うららかな日でございました

春まだ浅い
やわらかな陽光が
鏡のような海の面を
無数にきらめいていく
穏やかな日和に
お嬢様は嫁がれていかれました
でも
その胸中はいかばかりか
真 ....
むかしあるところに不思議な植物があった
あるひとの ゆびのおとが ぱちんとなったとき
その植物は ビールになった
その不思議に人々は笑い 手をとりあって 酔いしれた

むかしあるとこ ....
ゴムを買って薬局を出た

冷えたぬるい大気が

工事現場のような明るさだった

さっきより空が黒くなっている

ああ、ぼくは、自由で不自由だ


アパートにひとに会いに行く

階段の音

暮らしの匂う ....
{引用=数刻のとびらをひらく
  しろい手をたどる

まざりあう木々を
  まどろみをいくつものかわせみを

はね広げているね
  そこに降り立っているね

なみだに生まれてくるこず ....
 
おんなじ言葉でも 微妙にちゃう

うちとあんたの「好き」

わかってん、唇がふれたとき


  
いきあたりばったりに
集まった記憶のおもちゃ箱
きょうも両手で漁ってみるが

失せものばかりが鮮やかに
輝き失せぬ幻である

誰がもちこんだのか、モダンなデザイン 花札の
母の少女時代 ....
 (朝の森)


トンネルを抜けると森に熱気球


十月の地に繋がれた熱気球


熱気球巨大坊主が起き上がる


熱気球深海クラゲの傘の色


熱気球プカリと浮かぶ朝 ....
普段 当たり前だと

想っていることが

じつは本当の幸福

だから青い鳥の物語は

童話ではないノンフィクション

メーテルリンクはそれを喝破した

偉大なるベルギーの詩人で ....
理不尽よ

瓦礫のなかに誘われて

ぼくらは死者と対面する

あらゆる執着を

与えて奪い去った

理不尽よ

あなたはぼくらを全否定した


そこを真面目にさ迷った
 ....
{画像=120307093809.jpg }
        それは
         ほろ苦い
          春の味

      ふきのとうとタラの芽は天ぷらに
    ....
叶わなかった愛は
歳月とともに
美しさをましていく

現は拷問のようだから
せめて想い出くらいは
そうでなければ

それが想い出の
せめてものやさしさ
なのだろうね

きっとぼ ....
次の瞬間、
目の前にはグレーの斜め縞の歩道があり
潰された蛙のように両手を上げて
突っ伏していた

冷たい衝撃は
転がっている前歯のもの

遠巻きのギャラリーが安否確認をし ....
雨かと思ったら
雪どけの 水音でした

 、、、、、、、、、、、、


陽ざしのはし
いつもは気づかずにいた 木々の陰影が
光をすって ゆれている

森は確かに今も
雪絹の繭のな ....
【食いしん坊なのです】

赤ちゃんのほっぺは
つきたての餅のようだ

誰も見ていなかったら
つい食べたくなってしまうほどの

  ◇

【みみず】

おまえをみつけると
つい ....
あなたのことを
なにひとつ知らない

どんな家に住んでいるのか
どんな顔をしているのか
どんな爪の形をしているのか
どんな声で話すのか

けれど
あなたのことを
感じることができる ....
ぼくは君を体験する=君を直感する

君と一緒にいる間は少なくとも僕の5感は

柔らかな声やよい匂いやあるいはちょとひび割れた唇なんかを

間近に観察することができる


君と別れたあ ....
身体障害者と付き合うのを考えた時
楽しいから付き合いたいと思った。
しかし現実問題を考えると大変だ。
毎日介護して家事をして料理をして
相手を幸せにしたいと思った。
でも自分は不幸せになって ....
風の吹き抜ける交差点で
あなたは待つ

約束は必ず果たされると信じて

ひたすら待つ
待ち続ける

そして見上げれば雲

春の雲

おぼろげで奥ゆかしくありながら
したたかさ ....
死んでいる人と
眠っている人は
よく似ています

だから
不安になって
あなたの口もとに
耳を寄せてみるのです

かすかな
寝息がきこえると
ああ、生きていると
安らかに生きて ....
全て
焼きつくされたそのあとは
ただ
黒焦げて
すすまみれの野原になった
あの子たちは
炎から
うまく逃げおおせただろうか

若草が
芽吹いたら
戻っておいで
ふたたび
命が ....
ぽとり、と蝋梅
黄色い窓を覗く
すると向こう世界の隅で春が騒いでいた

「梅、桃、桜の順で咲いていくのよ」
「そうして、春になるの」

白い酒器の表面に落とされた桜
注がれた梅ソーダが ....
眠りがフクロウのようにさらって行った
わたしの寝顔を照らすのは
月や星ではなく
まるで深海魚のよう
自らのいのちの灯にほかならない


闇の毛布に包まれた
記憶の中の光彩は
彗星のよ ....
曇りの日

遠いビル群が白に隠れている

そんな風景のほうが好きだった

夜景が嫌いだった

あのなかには

いろんな人間関係や

いろんな蹉跌が散らばっている


特殊 ....
はっつぁんと やっさんでは
何を奈落の感じるか感じないかは 違う
ある人にとっての奈落地獄が ほかの人にとっては
なんて楽なことだと 肩をなでおろすことだったりする

地獄の其処に釜 ....
君を前から見ると普通にかわゆい
後ろから見るとなかなか良いお尻だ
でもさあ

横から見ると何も無い
それは可愛い実存的謎だ

類推するに君はこの平面だけの愛すべき生きものなのだ
 ....
  ホラ、
  しろい星がひとつぶ
  暗い夜空を渡ってゆく
  舌に載せた飴玉のように
  甘ったるい蜜の絹糸を残して
  ホラ、冬は煌めき
  あなたの両眼に
  深く埋めこ ....
腹をすかせた人に
必要なのは
おにぎりであろう
一篇の詩など
あったところで
なんの役にも立たないのだ

心に空洞をもつ人に
必要なのは
一篇の詩であろう
おにぎりのように
それ ....
こもれびのなかに
あなたがいるような気がする午後

柩は
とうに燃やされ
ひとすじの白い煙になったというのに
竹林をぬけると
境界線がにじみ
時間がさやさやと巻き戻る

愛しい人た ....
夜の銀座や北新地で
暫々贈られるバーキンと
呼ばれるエルメスのバッグ

デパートの質流れ販売で
眼の色を変えて
群がる浅ましい形相の女たち

でもその誕生の経緯を
知っている男も女も ....
仄暗い廊下に時々夜の天使のように
夜勤看護師が羽ばたく
世の中で最も偉大で逞しい美しさが
老人達の
人生という点滴を
繋ぎとめにゆく

また鳴るナースコールは誰のための
子守唄なのだろ ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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熱気球試乗会_(俳句・習作3)- 壮佑俳句11*12-3-7
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過信- 森の猫自由詩17+*12-3-6
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- そらの珊 ...自由詩12*12-3-6
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Crosswind/Crossroad(契りのひと)- 恋月 ぴ ...自由詩29+*12-3-5
まるめろ- そらの珊 ...自由詩20*12-3-5
野焼き- そらの珊 ...自由詩412-3-5
十九歳の雛祭り- 緋月 衣 ...自由詩14*12-3-5
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竹林をぬけて- そらの珊 ...自由詩612-3-4
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夜の病院で- 梅昆布茶自由詩1212-3-4

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