うちのベランダに

よさげな苔が生えている

コンクリートのひびから

もこもここと

ふさりふさりと

緑色からエメラルドグリーンへ

鈍く光っていき

それはなんだかシ ....
{画像=120624184853.jpg}


突然の雨に読みかけの新聞を掲げ
歩き出すと
ポタポタ
新聞紙に残る雨痕は
不思議に一定方向に跳ねが伸びて
跳んで
僕は誘われて歩いて行 ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
勉強で右の手首が痛くなる 電車の
先頭車両の
運転席の
後ろに陣取って
景色の中に
割り込むように
のびていくレールを
眺めるのが好きだった

クハ モハ クモハ サハ

駅に
着くたびに
一息入 ....
  女よ、
  きみが
  歪んだ嘘をついた日には
  茂る緑の淡い影を
  湿った風が揺らしていった



  それが
  すっと吹きやむのを待って
  赤い土のうえに、 ....
日本人
  比べてばかり
    顔色を
  アメリカ人は
    個性の文化
梅雨時になると
もうそろそろかな、と思う

雨上がりの庭で
もうそろそろかな、と思う

君と
言葉を交わしたことはないけれど
君のことは
勝手にトモダチだと思ってるから

カエル ....
同じ格好した仏像さんが二、三十

指の腹で撫でながら

ひょいっとひとつ持ち上げたら

あぁこのおもさがちょうどよい

ひんやりどくどく

てのひらの中から身体の中へ

巡る巡 ....
美人にもブスにも無言皐月富士

軸足に体重のせて茄子の花

ケータイが鳴らないままで梅雨入りす

焼酎を焼酎で割り狭い部屋

ビードロに息を吹き込む人魚姫

境内のいたるところに蝉 ....
静寂の中に落ちる 一滴の夢を
両の手ですくいあげる 私たち

温まって行く互いの胸の何かを
言葉に写すことの出来ない
このもどかしさを
愛という祭壇に捧げる朝


目の前に起きるすべ ....
ここから消えるから… と 私が数人に回したメッセージ
そのメッセージがどこを伝って
その人のところへ流れて行くのか
そっと様子を見ている…

分かったことは ファンを経由して
その人に[私 ....
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ

ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく
ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく

これから
夜が夜が夜が生まれる
 ....
たいふういっか

台風一家だと
思い込んでいた頃

台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
 ....
潜る
深い深い思考の中
深海魚みたいに
やさしい言葉はかんたんにでるのにね
ほら笑ってるそばから
胸がいたい
自分のことが好きですか
深い海のそこから
あたしは泳ぎはじめる
好きです ....
日傘を差した女の影が


歩道の凹凸を滑って行く



            踵を返す青い熱帯魚
            フルートの鋭い閃光
            アイスピックを ....
蛍舞う哲学の道繋いだ手

東京は蛍に夜を与えない

蒼い火は霊子凝縮した蛍

恋やもめモールス信号打つ蛍
ゆっくりと列車が動きだした
この列車に乗るのはこれ1回限り

明確に行く先は知らないけれど
到着駅が近づいたときに

列車は分岐器で方向を変え
そのときにどの駅が到着駅かが

推測で ....
たいふううぅ

傘がくるくる空に消える

わくわく甘い匂いがしてくるよ

たいふううぅ

子供たちが笑っている

大人たちもはにかんでいる

たいふううぅ

あぁびしょ濡れ ....
 中一の娘が
「これ、めっちゃ面白かった。母さん、読んでみんさい」
 と言い、渡したのは、湊かなえ著「告白」の文庫本だった。近くのコンビニで買ったらしい。
 実は湊さんの他の著書は何冊か読んでい ....
苦しみを通り越し
恍惚となる
意識が朦朧として
死を覚悟する

思いだけが駆け巡る
世の中が分からなくなり
悲観的になる
色恋はなくなる

体は疲れ果て
モルヒネを打つ
死に水 ....
黙々と拙く空を飛ぶ練習をする僕を
不安そうに 君が見てる

羽根を持たない この体と
翼を授かった君と
交われる世界があるならば そこだけを目指して
僕は飛び続けるだろう

心地よく 想いを遮る夜毎の ....
自分のことを棚にあげてヤジる {画像=120618103300.jpg}

断面を滴り落ちる雨粒はあの日に還れぬ哀しみの匂い

断崖を打つ荒波にとびこんだペンギンたちまさに今とびこんだ

鳥。飛ぶことだけを目的に骨の密 ....
 
思い出の国に目覚める眠り姫

映画を観たり、キスしたり、

その度、僕の胸はキュッと痛くなる



 
資金集めに
企画
人集めに
場所の確保

会報に
郵送
勉強会
相談

個人的付き合い。
アンケート
説明会
総会


結構大変なんです。
おれは殺風景
 がらんどうで埃濛々


 だから昼の檻に閉じ込められた
オオミズアオなんか見つけると
こんな錆びついた工具のような手をしながら
そっと 捕まえてみたくもなるものさ

 ....
いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日

学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった

後輩の回遊魚達には
軽 ....
あるところに
猿がいた
檻に閉じ込められ
外に出たかった

いい子にします。
自由をくださいと願った。
散歩に出された。
そして曲芸の練習した

いつも首輪をしていた。
ある日首 ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よさげ- 灰泥軽茶自由詩14*12-6-24
雨にあるこう- beebee自由詩25*12-6-24
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
ほんとかよ- ペポパン ...川柳5*12-6-23
クハ_モハ_クモハ_サハ- nonya自由詩24*12-6-23
- 草野春心自由詩812-6-23
日本いぬ- ペポパン ...短歌3*12-6-23
勝手にトモダチ- そらの珊 ...自由詩18*12-6-22
蚤市の仏像さん- 灰泥軽茶自由詩11*12-6-22
俳句2012_6月中旬- 北大路京 ...俳句12*12-6-21
Beginning- 南 さや ...携帯写真+ ...8*12-6-21
トラップ- 南 さや ...自由詩6*12-6-21
もこもこアルパカララバイ- 北大路京 ...自由詩6*12-6-21
台風のあとで- そらの珊 ...自由詩3012-6-20
オチテユク海のそこ- じじ自由詩19*12-6-20
白昼夢- ただのみ ...自由詩25+*12-6-19
俳句2012_蛍- 北大路京 ...俳句17*12-6-19
一服- HAL自由詩7*12-6-19
台風やってくる- 灰泥軽茶自由詩8*12-6-19
「告白」を読んで- そらの珊 ...散文(批評 ...7+*12-6-19
DEATH- ペポパン ...自由詩6*12-6-18
The_dream_of_a_fairy- 南 さや ...携帯写真+ ...6*12-6-18
自分のことを棚にあげてヤジる- 北大路京 ...俳句8*12-6-18
レインシック_或いはシンメトリーな憂鬱- そらの珊 ...短歌9*12-6-18
眠り姫- 殿上 童自由詩20*12-6-18
団体の長- ペポパン ...自由詩3*12-6-17
光が煙のように立ちこめていた- ただのみ ...自由詩17*12-6-17
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17
バタ足- nonya自由詩23*12-6-17
猿山- ペポパン ...自由詩3*12-6-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172