時代の影
ヒロシ

きみもぼくも
流れている

時代の影で
時空の隙間で

本当はこんなものの為に
生きたくなどないんだ

真実はいつも
泥と手垢にまみれているから

時々みんな絶望する

ただ
見て見ないふりしてるだけさ

虚しいね

美しいものはすぐに汚すくせに
汚いものを磨こうとする
光りもしないのに


苦しいかい?
ぼくも一緒さ


甘いはずの口づけも
今日はなぜか苦いや


自由詩 時代の影 Copyright ヒロシ 2008-10-02 01:51:24
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