ようやく咲き始めた
耳たぶを
かすめるように
散ってゆく
くたびれた
きのうの薔薇
美しい季節はいっとき
残酷な
まやかしのようでもあるけれど
改行される刹那こそ
愛おしい
....
気紛れお月さま
願いを聴いて
十七夜月に囁いてみる
星が流れぬ晩だから
お月さまに縋ってみたくなる
ここは深閑とした或る湖畔
周りに誰もいないはず
わたしはそっと手のひらを
クリスチャ ....
車窓から見える
取り残された小さな雨雲
遙か上空には羊雲
下から覗き込みながら
西へ西へと私の視点が移動すると
小さな雨雲は立体的に体を見せながら恥じらう
そして雨を降らす間もなく
すぐ ....
指先の魔法でひとつ花が咲く太陽と君僕らの歌が
↑お好み焼きの島のような画像は、祐源 紘史という方の作品です。
街を歩いていて見つけました。
段ボールは こどもたちがつくりました。鳥居は私が書いた♪
【 むかで 】
空か ....
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人は生きている
魔法の教科書に宇宙船のパラパラ漫画
この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる
いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから
淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く
下敷きに静電気下書きに尖 ....
よそへいくための服は
襟のレエスがまぶしくて
びろうどのスカートが重くて
ぴったりしずぎてきゅうくつで
母さんが
帰宅するやいなや
着替えさせてくれるとき
ほっとして
わたしは
すこ ....
{画像=140526015311.jpg}
サラリーマンとして
骨を埋めるところを探していた
降り積もった雪の中から
首を出す古木のように
少しの隙間を残して
雪に埋まり
冷 ....
湖で
平たい小石の水平投げ
6度跳ねて沈む石を想像して投げた
3度跳ねて沈む石
未来と今で遊んだ
3度跳ねて沈む石を思い出して投げた
2度跳ねて沈む石
過去と今で遊んだ
5 ....
永遠にえいえんということですか{ルビ私=わたくし}の名の下につく子は
空をみる目を失っていたようですきみが燃えているあいだの{ルビ時間=とき}
寄せる波帰ってゆく波知っていますきみ ....
鼻をさ、ずーって吸うと、宇宙にいるみたいだよね。
少年はぽわんとした目をして、
さも気持ちよさそうに鼻をすすりつづける。
少年の鼻の穴はブラックホール。
そこから続く無限の世界は、
....
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?
くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
ジョン、ジョン、やめてくれ
来た、来た、来ないでくれ
ジョンの言い分はこうだ
「
眠い
眠りは疲れを癒すもので
休息を必要としないとなれば生はない
僕は生きているぞ!やったぁー!
....
億年の
静かな回廊に光が満ちる
瞬間を孕んだ風が吹き渡る緑野
なにか山巓を降りてくるものを待つ
待つあいだにも自分の意志とか
わからないものに軽く触っている
風化した海図では
....
今日という日が終わり
明日になって
明日という日は
また今日になる
今日と明日の間に
また逢いましょう
夢の中では
なぜか車椅子のあの人と
薔薇の門を ....
小林峠の近くで
狐が轢かれて死んでいた
珍しいことではない
狐も 狸も 猫だって
だけど道路の端の方で
轢かれたばかりらしく
まだ そのままの姿で
顏だけが歪んで血まみれで
瞬間の ....
上手にネズミ描いて消さされている
双子の黄身が出るまで割ろうとしている
ぬか喜びの口が唇を割った
いやさなくて
いいよと
それはいう
かなしみは
いやされることなど
のぞんでやいないさと
筆先でなでていく
涙の成分は
瞳に必要なものだという
いわさきちひろの描く
こ ....
ヒッヒッフー
ヒッヒッフー
ママが呼吸法の練習をしている
ボクがスルンッ産まれるように
一緒に頑張ろうねといつも届けてくれる 優しい声
あの子がまた膀胱を頭突きする
おかげでトイレ ....
陰口をわざわざ伝えに来る女の肌が荒れている
同級生に先輩と呼ばせているのか
花が笑うような日だから
つんのめった想いからビー玉みたいな嘘が転がっても
誰をも恨むことはないじゃないか
翼を切られた幼子も
失くした以上に強奪しながら
物足りなさに役立たずの爪を研ぎながら ....
光が少ししか
届かずに
かすかに耀く
とても小さな
砂漠だけの星へと
旅行をする
少女を描く
ある絵本を作ろうとする
少年がいるのでした
はるか彼方の銀河への旅を
描いた絵本を ....
<誘い>
どうか、誘ってください
真に受けたりはしないから。
<未練>
あなたのためなら
人形になってもよかった
人形くらいしか
あなたのような人のそばにはいられな ....
銭亀やアキレス腱のテーピング
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった
泡沫恋歌さんのおすすめリスト
(5138)
タイトル
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カテゴリ
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日付
ことづて
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そらの珊 ...
自由詩
11
14-5-27
靴
-
もっぷ
自由詩
4
14-5-27
遠近法
-
ichirou
自由詩
10*
14-5-26
チューリップ
-
虹香
短歌
3
14-5-26
【残】むしできない__オムニバス三篇
-
るるりら
携帯写真+ ...
8
14-5-26
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人 ...
-
北大路京 ...
自由詩
11*
14-5-26
魔法の教科書に宇宙船のパラパラ漫画
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-5-26
パーソナルレイン
-
そらの珊 ...
短歌
9*
14-5-26
よそいき
-
そらの珊 ...
自由詩
21*
14-5-26
雪に埋れた古木のように
-
beebee
自由詩
21*
14-5-26
時の不思議に負けたような遊び
-
ichirou
自由詩
9*
14-5-25
「わたしと本と服たちは」2014.05.25_(一〇首)
-
もっぷ
短歌
5
14-5-25
ブラックホール
-
ららばい
自由詩
5*
14-5-25
私の要
-
夏美かを ...
自由詩
31*
14-5-25
喰い意地の張ったジョン
-
なけま、 ...
自由詩
5*
14-5-25
億年の
-
梅昆布茶
自由詩
16*
14-5-25
薔薇
-
chiharu
自由詩
3*
14-5-25
狐の死
-
ただのみ ...
自由詩
20*
14-5-24
上手にネズミ描いて消さされている
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-5-24
双子の黄身が出るまで割ろうとしている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-5-24
ぬか喜びの口が唇を割った
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-5-24
水彩
-
そらの珊 ...
自由詩
21*
14-5-24
37週目
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
16*
14-5-23
陰口をわざわざ伝えに来る女の肌が荒れている
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-5-23
同級生に先輩と呼ばせているのか
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-5-23
花咲く散り人
-
ただのみ ...
自由詩
16*
14-5-22
こんぺいとう
-
りゅうの ...
自由詩
9*
14-5-22
星空に降りていく_など五篇
-
クナリ
自由詩
6*
14-5-22
銭亀やアキレス腱のテーピング
-
北大路京 ...
俳句
4
14-5-22
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった
-
北大路京 ...
短歌
3
14-5-22
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