娘の卒展へ行くため
阪急電車に乗る
神戸方面へ

降りたのは
懐かしい駅

娘が幼い頃
二人で訪れた動物園

記憶にあるのは
平日で空いていたのと
曇った空
彼女のつむじ ....
私なんてどこにもいなかったので
何にでもなれるような気がしていた
それがどれほど孤独で絶望的な自由か
誰に聞かれる機会もなかった
                      白線を踏んだら死刑 ....
春の息吹に乗る微粒子
乾いた朝でも曇る息
微細な空の揺らぎに
晴れも霞んでいるので
日が翳る

1ッ目のおばあさんが
足を引き引きもっさり歩き
折角の春の兆しが
煙にむせる

マ ....
{引用=海の見える町に住んでいる少女
概念と図形によって構成された空間
外気は暖かく、音響は風に乗る放物線に乗って
漂う粒子が拡散する市街地まで
通過するバス停前の時刻表に
飛来する戦闘機の ....
祝祭

⚫️

光の広場
高名な建築家の最後の作品だと聞いた
帽子の男が私で
子どもの声で満ちている
風に揺れる旗は、祝祭の印か?
水たまりに空が落ちて
覗くと私よりも帽子の方が
 ....
 憤りのままに
 閉めてしまった冷蔵庫の中で
 ビンのぶつかりあう音
 微細なひび割れでもあったのか
 ジャム瓶だけが割れた

 ねっとりしたトパーズ色と
 雑ざって宝石の様に耀う
  ....
昨夏のぎっくり腰
冬前から
通勤を徒歩にした

細い道を 
とことこ歩く

畑を過ぎた辺り
今日は見まいと
思うのに
やっぱり見てしまう

古い美容室に貼られた
ポスター ....
子どものころ
線の上から落ちないように歩いた
落ちたら地獄だし
ワニに食べられるし


線と一口に言っても
それは幅広い帯かもしれず
ドットや河や霧かもしれず

​「黄色い線の内側 ....
ここを出る
それがため
靴をさがす
昔は どんなものでも平気だった
今は、理由や 人目さえも気になり
履く靴を
みつけられない

   ・

辞書のことばで表現できない ....
待ち合わせは苦手、{ルビ純心=まごころ}を証明しつつ傘を持つ。今日はおひさまが寝ている、いつかこたえは聞けるだろうか。それともおしまいになるだろうか、意外とかくせるから大丈夫なきがする。

こぼれ ....
靴箱の端の空が
からんと鳴る
きさらぎさらさら
あかぎれ星座を
なぞろうとする親指
さらさら
布団のあかぎれ
じっと見つめる窓が
かくりと折れないように
休みがちだったわたしは
先生から放課後
「またあしたね!」と
言われるのが
なんとなくいやだった

とうめいな巻き尺で
コンベックスを握られているような
針穴のない縫い針である自分を
 ....
ワイ、大まかな仲間多いわ。
わいおおまかななかまおおいわ


旅立つ幸いを、祝い去った日だ。
たびだつさいわいをいわいさったひだ


ゆっくりとした歪み。水浸しと陸。梅雨。
ゆっくり ....
大谷翔平がホームラン王を取った日に
子どもを諦めようと思った

爽ちゃんはいつもよりすっきりした顔で
ずるいと思った、のは、ずるいと思った

今年の正月はいつもより冷えると
ニュースキャ ....
まだ寒い気候が続き
山の向こうは雪だというのに
春が待ち遠しくて梅の花見がしたい
田舎の丘に固い蕾が付いただろうかと
そんなことばかり考える

春が来たら
何かが変わるかもしれない
や ....
草鞋虫を片ほうだけ履いて、
春が土足で入ってきた、
ながらく寒かった和室の畳の上にも、
いっぴきの草鞋虫が入ってきた、
あるところに
じっかのあきやうるおとこあり
ちちははすでにしにたえて
たずねくるひともなきあきやなり
そのたたずまい
みるからにふるくおおきくおそろし
なにびともちかよることなし
あると ....
私の住む家は賃貸

