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余命いくばくもないかのじょが
嫁にいくはずもない

だからかのじょを月につれてって
星のあいだで遊ばせて
どこまでもひろい宇宙で夢中におどらせて

この世の果てまでつれてって
忍苦の悲 ....
ふしぜんなくらい明るい
かのじょの笑い声の高さが
かのじょの悲しみの
深さです

だから
夜になると
かのじょは
ベッドのなかで真顔になります

ふたつの瞳は
だれもしらない
 ....
ジョン・レノンが死んだと聞かされた時
ぼくは漕艇部の部室にいて
着替えをしていた

目の前に灰色のコンクリートの壁があった
目の前に灰色の無機質なコンクリートの剥き出しの壁があった

ジ ....
地獄、極楽、ニューヨーク
いつ行く、ニューヨーク?

なんて 
とある異邦の一都市のキャッチコピーを
いくら考えてみても重ねてみても

おれら貧乏人にはなんの縁もないし
まして
世界 ....
この頃は本は読まない
特別の主義や信念があってのはなしではなくて
ただソノキニナラナイ
ただそれだけ
それだけのはなし

残ったものは少しのエッセンス
と その他は全部ナンセンス

 ....
私達の望むものは
犯罪についての詩ではなく
犯罪としての詩である

私達の望むものは
悲劇としての戦争ではなく
祝祭として戦争である

私達の望むものは
不愉快なる善意ではなく
快 ....
ある日
おもい扉の
無言に背をむけ

行くへのない
路線バスにのって
靴をながめ

芋虫のような地下鉄と
真昼の亡霊たちの
ガランとした電車にゆられて
未来をあきらめ

だれ ....
どちらへとひと言尋ねると
ちょっととひと言返ってくる
誰をとまたひと言尋ねると
ちょっととまたひと言返ってくる
返ってくるんだが
その後のひと言を持ち合わせない僕なのである

見あげれば ....
なんだか知らないが
兎に角 最初の一行が出来あがる
なんだか知らないが
次の行は誰も知らない
もちろん自分も

なんだか知らないが
行と行の間には
深い深い溝がある方がいい
つまり驚 ....
うれしかったので
なみだがこぼれた

かなしかったので
なみだをこらえた

ぱせりせいじ
ろーずまりあんたいむ

あいしていたので
だまっていた
赤の他人が
赤の他人を
殺したとて
私に何の関わりがあろう

真っ赤な他人が
真っ赤な他人を
惨殺したとて
なにを非難するいわれがあろう

戦争のなかにも慰安があり
平和のなかに ....
そらの珊瑚さんの浩一さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Take_Her_To_The_Moon- 浩一自由詩3*14-12-25
かのじょ- 浩一自由詩3*14-11-13
ジョン・レノンが死んだ- 浩一自由詩4*14-8-5
ニューヨーク- 浩一自由詩214-8-1
不読の秋- 浩一自由詩212-4-14
私達の望むものは- 浩一自由詩3+12-3-2
ある日- 浩一自由詩512-3-2
後ろ姿- 浩一自由詩512-2-8
詩論- 浩一自由詩2+12-1-20
無題_1- 浩一自由詩212-1-18
事件- 浩一自由詩312-1-8

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