孤独になりそうな気配の休日
無機物相手なら落ち込むような目にあうこともあるまいと
一番のお気に入りのマグを揚揚と取り出したら
見事に縦に一本ひびが入っている

見つけたのが夜でなくてよか ....
息を吐くように嘘つく政治家を選ぶ国民つくる教育 恋人が変わるたんびにメルアドを変更してる女ならパス うまいこと言おうとして舌を噛む 土曜日の朝
詩の学習会に出かける電車の中
文庫を読んでいたが 文字がぼやけて読みにくい
片目を閉じてあたりをながめ 見付けた左目の異状
会場で雑談中に報告すると
詩友はきつく念を押す
「必 ....
ある日ぼくのもとに封書がとどいた
送り主をみると
その日暮らしの友舍

たしかにその日暮らしはしているが
友を募るほど盛大ではないし

あけてみると請求書だ
項目として

笑った時 ....
(傘の滴を落としながら)
そこから抜け出すためには
入口を探すしかないのですが、
誕生や死という非日常に囲まれて
小さな日常があるのですが、
強い雨の中 物質と観念をつなぐものは
 ....
手を当て
手を差し伸べる
手をつなぎ
手を
鳥が堕ちた
私が殺った

夢を見てた
君が染みたそこら辺で
小さな声を
聞いた気がする

この手を
握るのは
誰だろう
いつだろう
今だけ欲しいのは
なぜだろう
いつからだ ....
消費税あがったことを知らなくてわずか一円足らずに喧嘩 墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字 ママは 青汁の味がする
時々は トマトジュースの味がする
ママは 玄米の芳ばしい味がする
朝食は 納豆の糸が引く

ママは ほうれん草と水菜を主食にしている
おかげさまで 7・8センチまで ....
■蝶の羽■
蝶の羽みたいですね
音も立てずに、そばにいてくれて、
触れなければ 美しいだけの
触れたなら 砕けてしまう。





■おちこみ■
君が落ち込むのを見ても僕は落ち込 ....
時計の一秒ごと刻む音が心臓と共鳴する
進んでいるのは過去の堆積
動いていない僕の胴体を切り刻む

未来は音を編んでくれるだろうか
帰納法を後ろ盾に布団を被り
証明書のない契約に親指を赤 ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
灰色の草原にぽつりと置かれた
恐ろしくて触れることさえできない
黒黒とした檻
その中に私

外に広がる世界を見る
色のない草
音のない風
しらじらとした地平線
憧れのない自由

 ....
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ....
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
寒暮の灯点けないままでドライジン 夭折と呼ばれない歳冬の暮 冬の暮なんにも思いつかへんわ 秋の陽を受けて
河原に転がっている小石
何百年も かかって
水に運ばれ
磨かれ
なめらかに 
平たくなって

足もとの一つ
掌にのせ
眺めていると
水切りをしたくなり

幾つ ....
七里御浜の白砂の端の
岩場から顔を上げ
碧い海の彼方の故郷に
吠え続けたいく春秋
下半身は岩に同化した


桜吹雪に包まれて 
華やぐ心に
霞みに消える空を
呼び止め 呼び戻し
 ....
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した

咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま

ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水時計- クナリ自由詩5*13-12-15
息を吐くように嘘つく政治家を選ぶ国民つくる教育- 北大路京 ...短歌913-12-15
恋人が変わるたんびにメルアドを変更してる女ならパス- 北大路京 ...短歌113-12-15
うまいこと言おうとして舌を噛む- 北大路京 ...自由詩813-12-15
異状であっても病気じゃない- イナエ自由詩9*13-12-14
ひょうたん島移住計画- 梅昆布茶自由詩23*13-12-14
冬の四角形- 空丸ゆら ...自由詩1413-12-14
手作業- 駒沢優希短歌213-12-14
おとぎ話- 駒沢優希自由詩413-12-14
消費税あがったことを知らなくてわずか一円足らずに喧嘩- 北大路京 ...短歌413-12-13
墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字- 北大路京 ...短歌313-12-13
ママは_青汁の味がする- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-13
蝶の羽- クナリ自由詩4*13-12-13
- 乱太郎自由詩14*13-12-13
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
辛い記憶- クナリ自由詩5*13-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
新春へ「二」- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-11
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
寒暮の灯点けないままでドライジン- 北大路京 ...俳句213-12-10
夭折と呼ばれない歳冬の暮- 北大路京 ...俳句2*13-12-10
冬の暮なんにも思いつかへんわ- 北大路京 ...俳句513-12-10
- イナエ自由詩17*13-12-10
獅子岩- イナエ自由詩7*13-12-10
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...- そらの珊 ...自由詩2113-12-10
白い蕾- Lucy自由詩18*13-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9

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