すべてのおすすめ
空虚が扉を叩くので
愚かにも私はまた、
鍵を開いてしまうのです

生まれたての悪魔は
私の恋人達を連れ去っていきます
暫く経てば私を忘れて
皆幸せに暮らすのでしょう
(きっともうすぐ春 ....
二〇一五年四月一日 「少年はハーモニカの音が好きだと言った。」

 これは、『ゲイ・ポエムズ』に収録した『陽の埋葬』の一つに書いた少年の言葉だった。ぼくがまだ20代だったころの話だ。なんで思い出し ....
生きてる事に意味なんて求めて
探し歩いたりするから
苦しくなったり辛くなるんだよ

生きてる事に意味なんてないよ
第一そんな厄介なものいらねぇよ

鶏見てみろよ
卵産まされ
肉は食べ ....
空から釘が降って来ます
かなしい月夜の破片のように

眼のない森に歯形を付けて
ひとり眠りにつくとしよう
かってに窓をたたく
うるさい木枯らしたち

寒波がいったい
僕に
何の用があるのだろう

ヒューヒューと
何かを叫ぶのは

よほどの事が
あるに違いないけど

ただでさえ眠れ ....
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり

自分は暇人か
そうじゃない

私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか

乗り物を降りると

豆腐屋が通りを ....
貧しいすきとおるようなものが欲しくてさがしまわり、けっきょく無くって、すごすごと帰ってきてみた。そしたら、ぼくのふるさとの図書館(とても腹ぺこなちっちゃな図書館) に、みつけた。

その、薄くてか ....
なんか悲しくて泣いた。

曲聴いて言葉聞いて泣いた。

泣いた。

心からの苦しみと悲しみの音楽は、

ほろほろと、

まるで雨粒のように私の瞳から流れ出した。

1/29の日 ....
「誇り」のために人を殺せない。
それができるのは「無知」なためにすぎない。
英語は嫌いである。
その言葉には倫理が内蔵されていないからである。
たとえば
詩人は
行間に暮らすマルクス・アウレリウスだ
鷲の目で彼は
位置補正に躍起となるが
彼の魂は複雑過ぎて
民衆には手におえない
罵言と祝詞の人
それが彼
理性は上辺に過ぎない ....
京急のね
蒲田、平和島あたり通るころ
富士山が見える時があんのよ
そしたら何でもない車内で
あぁってじんわり沁みてくる
それが沁みてくんの

朝はもう乗ってるだけで
鬱になりそうなと ....
皆が出来る事が自分だけできない
頭が悪いから役所の書類も理解できない
もうどうしていいか分からない
君はそう言って一時間泣き通した
ぼくはその間じっと耐えていたけど
これだけは言った
幸せ ....
 寺山修司さん申し訳ない
 お借りいたしました

振り返ると眩しい過去なんて持ってません
くすんだ色のくす玉がいくつか割れたくらいです

恥の多い過去の道筋でした
 太宰治さん少しパクら ....
1920年代も不安だった。
ハイデガーの哲学に希求した者たちも多くいた。
2020年代、世界は危機である。
でも日本はあいかわらずである。
イスラエルはいち早くワクチン接種している。
日 ....
鳥はなんでとぶか
この謎をしるものはいない
人がなんでとべないか
これも誰もしらない

仮説を枕にみる夢は
打ち続く杭となり
惑星の地平線を覆い尽くす

繋ぎ止める物語が無ければ
 ....
「無限への疾走」

俺は疾る どこまでもゆくつもりで どこへでも出没するつもりで

褶曲する大陸の謎めいたダンス! 沈み込んでは浮き上がる海嶺の飽くなき屈伸 粘菌たちの超越 シ ....
{引用=「プロローグ」



 これからここに記すそれぞれに違ったかたち(そして切れ切れの)でのエピソードは、俺が或る月のない晩、夜気に頬を冷まそうと戸外に出た折に、まったく偶発的に何処か ....
アルゴリズムはフェアに
世界から私だけを排除した

誕生の瞬間に経験した
この世の全てが
ピークアウトしていく

暫定二位以上になりえない
この先の道に
わたしは種を植える

花 ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ

いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった

遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
母がデイサービスでお世話になっていた、
ホームの方がテレビニュースに出ていた。
PCR検査の件だったとおもう。
ホームはうちから10分ほどのところにある。
自分もリハビリをやろうとおもって ....
{引用=目に見えぬ
そてつの花粉
やるせなく
潮の先触れ
丘下り

ああ風は
吹いたり止んだりの
まるで
ゆえなきビブラート

掬ったみそらで
すすぐ顔
静まりかえって
も ....
どこまでもながされてゆく果てしない旅だ
おみごとに円満する人生でもないし

きみのいる風景にぼくは入って行けない
俯瞰するわけでもなくぽさっと眺めてる

ぼくはコイン電池のCR2032で動 ....
証----------あかしとは
なんて残酷なものだろう

人は人にあかしを求め

人はそのために
命を落とすこともある

自然は
あかしを求めることはないが

人にあかしを与え ....
「とりさんあのね」


とりさんあのね

ひみつだよ

あたし ひこうききらい

とりさんが すき



「ママだいすき」


ママだいすき

だか ....
二〇一五年三月一日 「へしこ」


 日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ....
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ

それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから

物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ....
やってねえよ

オレじゃねえ

本屋で本積み上げてレモンを乗っけてきた?

何の為に?

知らねえよ


やってねえよ

空いっぱいにフランスパンを浮かべた?

どうやっ ....
一押しのモヤモヤ
多分、現すに満たない私の表現力は
見る者を選ぶかもしれない


正体を見るにその主は
大は宇宙の様から
小は感情の機微まで

高みから見れば何とはないが
澱んだ眼 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6962)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
孤独の成り立ち.二- 瑠王自由詩721-1-31
詩の日めくり_二〇一五年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17*21-1-31
生きてる事に意味なんて- こたきひ ...自由詩721-1-31
釘降りの夜- 道草次郎自由詩8*21-1-31
寒波の訪問者- st自由詩521-1-31
文学だなんて思わないけれど- こたきひ ...自由詩821-1-31
豆腐のうた- 自由詩17*21-1-31
うつくしいもの- 道草次郎自由詩3*21-1-30
悲しみのメロディー- a i自由詩2*21-1-30
苦言- ナンモナ ...自由詩3*21-1-30
英語嫌い- ナンモナ ...自由詩2*21-1-30
詩人はどこにいるか- 道草次郎自由詩5+*21-1-30
富士見- AB(な ...自由詩621-1-29
大丈夫- 道草次郎自由詩221-1-29
燐寸するそのつかの間に- こたきひ ...自由詩321-1-29
哲学などいらない- ナンモナ ...自由詩4*21-1-28
鳥はなんでとぶか- 道草次郎自由詩621-1-28
無限への疾走- 道草次郎自由詩221-1-27
隕石のながい尻尾- 道草次郎自由詩3*21-1-27
アルゴリズム- TwoRivers自由詩121-1-27
最寄り駅から電車に乗って- こたきひ ...自由詩721-1-27
ローカルなニュース- ナンモナ ...自由詩2*21-1-26
冬麗と吉兆- 道草次郎自由詩2*21-1-25
CR2032- 梅昆布茶自由詩921-1-25
- st自由詩321-1-25
とりさんあのね- 道草次郎自由詩2*21-1-24
詩の日めくり_二〇一五年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-1-24
耳元でポエムが囁きだした頃から- こたきひ ...自由詩521-1-24
供述- 墨晶自由詩5*21-1-24
不確定なモヤモヤを、拙く認める- 二宮和樹自由詩221-1-23

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