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【女】

あまがえるが恋をしたからって
雨が止むわけでもないけれど
どうせ降り続くなら
恋をしたあまがえるの時がいいわね

【男】

耳そうじのやり過ぎで
三半規管が ....
昨日世界が終わった後の話だけど
僕はいつものように夕飯を食べて
居間でテレビを見ていたんだ
どのチャンネルも
世界が終わったことについて
特集をやっていたけど
一つだけ
子 ....
息子が戦場へと行く
それを彼の父親と祖父が見送る
私はどうして息子が戦場に行くのかを知らない
私は何度も自問する
なぜ息子は戦場へ行かねばならない
なぜそのことを私は知らない
息子は父親と ....
各時代には
それぞれペニスが生えていて
長いものや
固いものや
それはそれはいろいろな種類があるけれど
私は特にその中でも
品のいい形をしたものを選んで
自分にあてがった  ....
一人ぼっち寂しそうね
そう言って目を細めた
こんなにもきれいな夕日だけど
太陽の本音を君は知っている

柔らかな暖かな
風が撫でる君の赤い頬
夕日を映した様に
それはとても可愛らしくて ....
初めてこの部屋に来る彼女は
僕の本棚を見て
どんな本を読むのだろうか、と
思うのだろうか

僕の机を見て
何に興味があるのか、と
思うのだろうか

壁に立て掛けているギ ....
妖精の振りまく鱗粉が
鍵盤の上に優しく振り落ちる
それは聞いたこともない和音
はらはらと
ポロン、ポロンと

和音に合わせて妖精は歌う
声は和音をかするすれすれの高さで
 ....
戦争と戦争の隙間で
私は生まれ、死んでいくので
それを平和だと気づくことは
当然ありません

だから暴力に飢えます
だから革命を欲します
無い物に欲するのは
人間の性なの ....
なんでも見通す
なんでも見通す
ママの秘密
あの子の秘め事
隠れてるものは全部、全部

だから神様は嫌い
なんでも見通す悪魔が嫌い
自分の秘密
世界の秘密
隠し事 ....
青色のがいい
赤色のがいい
取替えっこしよう
取替えっこしよう

死んだら同じ
どの色乗っても
死んだら同じ
輪っかの色は関係ない
神様の識別はその日の気分

 ....
おやすみロボット
今日も一日ご苦労さま

朝におはようと言って
昼にこんにちはと言って
おやつの時間にお疲れさまと言って

おやすみロボット
お疲れ様ロボット

きっと ....
橋の上で絵を描く男
道行く人を描く

美しい人が立ち止まる
私の絵を描いて御覧なさい
きっと売れる絵が描けるでしょう
美しい顔をした女は
絵描きの前で最良の笑みを浮かべる
 ....
死の森で息を吸ったら
一瞬で肺がやられて
死んでしまうから
仮面を被って生活しています
笑った仮面、愛想を付かす仮面
泣いた仮面、蔑む仮面
表情を変える度に
仮面を取り替え ....
殺人現場のレポーターの後ろ
カメラに向かって必死にピースマークを送る

嗚呼少年よ
この国の平和をそんなにも伝えたいかい
嗚呼少女よ
化粧はちゃんと塗れているさ

なあ笑う ....
世界中に爆発音が響き渡るよ
僕らの背中を押す夕日が泣いている
僕らの帰る場所は
粉々に砕け散って
あの夕日に突き刺さってるんだ

雨が降るよ
雨が降るよ
僕らの生まれた一 ....
あんたはほんまにきれいに切りよる
すうっていう音が聞こえてきそうになるわ
あんたの血はきれいやな
そこに顔を映すとき
一番うちが奇麗に見えるわ

あんたの切り口を見てると
だ ....
争いは終わったよ
もう戦わなくていいんだ
いろんな人の血と血が混ざり合って
大地を染め上げた
みんなおんなじ色だ
ただ真っ赤に
ただ朱に
混ざり合って誰の血か分からない
 ....
その日曜の朝
世界は僕らを迎えに来た
君は犬を放し公園ではしゃぎながら
犬の首輪を世界にかける

陽だまりの中に寝っころがり
お気に入りの文庫本の好きなページを開く
太陽の光 ....
キッチンの窓の向こう側から
太陽が大げさに光を射す
生まれた時から
寝たきりのお前
唯一お前の側にいる等身大の影も
最早その成長を止めた

