今夜もまた誰かの悲しみが裂けてしまった
梟の眼が光る孤独の森
冬の尖った爪が人の夢を引っ掻く

日が昇れば
何も聞こえなかったように
白い雪の舞い
光が冬の仮面となり舞踏会

 ....
ご飯つくったり

一緒にいるじかんを大切にしたり

ぼくは殺されている

淋しいだけで死んでゆける

いつか見限ってやる


緑の風のなか

みんな死んじまえ

なみだが ....


傾けた看板のカタカナを眺めては〜サヨナラ
〜サヨナラ
の窓越しに映る満開の桜
真っ直ぐな雨が葉先を濡らし
)花びらはめまいに揺れた

*芯のない
薄く塗り重ねた散り紙のキ ....
中学時代休み時間に
座布団を手に巻いてボクシングの真似事をして遊んでいた

遊びとはいえけっこう幼い意地をかけて遊んでいたが
伊藤くんにはどうやっても勝てなかった

陸上部で細身で動体視力 ....
安らぎを

承認を

魔法の杖を

こころの通い合いを

ぼくを

うまくゆく全てを

貴方に差し上げたい


なんのために?
(ガリガリ君の)
あなたの孤独に
( ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました

なかなか家に帰れない

僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ

誰も待ってないし読まない新 ....
雲を追いかけていたような気がする
ただひたすら前を歩きながら
舗装のない足もとの
小さな虫たちにおびえていたような気もする
物差しで綿布団を測った
緑藻に染まる透けた手のひら
岸辺か ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです

そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
会社の話

病気の話

治療の話

彼の登場

鼻血でる


その寂しさに

もっと参って

優しくなれば

失うことより

いいことある

ないあるない
 ....
気味のわるい社員から

留守電

青い命令だけが正しい

嫌いだ

楽しくないのは嫌いだ


めちゃ青い

つまらない会社じゃない

めちゃ青い

それが僕らを守っていた


気味のわるい社員から

 ....
割れた木魚から誰かの魂が出ている 寝言で見ず知らずの女の名を呼んだ スコット・ラファロは25歳で死んだ
死因は交通事故だ
オーティス・レディングは26歳で死んだ
死因は飛行機事故だ
ジャニスは27歳で死んだ
死因は薬物中毒だ
ジム・モリソンも27歳で死んだ ....
人を好きになることって尊いことなんだな

ぼくのかけらは今日も空をとびたがる

きのう銀河の果てで小さな爆発が起こった

夜間飛行星が眼の高さにあるんだぜ

僕を睨んだ君の目がいつ ....
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)

このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。


***
なんどとなく残酷な ....
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある

縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた

僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ....
 
体がうごくとき、心もうごくだろうか?

心がうごくとき、体もうごくだろうか?


あなたに、うごくだろうか?




 
  春うらら
  くじら雲ながれて
  どこでまた会えるの?
  そらの青ゆれるころ
  その笑顔、忘れそう



  水さらら、
  宵の月ながして
  どこでまた会える ....
誰が見送っていたのか知らない
わたしは振り向かなかったから
三月の道をざくざく歩いて行ったから
足取り軽くはなかったけど
雪解けの道が歩きにくかったからじゃなく
涙で目の前がいつも曇っていた ....
ぼくは30代の頃
浴びるように酒を呑んでいたが
二日酔いになったことがない

ぼくは良くお袋の肩を揉んだが
肩こりを経験したことがない

ぼくは殴り合いの喧嘩もしたが
一度として骨折を ....
 風を眺め
風と語り
 風を伝える

もうすぐ名前がなくなる村の
公民館の屋根のてっぺんで

 風を聴き
風と歌い
 風を奏でる

僕は少し錆びついた時間を
飽きもせずにつ ....
もう なんにちも
雨は降らないし 降りようがない
雨乞いの呪文も
もはや効き目は薄れ
わずかばかりの
水を流して
やり過ごしている

 {引用=さかな 苦しいだろう
さかな 底に怯え ....
     右足が重いと
     おもっていたら
     いつのまにか
     根が生えていた
     しかたがないので
     歩きまわる
     根をおろさずに
  ....
口笛を吹き 時間を過ごす
慣れない音楽を流し 口笛を吹く

そう 曇り空との融合のように 時間を過ごす
無駄を嫌わない のんびり伸ばす音楽

はもる口笛 ボーカルの異国語の伝言
そう 虹 ....
白木蓮匂い立つ日になに想う空よ

正論を掲げた君の私論哀しい

儚くも忘れじの記憶桜に辿る

室外機の上忘れられた鉢よっつ

春日の主無き部屋花一輪

菜の花の黄色に埋もれて眠る夕 ....
  縁側に置かれた
  座布団にひなたと
  猫のにおいが残っている



  どこかで水が流れているのに
  影も形も消えてしまったみたいだ
  風に運ばれ
  気まぐれな ....
山は愛ですか

海は愛ですか

空は愛ですか


ここは愛ですか

これは愛ですか

愛は愛ですか

ぼくは変ですか

ぼくは愛ですか


山は愛ですか

海は ....
山吹色の満月だ

ウルトラマンの目の色だ

幸福色の悲しみだ


あんな明かりの嬉しい日

あなたは生まれ

その100回目の誕生日

あなたはぼくと

同時に寿命で死ぬ ....
雲がちぎれて流れる

風はある気配をはらんでいる

君の瞳の中にある感情

配置とバランスが変わってゆく

静かなダイナミズムをもってものごとが動いてゆく


遠くで闇が切り裂か ....
造られたのだ
望んだ訳でもなく
花の像に似せられて
花の代わりに飾られて
その美しさに比べられ

蔑まれては
やがて飽きられ捨てられる
色褪せても尚
枯れることも許されず
土に還る ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の爪痕- 乱太郎自由詩23*13-4-3
緑の風のなか- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-3
桜雨- アラガイ ...自由詩3*13-4-3
ボクサー- 梅昆布茶自由詩1113-4-3
なんのために?- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-2
からっぽの家には- 梅昆布茶自由詩16*13-4-2
k市(氏)の瞑臘- アラガイ ...自由詩4*13-4-2
心の化石- ただのみ ...自由詩25*13-4-1
鼻血の話- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-1
青い命令- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-4-1
割れた木魚から誰かの魂が出ている- 北大路京 ...自由詩713-4-1
寝言で見ず知らずの女の名を呼んだ- 北大路京 ...自由詩313-4-1
夭折- HAL自由詩6*13-4-1
好きになるということ- 梅昆布茶俳句413-4-1
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- るるりら自由詩12*13-4-1
ぼくらの夏- 梅昆布茶自由詩11*13-4-1
うごくだろうか?- 殿上 童自由詩21*13-3-31
ゆめのわ- 草野春心自由詩413-3-31
見送り- Lucy自由詩11*13-3-30
ひとつの悲しみ- HAL自由詩8*13-3-30
風見鶏- nonya自由詩19*13-3-30
川という女- そらの珊 ...自由詩19*13-3-30
木々のようには生きられない- 石田とわ自由詩24*13-3-30
ヨンシーを聴いて- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-3-29
白木蓮- 梅昆布茶俳句613-3-29
座布団- 草野春心自由詩1113-3-28
問いかけ- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-28
満月- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-28
暁の部族- 梅昆布茶自由詩1513-3-28
造花の詩- ただのみ ...自由詩24*13-3-28

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