色鳥の彩(いろ)美しき姿かな

虫の音は生命(いのち)の調べ闇照らす

彼岸花畦道の縁飾りゆく

日常の喧騒忘る花野道

秋の燈やひとり静かに瞑想す
はじまりの舟 今漕ぎ出す
それぞれの意思 繋ぎ合わせて

荒ぶる魂たちが集う 決意の空よ
澄み渡る青色は 純粋(すなお)さの証

描く未来は同じなれど
ぶつかり合う想い 譲り合えぬ野分の ....
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す

秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて

夢見がちなひろがりではじけて、  ....
  なぜか夜に
  側溝に転がり落ちる指輪の話を
  たて続けに聞いた
  どうやら別れ話と夜は
  思ったより相性がいいらしい

こんなもの!
溝に捨てる価値もない!!

憎しみと ....
  そんな老朽化した家屋の
  偲ぶ場所
  なんて
  もうこの世の
  どこにもなくっていい
  壊れてしまってもかまいはしない

  ぼくの
  わたしの
  想い ....
かみが かわくまでは
はにかみで あいせそう
つきのうらがわの めつぼうのあらすじも
かわいた だいちの のろいのことばすら
そよぐ水草、駿馬のたてがみ かみが かわくまでは

 ....
信じられるかい?
人間が月に行った事を

信じられるかい?
君と月を眺めてビールを飲んだ
あのビルの屋上は閉鎖されたよ

信じられるかい?
夜中に忍び込んで水面に映った月に
誰もが息 ....
風がカーテンを揺らす
私は誰かの洗濯物をたたんでいる
ふと眼を向ければ
貴方の優しい眼差しがある
私は微笑みを返す

時の音は静かで
街の音は風になり
また吹き抜けては
あなたの視線 ....
君は優しい家庭に 育ったんだな
パステルカラーの思い出を いとおしげに語る その口元
少し気の早い 白のコートの襟の上で結ばれた サクランボのような微笑み
夕暮れの向こうから忍び寄ってきた寒さに ....
でたらめに文字を並べて
言葉にならない僕のハ−ト
うろうろ

誰かが飛ばしてくれた
言葉がハ−トに張り付いて
ピタピタ

くっついちゃって
眠れそうもなくなった

お月様が笑ってる


 ....
  けさ、風は
  すこしだけ冷たい
  すこしだけ
  生きているのが痛い



  けさ、僕は
  すこしだけ嬉しい
  すこしだけ
  きみのことを思い出せたから
 ....
口がムズムズする
黙っていられない
うるさく思うかもしれないけれど
これが僕の性分なんだ
君にも責任はある
だって そんな素敵な言葉を 紡いでおいて
黙っていろという 法はないだろう
愛 ....
先日は 布団干しに 挑んだ

梅雨時期は 危険だ
知って 居ながら

果敢な挑戦が 屈折の澱みを 
引き起こす

出掛けに 雨粒
思い切り 焦った僕は

君と リュックを 置き去 ....
いろいろな
乳房を
見てきました

電車の轟きと、乳房
陽炎の記憶と、乳房
世界の呻きと、乳房

愛は乳房に、向けられます
それは、愛が、温もりだからです
乳房、泣きついても善いで ....
突然の雨に降られるコトって多い

雨に 降られる
この表現って どうなんだろう

雨 が 生き物の様な感覚

貴方に 振られて 哀しかったの
そんなフレーズも 思い浮かぶ

とにか ....
人は皆
ありふれた日常のなかで
少しの無理や
少しの後悔と
日々闘っている

そんな自分を
たまには労わってあげよう
ほんの少しの贅沢と
ほんの一握りの愛情で

コーヒーに一匙の ....
  まむれくし。



  と、
  きみが発話し、
  鋏をいれたばかりの
  あたらしい、
  きみの
  栗色をした髪と
  まむれくし。
  と、
  震えた空 ....
  宇宙が
  じっとこちらを見つめる夜
  惹かれあいたがっている
  わたしよりもきっと
  歯磨き粉のほうがさびしい
あきらめてみる