ああ太陽はまぶしいな
ああ太陽 ....
ねえ
あなた一度だって
私の名前を
呼んでくれなかった

ねえ
あなた一度だって
私の名前を
叫んでくれなかった

少し肌寒い夜に
あなたの中にくるまってると  ....
あの太陽を挑発するように
空に向かって主張する
大きな大きなくらげ雲
這い上がる排煙は
この世の隅々にまである希望を巻き込んで
絶望色に空を染める

その触手に刺された先に  ....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
宇宙が地球を影す頃
そろそろお家に帰らなきゃ
おいしそうな夕飯の匂い
あの子の家はカレーかな
いいないいな、おいしそう

僕の家はどんな匂いかな
好きな物が出るといいな
 ....
干支がちょうど二回りして
ああ、今年は当たり年やなあて思ってたときに
行ってもうたあんたのときとは違って
長生きした人の葬式は
ほんま呆れるくらい殺風景なもんやな

受付の人は寝 ....
春の花を見つける
忘れないように匂いを嗅ぐ
きっとこの花が
私を飾る
だから忘れないように
匂いを嗅ぐ

夏の果実をかじる
熟す時期を覚えておく
きっと私が最期に食す ....
朝の日常議論の花
そこに正義は生まれ
悪にくだを巻く

薄い紙に
描かれた人間模様
何処か遠い場所で起こっていることだろう
大きな声で騒いでみても
どうせ聞こえはしないの ....
太陽が真上に輝くとき
私の影は死にました

影は本当の私でした
影が本当の私でした

私はいつも笑っています
笑っていれば許されます

影は時折泣いています
影は時に嘲笑います
 ....
そこのけ、そこのけ
彼女が通る

男前のあんたらも
富を振りまく殿方も
国を動かす権力者も
彼女の前に道をお作り

一人いれば可憐の花
二人そろえば羨望の眼差し、道が空 ....
あやおかしな男とはいるもので
月水金になりゃ
どっかに行っちまう野郎がおりまして

火木、土日は
わたしの寝床で
愛を囁くんですが
他日は何処へか行くんですよ

ある日 ....
女は金を持ち
有力な血縁を持ち
権力を持ち
奴隷を連れては
男を自由に取り替えていた

女はボロボロの服を纏い
両親は何一つ残さず死に
奴隷のような毎日を送った
彼女 ....
1486 106さんのなかがわひろかさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の日の会話- なかがわ ...自由詩4*07-4-17
世界が終わった後で- なかがわ ...自由詩5*07-4-16
無知の出立- なかがわ ...自由詩3*07-4-12
時代産み- なかがわ ...自由詩4*07-4-10
桜道- なかがわ ...自由詩5*07-3-31
彼女と部屋- なかがわ ...自由詩1*07-3-27
妖精の声- なかがわ ...自由詩5*07-3-24
仕方のない未来- なかがわ ...自由詩3*07-3-22
悪魔の眼- なかがわ ...自由詩2*07-3-21
天使の輪- なかがわ ...自由詩2*07-3-21
無限ロボット- なかがわ ...自由詩3*07-3-13
売れない絵描き- なかがわ ...自由詩6*07-3-4
死の森〜ペルソナ〜- なかがわ ...自由詩5*07-3-1
ピースマーク- なかがわ ...自由詩4*07-2-28
Explode- なかがわ ...自由詩1*07-2-26
赤い糸遊び- なかがわ ...自由詩7*07-2-22
The_End_Of_War- なかがわ ...自由詩3*07-2-19
Sunday_Morning- なかがわ ...自由詩3*07-2-19
彩る証- なかがわ ...自由詩1*07-2-14
あなた- なかがわ ...自由詩4*07-2-10
くらげ雲- なかがわ ...自由詩7*07-2-8
如月- なかがわ ...自由詩9*07-2-8
宇宙の宿す、影の頃- なかがわ ...自由詩5*07-2-6
葬り廻り- なかがわ ...自由詩5*07-2-5
四季の森- なかがわ ...自由詩12*07-2-4
朝の食卓にて- なかがわ ...自由詩2*07-2-1
私の影- なかがわ ...自由詩4*07-1-30
ザ・女子高生〜最後のサムライよ〜- なかがわ ...自由詩10*07-1-28
兼業恋人- なかがわ ...自由詩8*07-1-23
二人の女- なかがわ ...自由詩5+*07-1-20

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