 すべてのおすすめ
すべてのおすすめ
わたくしは
わたくしに命令する
みろ
あからさまに
すべての理知的なリズムが
生き死にちかづく様を
眩しさの
言葉の
世界の
それぞれの海に
よせてはかえす波に
わたくしはなすす .... 
新しいノートを開いて。さいしょのページだけ。きれいな字を書くようなひと。僕もいっしょだ。
サイドミラーに映った、中華門のおおきな金文字。鳥居っぽいね、話しかけると。となりでは眠るひとがいた。遅い .... 
自動販売機のコイン投入口に
すいこまれていく女の人をみた金曜日の夜
ポッケの底のおつりの枚数をかぞえていた
裏面をやさしくなぜながら
口当たりの良い絶望味のコーラをぐびぐびのんだ
昔乗用 .... 
{引用=※}
いままで
だれもみたことがない
世界地図をえがきながら
いつまでも未着の手紙
のことをかんがえる
そして
伝送されつづけるテレパシーのことをかんがえる
どちらも
回帰線 .... 
 この星系のどこか
 色でけずったメタンガスにちかいどこか
 バスの墓場がある
 何億台もかさなりあって絶命している
 すすけた錫がキーンと光っている
 純粋だと主張する天頂方向に
 .... 
無限小と無限大とよばれる番いがちょうちょを啄ばんでいる
雨上がりはまだ地平のむこうにひそんでいる
くちばしにこびりついた燐粉が死んでしまった!を水煙で香るが
雨だれの音楽葬でさようならする
 .... 
