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 動物園は罪を犯した動物達の公開刑務所だ
 罪を反省しないで入園者を威嚇する凶暴なままの動物もいるし 後悔して改心し忠実な大人しい動物もいる
 公開することで生物のモラルを向上させる為である
  ....
 僕の仕事は重罪を犯した人間を死刑執行人として処刑することだ
 とても責任が重い仕事だ
 今日も刑務所に罪人がやって来る
 ひょろっとしていて猫背で全身が青白く目玉がぎょろっと出ている男だ
  ....
 遠くから早朝の街のざわめきが聞こえてくる 僕は早朝の東京が好きだ
 光化学スモッグと酸性雨の詰まった雲とその他諸々の物質 化学物質の無限構造になっている東京の覆われた空 特に排気ガスで空気が汚れて ....
 センター試験 前日の夜
 僕は父と試験会場である医大を下見しにやって来た
 白の車をただっ広い駐車場に止めると車から降りた
 大学内は無人だった
 外は手足顔が凍てつくほど寒く 僕は思わずフ ....
 地球の人々は夜6時に起きて朝6時に眠る それに背く者は刑務所に入れられる
 世界の王様が考え出した新しい掟だ
 どうしてそんな掟を作ったのかというと 王様が夜が好きなのと 生まれつき夜行性である ....
 昔或る国が或る国を占領した 国民全てが捕らえられ 牢屋へ入れられた
 占領した側のお姫様は牢屋を見回っている時に 占領された側の王子を見た
 それは一瞬のことだった しかし永遠のものとなった お ....
 僕は二人いる
 一人は僕
 もう一人は悪魔だ
 悪魔はいっつも僕の邪魔をする
顔まで一緒だ ただ心は凶悪だ
悪魔は両方の耳元で好きな女性の声で囁いて誘惑してくる
 当然のように僕 ....
 僕は窓際のベッドの上にいる
大きな窓からは鈴懸けの木が葉を張り巡らせているのが見える
 部屋は六人部屋で僕を含めて二人しか患者はいない
 僕は不治の病に冒されている
 五月の程良い温度の ....
 こんな夜に君は何を想う
 僕は君に会う度に好きになっていく
 外が死ぬ程しんとしていて
 鼻が凍る程冷え込んでいる
 その中で星は眩しい程に輝き
 数多のドラゴン達や冬の妖精達や様々な種類 ....
 隣の部屋からヒュー ヒュー ハー と星の荒い呼吸が聞こえてくる
 丘で傷ついた星を偶然見つけて家まで運んできたのだ
 この時間だと病院は開いていないので 家で看病することにした
 手当を済ませ ....
 夜はこんなにも静かだ
 僕の知っている人達はみんないない
 もっと言えばこの天球の世界に人間はいない気がする
 宇宙は球体なのだ
 僕は外に出ていつもの草むらで倒れ込んで星を眺める
 プラ ....
 渺茫としたイエメンの北の砂漠の真ん中にある鬱蒼とした森の奥に
 吟遊詩人達のオアシスと呼ばれる所がある
 世界各国を放浪してきてやって来た吟遊詩人達が集い 豊潤な水が森の奥の湖でこんこんと湧き  ....
 時空を越えて 君とインターネットで会話をしている
 君はまだ死ぬ前で 出逢う前の僕と知らず会話している
 君は僕と出逢った時 インターネットの中に好きな人がいるって話していたね
 それは僕だっ ....
 人の為に詩を書くなんて
 気分が悪い
 それは自分に自信が無いからだ
 もっと勉強すればきっと自信もつき 上手くなるはずだ
 そうすれば胸を張って人の為に詩を書くことができる
 無限の創造 ....
 今年はいっぱい詩を書いたなぁ〜
 でもイチローの安打数より少ないな〜
 約半分ぐらいだもんな〜
 でも詩とヒット数を比べるのもなんだな〜
 あっちの方が断然難しいし
 あっちはそれでご飯食 ....
 この星から遠く離れていても
 君を忘れない
 詩に深みが出るように
 ハチミツのような心に愛情をどっぷりと浸からせるよ
 君の魂の故郷に
 僕の想いはしゃぼん玉のように飛んでいくよ
 も ....
 竜の谷にはドラゴン達が住んでいる
 岩壁に洞穴をつくり
 そこで生活している
 秘境に相応しい
 人間達が訪れたことはない
 ドラゴン達は殺生を好まない
 山になっている実や森に生い茂っ ....
 バーン!! 人が撃たれる
 路上で男が血を流して倒れている
 血だまりは広がっていって 排水溝の中に流れていく
 下水道に流れてきた男の血を交尾中の蛙達の頭に落ちて垂れてきたそれを舐める
  ....
 この歌を超える詩を書こう
 僕は虹の彼方にあるものに向かって歩き始めた
 山を越え虹を潜った
 そこは真っ白な霧に包まれていた
 僕は遭難した
 辺りを見回してもどっちが北か東か南か西か分 ....
 突如のビックバン
 神の一粒種は
 止まる所を知らない
 拡大する黒暗暗たる空間
 渺渺たる宇宙