先日
リビング横の柱に
鉛筆で書かれた
数字と線を見つけた

よく見れば
身長を測った印

一三九センチから
始まっている

──中一で一四八センチか ....
その人の悲しみを
すこしでも
軽くするために

その人の傍にいて
できることを
模索する

それが目下の
やるべき
大切なこと

今日は
蜂蜜紅茶と
笑い話を持参

 ....
砂を撒く、
乾いたアスファルトに、
人でなしの
首を埋めるために

生き血を吸う白い砂を
さっさと撒く

額に、
汗がにじむ

 地下まで続く

 迷路、

 ビルの街。 ....
{引用=dot dot dot dot dot

歩いてる dot
たくさんの dot
ゆめのなかの都市に

浅いゆめと蒼い Silver
集まる dot すれ違う dot
喧騒 ....
またね
ということばが
いつからか嫌いになった

そうは言っても使うのだけど

なんとなく
さよならより
なんとなく
ざんこくな
気がして

また が
こなかったときに
か ....
雪降る
神戸ポートアイランド

退院する夫を迎えに

土曜は
車が少ない

フロントガラスに
吸いこまれてくる
雪の花

淡く霞む
道も景色も
うんと広々

車線変 ....
距離を置いて見ると、停滞は、閉じ込められた珊瑚礁の内部で発する火花を象徴しているように、感じられる。

困難な技巧は、郊外で唇の一生涯を、夢想的には描かない。

暴露的な腐食が、私たちの遠くに ....
{引用=


みぞれと呼ぶには、儚い白い粒子
海峡を冬景色にかえる


流木の積もった雪をはらう
 
歩き始めた息子の手は、
疑いを知らぬ 温もりで
もう一人の赤子は、腕のなかで ....
 陽のあたる
 名前も知らない神社のわき道
 側溝を覆い隠す熊笹の
 枯れて葉の縁が白くなる隈取りに
 春へうつろう植物の
 地力を感じてたのしくなる

 ぽつねんと浮かび
 ふいに消 ....
 日射しが強まり、ポタポタと雪が溶けて
ゆき、ようやく春がやってきた。
窓に打ち付けられた板を父が外したら、
部屋も目隠しを外したように、暖かい光が
入った。
土は肥料の臭いを纏い、
沢の ....
息子への詩
私から巣立った息子へ
母のこの思いを受け取れる日があるならば
君にたった一つ渡したい
そのたった一つをいつか君が
私の事を思い出して懐かしむ時に
心が温まるような
 ....
節分の豆まき用の
落花生

結局
「鬼は外 福は内」は
やらずに寝た

今夜
ウィスキーのアテに
落花生

パキッと割ると
左右に分かれて
一個ずつ

なんだか
悪 ....
 学校帰り、町に一つしかない音が出る横断歩道を、
わざわざ渡って帰ろうとしたら、横断旗が誰かに
盗られて無くなっていたのでがっかりした。
通学路は神社の山を横に見て、帰る道には線路が近い。
金 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8613)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひかりをもらう日- 花野誉自由詩15*26-2-17
- 自由詩426-2-17
霞む早春- 伊藤透雪自由詩3*26-2-17
0.02..- ryinx自由詩14*26-2-17
祝祭- 後期自由詩326-2-16
JAM- リリー自由詩14*26-2-16
ポスターの女- 花野誉自由詩11+*26-2-15
線のあちらこちら- 凍湖自由詩626-2-14
雑想_Ⅱ- 月乃 猫自由詩16*26-2-14
しょこら- 唐草フウ自由詩7*26-2-14
名前- wc自由詩12*26-2-14
MATANE2- 唐草フウ自由詩10*26-2-14
仲間かな?(回文)- 水宮うみ自由詩326-2-14
バーキン- にゃんし ...自由詩626-2-14
春を待つ- 伊藤透雪自由詩9*26-2-14
草鞋虫- 本田憲嵩自由詩1426-2-14
じっかのあきやうるおとこ- ばんざわ ...自由詩326-2-13
賃貸- 花野誉自由詩13*26-2-12
我儘なのかもしれない- 花野誉自由詩21*26-2-10
砂の装飾- atsuchan69自由詩16*26-2-10
dot- ryinx自由詩17*26-2-9
MATANE- 唐草フウ自由詩15*26-2-8
土曜のポートアイランド- 花野誉自由詩10*26-2-8
裸眼、公開された抽象絵画- 牛坂夏輝自由詩6*26-2-8
雪国- 月乃 猫自由詩16*26-2-7
こみち行く- リリー自由詩21*26-2-7
奔別Ⅱ- 伊藤透雪自由詩5*26-2-6
息子への詩_- 桜 歩美自由詩3*26-2-6
落花生を割る- 花野誉自由詩22*26-2-4
幾春別- 伊藤透雪自由詩4*26-2-4

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