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    空は冷たく 風を呼び
  隣家の庭木がさけんでいる
            当然
     わが家の裸木たちも
          まだまだ
      初夏は来てないと
     ....
花はピンクに咲いている
木々はプリズムに映えている
だがゆめはいつしかおらと浮気する

木漏れ日がまぶしい
空の変身がうらやましい
だがゆめはいつしかおらと離婚する

街の四つ角で信号 ....
おたがい 歳の差は縮められないのだから
     甘えるのもいい
     うらやましがるのもいい
おたがい えにしはカルマなのだから
     あきらめるのもいい   
     くやむの ....
     わたしの 青い春はぼろぎれに
       続いて 赤い夏は生ごみに
        更に 白い秋は空き瓶に
             そして 遂に
   黒い冬は 紙屑になろうとし ....
「はぃ 次」
「はぃ 次 お願いします」
と 幻灯機の一齣一齣のように
風に掠められた青い春
 ....
 置いてきぼりをくった事も判らずに
      自我の尻尾を振りながら
   manualを金科玉条としていた昔

    なのに今や うつろな自分と
まぼろしの他人とが鬼ごっこしている
 ....
氷壁からは北風の怒号
  密林からは原木の咆哮
    荒地からは枯葉の乱舞

吐息は此岸ののりとに変わり
のりとは彼岸の呪いとなって
真っ黒になった耳かざりを震わす

そしてタナトス ....
 鳥たちは木の実を食べながら
          種を運ぶ
 ゆめの若木が根付くようにと
蝶たちは花粉の足で飛びまわる
 望みの花が目覚めるようにと

     未見の年があける朝
   ....
半世紀前は何を夢みて 
    何を信じてたのかなぁ
四十年前は何を聞いて 
    何を考えてたのかなぁ
三十年前は何を眺めて 
    何を選択してたのかなぁ
二十年前は何を呟いて 
 ....
鉛いろの雲がやっと抜けてくれた

散策のモノトニーなプロムナードに
形ばかりの冬陽がむらがる

突然 あえぐようなヘリのうなり
(新春の初フライトか)

おもわず猫背を反らし首を上向け ....
いま まさに透きとおった
四次元の祝祭は
はつはると名づけられて
広場で駆け回るあどけないこどもたちのうえに
燦々ともたらされる

一方 老残は
プロムナードで縮んだかげをみながらの散策 ....
1486 106さんの信天翁さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩春- 信天翁自由詩317-4-22
交差点- 信天翁自由詩307-3-26
荒野の歌- 信天翁自由詩407-3-22
にびいろの声紋(三)- 信天翁自由詩407-3-16
confession- 信天翁自由詩207-3-5
にびいろの声紋- 信天翁自由詩307-3-1
屑篭の短詩- 信天翁自由詩2*07-2-20
黒い花ー2007・1・1ー- 信天翁自由詩307-2-10
Bubble- 信天翁自由詩507-1-29
新春(五)- 信天翁自由詩407-1-23
格差- 信天翁自由詩307-1-4

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