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遠く 霞んだ 景色
するりと ほどけた 君の手

彩る 季節数えて
重ねた 暖かな色

何処かで 狂わせた線
冷たい 額縁の中へ
閉ざした

繋いだ日々 切り離した 絵画　.... Birthday
灯 吹き消して
あの日 描いた 未来へ

Birthday
産まれて 叫んだ
「ここにいる」と叫んだ


雨が降り注ぐ 冷たく心を刺して
　.... 雀 東の空で響いて

朝の訪れを歌う

ひとつ囀り、遠く空へ

夕の幕が閉じるまで


澄んだ声で鳴いて

溶けていく夜の名残

昇る光、地平の先で

形作られる「今　.... 陽の光に暴かれて

くっきりと浮かんだ

哀願する虚勢の声を縦に裂いて

乖離する白と黒

影を踏んで先へ

光だけ満ちた明日へ

幾百と、幾千と踏んで

明日へ

　.... 真っ暗闇の部屋で

明かりをひとつ灯しました

左胸にぽつりと

心臓を燃やす朱

上大静脈の先端を、僅かに焦がして

夢と呼ぶにはまだ早く

意志と呼ぶにはまだ遠　.... 朝焼けた空に 名前をつけてみて

産まれたばかりの「今日」が高く泣いて

真っ赤に腫らした　ひとつきりの瞳


泣き疲れた「今日」の　幼い手をひいて

ほら、こっちだよって
　.... 暁の一瞬

星達が地平の先に落ちて

僕ら鮮烈な赤を見る

スタートの合図　瞬きすら出来ずに

世界が僕らを焼きつけて

日常のフレームに収めても

掌の星は逃がさないで

　.... ぴん、と張ったタイトロープ

真っ直ぐ眼差して渡れ

ただひとつ成すことを決めて

己と約束した場所へ

真っ直ぐに伸びた

ただひとつ掴むために

逃げ道は全て削　.... 綺麗と汚いの双子

胸の内側に居て溶ける

どちらも本当で、善も悪もなし

優も劣も、強も弱も

なし


綺麗と汚いの双子

混ざりあって 反しあって

模範解答は　....
1486 106さんのしろいぬさんおすすめリスト（9）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『an_old_picture』／歌詞- しろいぬ自由詩207-10-16
『Birthday』- しろいぬ自由詩107-9-20
『雀』- しろいぬ自由詩2*07-4-6
『影踏』- しろいぬ自由詩707-3-30
『心室細動』- しろいぬ自由詩607-3-20
『福音』- しろいぬ自由詩5*07-3-5
『暁』- しろいぬ自由詩307-1-17
『タイトロープ』- しろいぬ自由詩2*07-1-7
『双子』- しろいぬ自由詩6*07-1-7
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