ばりばり書いたばりばり


「ざんねんながらその話
 すでに書かれたものなのです」


  ばりばり書いたばりばり


「失礼を承知で申します
 あまり面白くありません……」
 ....
旅ってなんだろう

帰るところあっての旅なんだろうけど

住んだこと無いはずなのに
慣れ親しんだ気がしてならない場所へと帰ってゆく

そんな旅路もあるような気がする




 ....
  十月の豊かな光が
  いつもの駅前
  喫煙所のボックス灰皿のあたりに
  私が待たせている
  ひとりの女の額のあたりに
  しっとりと落ち、
  浸食するように広がる
  ....
人の心は孤独に満ち溢れている


人は人に縛られ
人は人を支配する

孤独を恐れ
人に依存していく


それで良いのかと
心に沸く小さな疑問を

それで良いんだと
かき消し ....
執念の先に切っ先を置いて
切って切って
思いを切り刻んで般若の形が出来上がった
五臓六腑から噴出す憎悪が
熱く燃えている
刃で無表情に過去を断ち
想像を積み重ねて屍の山を積み上げていく
 ....
古い摩天楼の傾斜した屋根から
飛び降りようとした時
屋根の上に
傷ついて飛べなくなった
白い鳥を見つけた
微風のように柔らかい羽毛が
ところどころ血に染まっている

しだいに弱ってゆく ....
わてはアホちゃいまんねん
パーでんねん。
掛け算は半分しかできません。
漢字が読めません。

本が読めません。
歴史はわかりません。
物理もわかりません。
地学も苦手です。

成績 ....
たいようは じごくのねつ

くもは みずのわるあがき

ひこうきのまどから

くもの げんかい がみえるの

ねつでけされたくもをよそに いきのこっているものどもの

きれいな き ....
ひかりを浴びていた
海をみていた
ひかりの中で鏡はしろかった
鏡の中で海はしろかった
だれかをおきざりにして
おきざりにされたものがいる
通りすぎてゆく
陽射しが眩しかった  ....
希望の楡の大樹の根元
絶望の日溜まりの中で
君は何を想い
溜息を吐いているのだ

柔らかな秋の陽射しの中
ゴツゴツとした大樹の根元にしゃがみ込み
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
 ....
仲間の旅は晴れを望みたい
旅のち
もっと晴れ

二人旅は風に吹かれたい
旅のち
そっと晴れ

一人旅は雨に打たれたい
旅のち
きっと晴れ
六感を 全て盲する君との恋


暗闇に浮かび香るクチナシの列


生活を全て書き出し提出する


日が差して暑い手足冷たい中身


旅の友 一本くださいその指を

 ....
掛ける言葉がない
空白をうめるための夕焼け

匂いもなく 沈黙する季節を
少しだけ足を止めて
言葉の代わりに写し取る

夜に飲み込まれる手前の時間
喉をふさいで通りすぎる
車は嫌いだけど
走るのは好きだ
このひょろりとした二本の足で ぐずぐずと走るのが
周りの景色が 少しずつ風の中に溶けていく感覚
肺が 呻きながらも 喜ぶ
口を きっと結ぶ
僕には 目的地が ....
いつものように、
秋葉原のケンタへ寄ってから、病院へ行った。
携帯ショップの前で、
いかにも秋葉原風の中太りの男性が、店のキャンギャルと、
スーツの店員に、なんか、クレームをつけていた。
 ....
闇と妄想は好相性
長い夜を
妄想が食いつくしていく
いく夜も
いく夜もかけて
食いつくして行く
そして
静寂が支配する夜に
妄想は確信へと変化する
白い小さな部屋では
よくある出来 ....
とある学校のとある教室に美少女転校生がやってくる。
ただ転校生がやってくるというだけでも一大事なのに、しかもその転校生が美少女とあって、クラスは転校生の話題で持ちきり。
とくに思春期の男子生徒 ....
冷たい雨粒が
傘をノックする
居留守をつかう僕を
執拗にノックし続ける

開けてはいけない
部屋を覗かせてはいけない

開けたら最後
あいつはズカズカと
上がり込んできて
胸 ....
骨ばった指が刻むリズムに
新しい何かが湧き上がる
一つずつ組み立てられた細胞
その隅々に貴方が浸透していく


疲れた顔も
満足げな顔も
近くで見ていた


どんなことが起こった ....
無人島に
たったひとつだけ持って行くもの
迷わず携帯電話を選んだ
無人島は完全に電波の圏外だった
ぼくはそんなことはかまわなかった
都会にいても
ぼくの携帯電話が鳴る夜なんてなかった
 ....
猫がミルクを飲んでいる。
また貰ってきた花を食べる。
わかっているねトイレに行ってよ
のどを鳴らしひざに来る

今日は日曜日
何にもすることがない。
窓を開けて富士山を見る。
雪化粧と ....
愛されるっていいな
大切にされ
困っていると
会ってくれて

メールも
すぐ返事くれる。
電話もくれる。
心配してくれる。

気持ちを受け止め
自分を知ってくれる。
相手の事も ....
どこですか どこですか
消えかかった月を星空と探す
どこですか どこですか
消えかかった星空を月と探す

太陽の掲示板を尋ねてみても
僕は知らない と文字だけ貼ってあって
ひらひら宇 ....
雲が ぶんぶん飛んで行く
クローゼットに投げる 枕みたいに

川が びゅんびゅん流れていて
魚たちは 光のようなスピードで 海に殺到する

せわしないな
かみさまが 居眠り運転をして
 ....
悲しみに震えるココロを
そっと抱きしめてみる

空を見上げれば きっと
暗闇に浮かぶ月も
微笑みを返してくれるだろう

月明かりは私を
青く照らしてくれる
その影は
いつか見たよう ....
  集めるものは
  二つあればいいと思い
  待っていたのだが
  一つとしてこなかった



  神無月の午後
  去ってゆくものと
  去っていったものと
  去りつ ....
 
 
投げたボールの
破片が鈍く錆びて
木々の梢に優しい
アゲハ、あれは
産卵に来た
そしてもう
帰れないだろう
(だから誰かが鳥になる)
(そっと鳥になる)
タイヤの無いバス ....
. 
しばらく前から動かなくなってしまったあなたの肖像
あなたは永遠になってしまったから
ぼくが生きている限りあなたは生きているし
年をとることもないあなたは永遠の肖像
. 
夜は星々のま ....
突然の雨にも 驚かなく なった頃
君を また 送迎する朝が やって来た

君が 車を降りた 瞬間から
世の中は 日差しに 満ち溢れ

スーパーに入る頃には
傘なんて ビーチパラソルに
 ....
{画像=111007000549.jpg}


窓ガラスに映る大空は青く
青いパネルの上に白い雲が貼り付いていた
冷たい空気が流れ
机や椅子は緊張している
床の上には煤がざらつき
チョ ....
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