる

忙しくしていれば
世の中の荒波にもまれ
消える定め

気分なんてそんなもの
何時までも続かない

朝のひと時
 ....
冥王星を掠めて絶対零度の孤独が錐揉みして墜落しお前の四肢を痺れさせ乱反射する寂寞が大海原に揺蕩って

見よ!

エジプト王の灼熱の眼!
楊貴妃の世界を抱擁する胸!
ナポレオンの歓喜に震える ....
 揺れる心を歌うには夜がいい。
 闇鳥のハミングなど求めはしないが、
 自分の影法師が闇に沈む時
 初めて人は自分探しの旅に出る。

 色々な人や物に出会う旅。
 惑いの日々はやがて過 ....
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化することはない
ただただ伝統のなかで呟いているだけだ


アンティークな森の向こうで遠雷が聞こえる ....
二年前にこども医療センターで行われた
ダウン症をもつ書家・金澤翔子さんとお母さんが
講演する写真が、廊下に貼られていた
(写真の隅には、ダウン症児の
 息子を肩車する僕と、隣の椅子に座る妻)
 ....
「私」はクリーニングされた折り目正しいまっしろなシャツ
「わたし」は金色に輝く産毛のように柔らかで
「ぼく」は遠足の前のワクワク、ワクワク
「僕」は雪舟が書く水墨画で
「おれ」は少年の日焼けし ....
面倒みいい面倒くささの

掛け合い


こんとんとんと

とことんとんと


精液は爪やすりと同じ


骨になったばかりの薫りには 面倒は居無くなり

冷えた灰からは ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の舟- まいこプ ...自由詩317-6-10
合格祈願- 服部 剛自由詩317-6-9
田舎街の風- 信天翁自由詩217-6-9
本能か- 坂本瞳子自由詩2*17-6-9
終電- 自由詩9*17-6-8
晴天のそれ- 坂本瞳子自由詩2*17-6-7
- もっぷ自由詩717-6-6
ニュートラル- 本田憲嵩自由詩417-6-6
- 星丘涙自由詩2*17-6-6
右手の人差し指- 間村長自由詩317-6-6
もう君の声も聞こえないほど- かんな自由詩4*17-6-6
もしも涙が雨だったなら- 巴(とも ...自由詩317-6-6
生活の粒子- 葉leaf自由詩317-6-6
血一滴- 坂本瞳子自由詩7*17-6-6
夏雷- 星丘涙自由詩4*17-6-5
りんご- Y.T自由詩11+*17-6-5
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩317-6-5
錠前- 杉原詠二 ...自由詩6*17-6-4
檻と月- 吉岡ペペ ...自由詩117-6-4
風紋- 田中修子自由詩217-6-4
ぐだぐだになって- 吉岡ペペ ...自由詩917-6-4
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-4
波打ち際の彼女- 這 いず ...自由詩717-6-3
気分- 星丘涙自由詩2*17-6-3
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-3
ジンジャーエールを飲みながら。- ヒヤシン ...自由詩5*17-6-3
ぼくはこのさきも花を育てることなどないだろう- ホロウ・ ...自由詩3*17-6-3
息子の見舞い- 服部 剛自由詩117-6-2
140文字詩(@jitensya612)- zitensha自由詩117-6-2
面倒の匂い- つきのい ...自由詩217-6-2

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