 無数の塵
音無き寂寥
死する温度
 森羅万象の蠢き


 現 ....
 僕は放浪の旅に出ることにする

 僕が死ぬまで続く旅

 誰にも止めることのできない旅

 人生の旅のような旅

 久遠を望むような旅

 この旅に望むべくものは何もない

 ....
 漁り火が漁船の真ん中で燃えている
 ほうらもうすぐ魚達が集まってくる頃だ
 投網は十分前に投げておいた
 暖かい光に師走の魚達は引き寄せられてくることだろう
 腕組みをして魚を待っているおじ ....
 想像力の無い頭を絞り出す
 せっかく三十編近くも詩を書いたというのに
 こんな出だしじゃ身も蓋もない
 自分の限界を背中で感じている
 はぁ やっと楽になってきた
 ここまで書ければあとは ....
 世界中では雨が降っている
 誰も天気予報を必要としない
 毎日人々は傘を持って外出している
 飛行機なんてない世界だから誰も雲の上に出たことがない
 雲の上には神様の国が存在していると信じら ....
 夜に音楽を聴くと
 とても感慨深くなる
 どこかからしんみりとした風が胸の中へ入ってきて
 僕は生きているという実感を持つことができる
 夜の旅
 時計の針の音に乗って
 色々なことを空 ....
 夜になると
 緑色に輝く布に僕は立ち上がりながら包まれ
 凍った吐息を漏らす
 指の爪が長く伸びて尖って
 僕は白い吐息を何度も吐く
 夜を駈けたいと思う
 地上に落ちた三日月を横目で見 ....
1486 106さんのはじめさんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の動物園(動物の公開刑務所)- はじめ自由詩4*07-4-16
死刑執行人- はじめ自由詩12*07-4-12
空と東京都庁と性欲処理場とベーコン- はじめ自由詩5*07-4-7
センター試験_前日の夜に- はじめ自由詩3*07-4-4
電気の無い世界で- はじめ自由詩6*07-4-3
お姫様と王子- はじめ自由詩4*07-4-1
僕と悪魔- はじめ自由詩2*07-3-30
病院にて- はじめ自由詩1*07-3-29
神様が舞い降りた夜- はじめ自由詩3*07-3-29
星と戦争- はじめ自由詩5*07-3-27
ふたり- はじめ自由詩5*07-3-26
吟遊詩人のオアシス- はじめ自由詩5*07-3-23
ネット恋愛- はじめ自由詩3*07-3-21
永遠の詩- はじめ自由詩5*07-3-19
行く年来る年- はじめ自由詩1*07-3-15
世界>宇宙- はじめ自由詩2*07-3-11
ドラゴンの住む谷- はじめ自由詩3*07-3-8
鉄砲なんてこの世から無くなればいいのに- はじめ自由詩4*07-3-2
- はじめ自由詩2*07-2-26
母なる宇宙- はじめ自由詩1*07-2-24
天国への旅- はじめ自由詩4*07-2-23
漁り火- はじめ自由詩2*07-2-20
詩を書く時の苦しさ- はじめ自由詩1*07-2-16
雨雲に覆われた地球- はじめ自由詩7*07-2-14
空想夜- はじめ自由詩3*07-2-11
三日月- はじめ自由詩5*07-2-6

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