たとえばわたしでいることをあきらめてみる

すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか

なんだかふぅっと身軽になれて

お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
ありふれた言葉が好きだ
使い慣れた工具のように
なんだって 作れるから

人を切り裂くような刃も、包み込むような温もりも、
言葉の鉱石を鍛え 糸を縫い合わせて
この手に 携えることが出来る ....
友達と遊んで別れてひとりきり
空はとっぷりと日が暮れて
すっかり遅くなった帰り道

お家に帰りたくないよう
きっとお{ルビ継母=かあ}さんに叱られる
きっとお{ルビ継母=かあ}さんは怒って ....
鏡って動画なんだ
鏡って生中継なんだ
鏡って真実なんだ
テレビを鏡に映して見れば
真実が見えるのかな
  わたしはあなたを愛しています
  日は沈み夜が街をつつみます
  空を飛んでいた鳥たちは
  どこへ消えていったのでしょうか
  わたしはあなたを愛しています
  なぜならあなた ....
もしも今君に 何か告げられる ことがあるとしても
言葉は空しく凍りつく 涙を前にして

君は谷底にうずくまり 「何故か?」 と問いかける
闇は静かに見つめ返す 何一つ答えずに

それでもい ....
十月の午後の坂道は
陽が傾くほど急になる

呆気なく転がり落ちていく
未消化の棚牡丹と
未開封の地団駄

十月の坂道の午後は
追い縋るほど暗くなる

勝手に暮れなずむ
未完の ....
小指が痛むと薬指が痛む様に
私も痛む
私達は深い深いところで
多分つながっているのだろう
あなたの傷と私の痛みは無関係で
あなたのその傷はあなたの過失
私の指からは血など流れていない

 ....
 
陽気なハリー

今日も命を削って商売繁盛

そして、sold out!


 
人の会話がクルクルと
風に混ざって私を取り巻く

見えない心は
見せない心は

どこに舞っている

忙しく通り過ぎる感情の歯車に
私の心は振り回され

疎外感だけが
心を支 ....
{引用=  木星から君が
  地球にむかって
  バッタの死骸を投げた頃
  僕の目のまえで
  自販機がコカ・コーラを吐きだした
  ヨーヨーの眼
  カエルの眼
  その長く ....
まっしろだ

この紙は何でこんなに 真っ白なんだ
記憶の無い海のように

僕は小船から釣り糸をたらす
何か言葉が引っかかるのを 待っている


まっくろだ

この鍵穴は何でこんな ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虫の音は- 洞野いち ...俳句511-10-6
はじまりの舟- 洞野いち ...自由詩611-10-6
秋の炎は- あまね携帯写真+ ...1911-10-6
側溝に- wako自由詩111-10-5
きみの歌声を忘れない- 石川敬大自由詩1611-10-5
かみが_かわく- るるりら自由詩21*11-10-5
【レム】- つむじま ...自由詩7+*11-10-5
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ある家族- さすらい ...自由詩4*11-10-4
- 乱太郎携帯写真+ ...11*11-10-4
強く思うだけで- 草野春心自由詩4*11-10-4
口がムズムズする- さすらい ...自由詩2*11-10-4
屈折の澱み- 藤鈴呼自由詩3*11-10-4
乳房、ちぶさ- 雪路自由詩7*11-10-4
ふられて- 藤鈴呼自由詩3*11-10-3
心に魔法を- 菜穂自由詩3*11-10-3
まむれくし- 草野春心自由詩511-10-3
歯磨き- 草野春心自由詩511-10-3
見つめるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-3
ありふれた言葉- さすらい ...自由詩5*11-10-3
彼岸花- 未有花自由詩20*11-10-3
もう鏡しかない- イオン自由詩2*11-10-2
Baby_I_Love_You- 草野春心自由詩5*11-10-2
心の翼- さすらい ...自由詩2*11-10-2
秋風- nonya自由詩19*11-10-2
基幹に- wako自由詩111-10-2
陽気なハリー- 殿上 童自由詩12*11-10-2
疎外感- 菜穂自由詩5*11-10-1
運動へのコラージュ- 草野春心自由詩311-10-1
まっしろ- さすらい ...自由詩8*11-10-1

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