ちょっと贅沢な

暖かい家が待っているから

買えるんだよ

身体を温かくして

ひんやり喉元を通るアイスは

夏のアイスとはまた違って

軽やかなひととき

豊かな感触を ....
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ....
奇天烈な手つきで
狐憑き 月のツノ触る

淡い{ルビ間=あわい}の 睦言夜ごと
{ルビ霊=たま}の緒からめて 落ち戯れて

指きり含んだ口の中
だんご捏ね 味見

うめ 咲くな
さ ....
世間が騒ぐ 
さくら、さくらの大合唱も過ぎた頃

山際に ひっそりと咲く 白梅が
石段に 小さな花びら ひらりと注ぐ

舞い散って 舞い踊り 
存在証明するかのような

彼等は  ....
福引のちぎれた餅へ紅い塩 キャンディーの降る町に住む少年の顔に当たった歯科助手の胸 【イラスト国】

僕は一枚の絵を大切にしています。
ある星に 木こりの居る絵です。

木こりは木を倒したいのですが、
三つの木があまりに巨木になってしまいました。
三本の木には三つの名前 ....
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている

ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる

わた ....
推理小説はあまり読んでいない。
でも覚えているチャンドラーの造形なる私立探偵フィリップ・マーロウの科白。

「タフじゃなくては生きて行けない。優しくなければ生きている資格はない」

あんまり ....
    

      すべてが寝静まり
      寝返りと寝言の中で
      やかんを磨く
      あしたはどんな一日に 
      なるだろう
      油で汚れ焼けた ....
子供たちが描いた表札なのだろうか
家族の顔と名前を
画用紙にお絵描きしたものが
玄関先に貼ってある

少し経つと
描いた絵が変わっていたり
ありがとう
おめでとう
嬉しい言葉を書いて ....
住宅街で小気味良い音がする
中学生ぐらいの男の子
リフティングに夢中になっている

私も同じぐらいの年頃
ただボールじっと見つめ
ボールが地面につかないように
片足を少し宙にあげて
つ ....
僕さ
左心房がなくて
血が流れなくて
目からダダ漏れなんだ

涙が出るほど
不完全な君は素敵さ
笑う姿より
泣いてる姿が好きだ

赤い涙を絵に描いたのは
流れる涙を飲み干 ....
星星 星 星星 星 星星星


     君僕
花花花花花花花花花花花花花
大きい耳が話を聴いていない 雨を迎えると豊かになる

けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは

ただの人間

 私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
 深呼吸を施せば澄む問題にもならない
 
 ....
たとえば今日を定休日とする
たとえば雨と雪のあわいで
だれにもならない日と決める

それを
許せる自分になってみる

易しそうで
なぜかとても難しい

イワアノキユトメア

な ....
 
お布団の中、あと一分、、三分、、、

起きた後の喧騒と引き替えにしたってかまいやしない

冬のまどろみは 快楽だ



 
複数の茶柱の立つ初句会 向日葵の咲く通学路笑い声 畑の隅に雨水を溜めている
ラムネ色した
プラスチック製の風呂桶

畑では老いた夫婦が
腰をかがめて手入れをしている
昔はその
小さなラムネ色の風呂桶に
家族で皆身体を丸めて
入ってい ....
公園の駐車場に
もう長いこと車が放置されている
違反切符と張り紙だらけ
ミラーはとっくに割られている
今では雪に埋もれてかまくらだ
出はいりできない時間がそこにある

ワックスを効かせた ....
青嵐鍔を折りたる学生帽 リアリティはじっとしてはいられない女の子ね、持ち前の想像力で逃避も克服、溶ける魚(註1)の顔をして超現実、デバイスの仮想現実、拡張現実ソースたっぷりで入り乱れるの、あえて言葉で表すとして

人は個 ....
雲ひとつない高笑い
真っ青な永久歯で
空は
高層ビルに喰らいついている

控えめな思い出し笑い
押しつけがましくない暖気で
光は
目抜き通りを撫でている

束の間の微笑み返し
 ....
      ゆきのひつじが  
      はらはらと 
      いっぴき、にひき
      ねむれぬよるに
      ふりつもる
      はるをまって
      ....
僕のオペレーティングシステム上では
翻訳されがたい世界や言語

壁伝いに手探りで歩いて行ければ
いつか切れ目にゆきあうだろう

なにかが融合するところまでは歩かなければならない
信号も横 ....
あったかいひざにはにゃんこ足元にも猫が寄り添う冬の寒い日

今もなお大きな体でひざに乗る重たいけれど嬉しいにゃんこ

移動するたびにどこでもついて来るストーカーだねほんとに君は

引っかか ....
       かくしてください
       さみしさが襲います
       昼と夜との狭間から
       からだと毛布のすき間から
       飲み終えたコーヒーカッ ....
天が地を柔和に踏みつけると
アラユル路が神経回路としての機能を失った
メケ 限りない劣情に踊る旗
標識たちは無言で主張するそれは真っ当なことだろう
生きている人にとって生きていると言うことぐら ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬のアイス- 灰泥軽茶自由詩715-1-29
がうでぃな_さざなみ- るるりら自由詩17*15-1-29
憑き身月見て- ただのみ ...自由詩19*15-1-28
キラキラの- 藤鈴呼自由詩1*15-1-28
福引のちぎれた餅へ紅い塩- 北大路京 ...俳句115-1-27
キャンディーの降る町に住む少年の顔に当たった歯科助手の胸- 北大路京 ...短歌215-1-27
イラスト国- るるりら自由詩5*15-1-27
2015.01.27(独白)- もっぷ携帯写真+ ...515-1-27
ハードボイルド- 梅昆布茶散文(批評 ...515-1-27
やかんと夜と- 石田とわ自由詩17*15-1-27
表札- 灰泥軽茶自由詩615-1-27
リフティング- 灰泥軽茶自由詩615-1-26
欠陥- 瑞海自由詩7*15-1-26
人に愛- 北大路京 ...自由詩615-1-26
大きい耳が話を聴いていない- 北大路京 ...自由詩515-1-26
雨の日の透明な墨汁- 朝焼彩茜 ...自由詩18*15-1-26
アメトユキノアワイ- そらの珊 ...自由詩14*15-1-26
まどろみ- 殿上 童自由詩21*15-1-26
複数の茶柱の立つ初句会- 北大路京 ...俳句215-1-25
向日葵の咲く通学路笑い声- 北大路京 ...俳句315-1-25
畑と風呂桶- 灰泥軽茶自由詩1015-1-25
放置車両- ただのみ ...自由詩17*15-1-24
青嵐鍔を折りたる学生帽- 北大路京 ...俳句2*15-1-24
眼人間- 乾 加津 ...自由詩6*15-1-24
冬_午前11時30分_快晴- nonya自由詩16*15-1-24
ゆきひつじ- 石田とわ自由詩13*15-1-23
マイOS- 梅昆布茶自由詩1415-1-23
猫溜まり- 未有花短歌18*15-1-23
眠りのなかへ- 石田とわ自由詩11*15-1-22
メケ- ただのみ ...自由詩12*15-1-21

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