冬の手前に立ちきのうをみる
一本の樹の梢に雀が居るばかり
彼らだけにわかる言葉で
話をしていて

ほかに息吹きの声はなく
かといってコンクリートなどもなく
荒野というわけでもないここは
 ....
エクレアを土産にするや後の月 ゴールデンハンマー雀蛤に   形象

黄色いきつねが
    三角形持ちおる

白い大根が
    赤かぶらを添えて

おちょぼ口の
    お月様二つ

ブルーの二つの影
    さっとよぎりいく
丁寧に通り過ぎる風 風は感じ次第で丁寧だ
私は丁寧でありたい いたるところ艶やかの下地に

 丁寧さを吹きかける 呼吸を意識する丁寧でありたい

対極の雑魚にも諭しを潜らせたい
されど目を ....
        泳ぐのならば
        身を切るような
        水のなか
        冷たかろう
        痛かろう
        けれどきっと温かい
  ....
グラスゴーに行きたいな
潜水艦に乗って行きたいな
ピースの煙みたいな重い空
が僕を待ってる!
せっかちな老人たちと虚ろな目をした若者たち
僕でも仲良くなれそうだ

ああ
右翼が一人もい ....
   手を繋ぐソーダー水に寄り添ってただ一粒の泡となるまで  
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
流木に背中凭せて考える去年の九月で地球はいくつ

僕が寝ているときは僕の靴もつかれて寝ている

差し出した君の右手にどんぐりこぼれる秋のどか

馬鹿も休み休み言ったけどやっぱりぶたれた・・ ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
秋の暮埃かぶりし鉄アレイ 通夜終えて遅い夜食や銀河団 まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
ケーキを焼いて
中学生の娘の誕生日を祝う

ろうそくの灯に照らされて
もうひとりの女の子が浮かび上がる
娘と同じ誕生日を持つ子
遠い国に拉致されて
連れ去られたまま
いまだ帰ってこられ ....
よなかに こねこが ないて
どこかとおい よびかけのよう 
しずかに
開く扉 


こころ うもらないなら もう ろここ


      軽んじてゐた      薫       ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
世界が僕を閉じるから
僕から
世界を閉じた

空より降る縦線
時計の動く気配すら
奪われた

沸いた湯が白い粒になって広がっていく
見ていた
見ていた
ああ
全部満たしてしまえ ....
弦を一つ引くと 張りつめた眼差しから 強靭と同じ裏地に肌が触れる

見透かした眼差しは 今は半分真実 自称はない

人の意見ほど自己中もない 主観 客観 の間を傍観

貴女に映る私は私自身 ....
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ

とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女

お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
現代詩雲の下
無風にゆられて見ていたのは
つぼみのまま終わった
赤でした
無音ひびく団地の前
灰色の壁にかきなぐった鳥が
空へ
とんでゆく夢を見た
その後で、
現代詩雲の下
ざーざ ....
叢でひっそりと
台風が去ったあとの
サファイアブルーの空を
見上げてます

小鳥よ、小鳥
わたしを一緒に連れてって
くちばしが
わたしをついばむ日を
待っています

翼を持たない ....
     ふと違和感を覚えた朝
     右足に苦しみが
     そうして五日後、
     右腕にかなしみが 

     絡まった
              
     曲が ....
夜が陰る闇が歪んで砕け散る猛毒の花死の光産む 猫よりも猫撫でる君可愛くて猫耳つけていなくても好き あなたのような人は長生きしてほしい
そう素直な人あってのひねくれ者だから
だから九十四歳は悪くない 悪くない
これでも献花のつもりなんだ

アンパンマンを見たことがなかった
なのにアンパン ....
絶えず
一定の方向にだけ
エネルギーを集中し

間断なく
成長あるいは変容し続ける
モノやコトや
言い表せない何か

そんな奴等に
ヒトという間抜けな動物は
いつも
驚愕さ ....
 {ルビ呼 吸=い き} し

  地 に

 陽  魅 入 り 

     ・・・ 意 ?
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとり- もっぷ自由詩813-10-20
エクレアを土産にするや後の月- 北大路京 ...俳句313-10-20
ゴールデンハンマー雀蛤に- 北大路京 ...俳句113-10-20
_形象- 生田 稔自由詩313-10-20
丁寧に生きる- 朝焼彩茜 ...自由詩16*13-10-20
水のなか- 石田とわ自由詩11*13-10-20
グラスゴーに行きたい- ボトルシ ...自由詩113-10-20
ただ一粒の- 石田とわ短歌8*13-10-20
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
浮浪雲- 梅昆布茶短歌1013-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩25*13-10-19
秋の暮埃かぶりし鉄アレイ- 北大路京 ...俳句613-10-19
通夜終えて遅い夜食や銀河団- 北大路京 ...俳句213-10-19
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
十月五日(土)天気_雨- そらの珊 ...自由詩1413-10-19
薔薇- るるりら自由詩13*13-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
きこえない、ふり- 伊織自由詩7*13-10-18
礼儀- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)- Lucy自由詩12*13-10-17
現代詩10月- 左屋百色自由詩16*13-10-17
じゅずさんご- そらの珊 ...自由詩1213-10-17
一歩ずつ近づくもの- 石田とわ自由詩11*13-10-17
夜が陰る闇が歪んで砕け散る猛毒の花死の光産む- 北大路京 ...短歌413-10-17
猫よりも猫撫でる君可愛くて猫耳つけていなくても好き- 北大路京 ...短歌613-10-17
ひねくれ者より献花です- ただのみ ...自由詩36*13-10-16
蔓延る- nonya自由詩19*13-10-16
い段の朝- ただのみ ...自由詩12*13-10-16

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