天津風
雲を搾り
垂れる



喜びを
静かに
待ちながら
バレンタインにIKEAの椅子を組み立てるなんて
まっぴらだ

Costcoの買い物カートに
チップス積み上げるのも
どうかしてる

商店街でコロッケ食べよ
アーケード抜けて
お地 ....
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う 試食用だと思ってた 神経細胞全般花火散らして踊る踊り明かす
神経は単純の多馬力花束の向き先の日の出前
高揚の陰溶かす余韻余興 陽
踊り腕は両腕隻腕たらふく地球に差し込み 天下を掴む
弾み胸は心中中枢光年超す魂を重 ....
わたしはこの風景を切り取り
自分の懐へ持ち出すことに成功した




白い砂を踏む幼子が
その足を冷やしながら
ふるさとを築いていく

かつて少女だったわたしも
そうして ....
私達の生活はいつからか映像化され

その細部の細部まで

いつの間にか、演劇的なものになっている

私達は日夜、自分と他人に

「そのような見かけ」を与える為に奮闘し

 ....
「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1個 ペンギンのいない二月の動物園 どうして
コンクリートで
庭の地面を覆うのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
腐敗してしまったことなど 
コンクリートは
教えてくれません
腐る。
ギリギリのところで
なんとか持ちこたえている
としたら
死がとても怖い
かくれんぼしていて
うっかり見つけてしまった
小鳥の死骸にうごめいていたうじむし
その卵が
この空気中 ....
町のすみからすみをみわたす丘で
星をみてた

つぎはいつであえるの
ぼくはおおげさにきいて
きみはいつもみたいに
きこえないふりするんだ

ぼくにみらいはもうなくて
きみにはみら ....
窓辺から春の風はまだ来ない
両開きの窓は閉じられたまま
白いカーテン越しに外を見る

春の風は春の香りを運ぶのだ
春の風は春の妖精が運ぶのだ
春の風は花の香りに満ち溢る

眩い光の十字 ....
「ある」

どん底じゃないと思う
まだジャンが居る
お米と部屋が、ある
花が草が虫が獣が 生国を知っている 
潤いがたちこめて 生き物たちを通わせるのです。

人間のしでかす すべてのことは隙間だらけ
人の皮膚の隙間という隙間を ふるふると震わせる霧

穴ぼこ ....
水を張った洗面器
顔を沈める姉
ストップウォッチを押す弟
呆れて素通りする母
あくびをする猫

どれだけ息を止めていられるか
平凡な家庭のちゃぶ台の上で
流行ったのは
危険な遊戯
 ....
もうさがさないでくださいあたいのこと
どこにもいないのですから
かぜのなかにさえ
あなたのこころにさえ

人魚でもない星でもない
あるいはおんなでもない

もう時間がないのです
いつ ....
白人も黒人もいて梅見かな 梅見酒華奢な女の膝枕 この冬 市内に雪は降っていない
睡眠中 姿を見せたかもしれない

長年 南の島にいたので この冬も雪を見たい
私の心ばかり銀白が赴いてくる
輝く空気は 銀白は表とは裏腹に 暖かい

この ....
掘削船がやって来る
おれの堆積した泥土を掘り返す
脳だけクラゲの揺蕩いで
光の海に温む予定が台無しだ

  山の麓に猫女が住んでいるという
  噂の真相を求めて捜す者も多いらしい
  捜 ....
なにもない
雪だけの原を歩く
目の前の白
後ろに点々と足跡だけが残る

まるで世界に
自分だけがとり残されたような感覚
孤独の影が走る


ドサリ、と音がする
木から雪でも落ちた ....
子どものころから知っていた
その今度は 
生涯 来ないこともあることは

だから
続きは また今度 
と言われたら
諦めるしかない
ただ在ってたたずむだけの石っころ風が過ぎてく君の向こうへ


部屋の灯を暗くしてから角砂糖ひとつを澄んだ水に沈める


生き方をそらみたことかと言う人の名前は全部どぶで泳がす


蝋 ....
昔はね、そう切り出してそのおんな左手首を朝陽にかざす


夢みたい、少女だったらそう言えるもっと無邪気に無垢な声音で


放っといて、神に誓って言えるのにどうして君は嘘と決めるの


 ....
節分やダルマ燃えたる焚き上げ場 節分や父のカタチの鬼の影 こんな日は
決まって風が泣く

弔いはもう済ませたというのに

細い通路に
冬という冬が
我もわれもと押し寄せて
ひゅうう ひゅううと
うなるのだ

夢遊病者のように
あの音を ....
あの子あの子あの子はいまどこ
ああ雪が屋根から落ちる音
二月、東京に降った雪

あの子あの子あの子が泣いてる
行かなくちゃ助けるために
行かなくちゃ早く

遡って行かなくちゃ
靴下を ....
雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ichirou携帯写真+ ...3*14-2-15
満ちるね- 末下りょ ...自由詩3*14-2-14
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う- 北大路京 ...短歌614-2-14
試食用だと思ってた- 北大路京 ...自由詩614-2-14
細胞魂- 朝焼彩茜 ...自由詩9*14-2-14
ふるさと- 小原あき携帯写真+ ...4*14-2-14
雪の中で思ったこと- yamadahifumi自由詩214-2-14
_「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1 ...- 北大路京 ...短歌414-2-13
ペンギンのいない二月の動物園- 北大路京 ...俳句414-2-13
- イナエ自由詩11*14-2-13
冬時間- そらの珊 ...自由詩14*14-2-13
シシー- 末下りょ ...自由詩3*14-2-13
春は窓辺から・・・- tamami自由詩1014-2-12
_- もっぷ自由詩6*14-2-12
【霧】生国______- るるりら自由詩20*14-2-12
危険な遊戯- そらの珊 ...自由詩17*14-2-12
- 梅昆布茶自由詩1914-2-12
白人も黒人もいて梅見かな- 北大路京 ...俳句614-2-11
梅見酒華奢な女の膝枕- 北大路京 ...俳句314-2-11
この冬この雪- 朝焼彩茜 ...自由詩10*14-2-11
黒い掘削船- ただのみ ...自由詩22*14-2-11
_雪原の足跡_- 小林螢太自由詩14*14-2-10
また今度- イナエ自由詩11*14-2-10
二月十日月曜日未明_(即興五首)- もっぷ短歌4*14-2-10
「知ってるかい」_(即興五首)- もっぷ短歌2*14-2-10
節分やダルマ燃えたる焚き上げ場- 北大路京 ...俳句114-2-9
節分や父のカタチの鬼の影- 北大路京 ...俳句314-2-9
もがりぶえ- そらの珊 ...自由詩20*14-2-9
ジャー- もっぷ自由詩6*14-2-9
不死鳥- ただのみ ...自由詩29*14-2-8

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