海にも道があるよ
みえないだけで
空にも道があるよ
しらないだけで

そこを渡っていく者がいたよ
こちらと
むこうをつなぐ
透きとおった
{ルビ間=あわい}、で
託児所に息子を迎えに行くと新しく来たと思われるこどもにジロジロと見つめられた。

ぼくが肌の色のちがうアフリカ人だからだ。

コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。
 ....
 「きみ」  乱太郎

どこかで会っているよね
そんな問いかけをしたくなった
きみの黒い瞳

いつだったか呼んでくれたよね
そんな昔話しを思い出したくなった
きみの褐色の肌  ....
資本論を乗り越えて

僕らは何処へゆこうとしているのだろう

勿論資本主義の終末では無いはずだ

文学は世の仕組みを超えて生き続ける

音楽もしかりだろう

もうプロレタリアートと ....
 
あまいあまいバレンタイン・キッス♪

夢みてるんだろな、少年よ

やっぱ、ビター・チョコに決定!



 
     うつくしいと
     つぶやく声が
     聞けるのであれば
     この身を
     一輪の花に変えよう

     うつくしいと
     やさしいまで ....
F1のアイルトン・セナが大好きだった。

どんくさくてもスピードに憧れた。

漫画のバリバリ伝説がすきだった。

僕は何であるのか尾崎豊と共に走り始める自分は何なのだろうか

15の夜 ....
指で叩くハードカバー 読み取る前に 期待の魔法を叩く
ページの隅の粘着を 時が来れば開かれる

 鍵穴を探すだけでは 唯物を硬くするだけ
 柔く優しく唯一の心を降らす 魔法は使えるだけ使う
 ....
  どうしてこんなに
  あなたを好きかわからない
  あたまのなかに星がうかんで
  どんな夜よりはっきりかがやく


  どうしてこんなに
  たんじゅんなことを伝えられない
 ....
首を切断された猫の骸が
もう何匹も発見されている

ニンゲンの仕業

ニンゲンから産まれて
ニンゲンとして生きている
ニンゲンの仕業

猫よ
ネコゴロシに捕まるな
ニンゲンのネコ ....
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く

研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている

 ....
  {ルビ転寝=うたたね}をしながら
  ピーナツの殻を割る
  眠りと目覚めの隙間には
  すこしずつ雪がつもってゆく
  ひどく無口で、
  愛らしい雪が切れ間なく
  ピーナ ....
日が長く レンズに艶が昇り そのように見える オレンジのマント
その海を揺らす 人間業のようにも見える オレンジのマント

 王子様ですか 顎の筋肉の坂道に 憧れを乞う
 そのマントは感じるに ....
彼の人間性を疑う者が居るなら

架空の人間性に堕すが良い

享受出来るあらゆるを捨て

歩みを成した偉人の言葉は

あらゆる仮想的な神を凌ぐ

マーヤ婦人が命をかけて

産んだ ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった

当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は  ....
天国から地獄
たった一日のうちに
よくもまぁ これほど浮き沈みできるものね

楽しかった時間も
幸せな気分も
たった一つの悲しいことに
覆い隠されてしまった

もったいないと思う
 ....
現実は甘くない 
からくてあまい

白鷺が けたたましく鳴いている
もっと 離れるなら 争わなくてもいいものを
特定の岩をめぐって 争っている
 
川沿いを ずっと歩いてきた ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ

比 ....
いつも追いかけている
あなたの幻影
おさげにできない
短い髪と
冬になれば凍傷にすらなる
無防備な手の指
泣きながら追いかけている
わたしの手には数枚のあなたが

なぜ
笑えるの
 ....
マカロンの賞味期限のような恋 短距離走は息ができない 

「ゾウなのに鼻短くてゴメンネ」に首の短いキリンが涙

伸ばしてた髪を突然切ったのはショートカットが好みと知って 

「花の命短 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった

鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
空を押し上げて
ひろげた 手のひらに
オーロラが見えますか

空を押し広げて
ひろげた その腕を
たからかに 突き上げる

あれは 父さんの仕事場の
 ....
あなたはいつも雨降りで
子猫みたいに濡れそぼち
そのくせ強く匂わせる
刃物を当てた乳房のように


ぼくの真顔の疑問符も
蒼く滲んでインクのよう
何時のころから遺書めいた
ことば遊び ....
なんにでも
なれるよ
手にも
足にも

明日の扉をあけたいと思ったら
鍵を差し込んでごらん

キミの心がそう望むなら
ボクはなんにだってなってみせるよ

翼にも
聞いてくれないことは
よくわかっているよ
でも言う

さみしいよ
とても

きみは翼があれば
ってのこして
発ったのか
それとも夢だったのか

あの日
わたしは邂逅なのだと信 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
もう少ししたら
野焼きの季節になりますね
ふるさとの枯れ野に
火がつけられ
冬がおしまいになるでしょう

あなたには見えないけれど
焼け焦げた残骸の下には
根が生きているのです
春に ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あわい- そらの珊 ...自由詩1213-2-11
看取り(1)- 吉岡ペペ ...自由詩1613-2-11
「きみ」「あなた」- 乱太郎自由詩10*13-2-10
資本論を超えて- 梅昆布茶自由詩10*13-2-10
少年よ- 殿上 童自由詩20*13-2-10
うつくしきもの- 石田とわ自由詩10*13-2-9
イージー・ライダー- 梅昆布茶自由詩8*13-2-9
魔法を叩く- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-2-9
ラブレター- 草野春心自由詩613-2-9
猫よ- そらの珊 ...自由詩15*13-2-9
立春- nonya自由詩19*13-2-9
ピーナツ- 草野春心自由詩613-2-9
オレンジのマントより- 朝焼彩茜 ...自由詩713-2-8
ブッダ- ドクダミ ...自由詩4*13-2-8
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
Thank_you_for_everything- subaru★自由詩14*13-2-8
天国と地獄- 凪 ちひ ...自由詩7*13-2-7
- るるりら自由詩17*13-2-7
世界は- HAL自由詩10*13-2-7
免許証のみる夢- もっぷ自由詩713-2-7
うたらば「短」_15首- 北大路京 ...短歌9*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
その日- 夏美かを ...自由詩29*13-2-7
さんかんびのオーロラ- るるりら自由詩8*13-2-6
雨の鳥籠- ただのみ ...自由詩19*13-2-6
未分化細胞- そらの珊 ...自由詩1213-2-6
朝陽- もっぷ自由詩4*13-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5
風のたより- そらの珊 ...自由詩1513-2-5
響き- 梅昆布茶自由詩24*13-2-5

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