雨ってやつは
悲しくもない 涙みたいだ
くたびれた革靴の つま先から
じわじわと 染み込んでくる
晩秋の雫
 
子供の頃は 雨に酔った
そのどこか 厳とした冷たさに

突然景色がうつ ....
「海」を書いたら「波」があらわれ
「雲」を消したら「光」がさした
「木」の上には「鳥」がさえずり
「春」の木陰 疲れた「君」がねむってる

「ぼくらあの大草原の小さな家にふたり仲よく暮らそう ....
すごい、すごいすごい
宇宙のように遠く高い空
遠近の狂う大きな雲
ああ、美しく真直ぐな世界
間違いない
今僕の正中線はここにある
遥かに見える松並木を超えて
空を行く為に。
 

土星と木星

わっかをはずして輪投げのわ

丸い星は太陽の上でジャグリング

とんがりぐつを御者にして

惑星引き連れお手玉しながら

宇宙の楕円をなぞってなぞって

 ....
この街に来てからというもの
僕は
何もすることがなかった
仕事がなかったから
人混みの中に紛れては
帰るべき場所を探して歩いていた気がする


遠い昔のことではない
不況は今もこ ....
死ぬまでの鼓動の数が決まっているのなら
私の命は幾ばくか

狂った心臓は早鐘のごとく鳴り響き
アンバランスなココロは悲鳴を上げた

むき出しの傷口には
塩を塗り込む奴らがいる

荒れ ....
  あははとわらって
  はらっぱはしった
  あはは、
  あはは、
  ばかみたい。


  いひひとわらって
  きみにちゅうした
  いひひ、
  いひひ、
   ....
 {画像=111022145824.jpg}
ヤギ!

そんな訳ないでしょ
こんな街中に

ヤギがいる!

どれどれ

  先を行く子が飛びはねる
  ブロック塀を抜けると四角の ....
同じ種類だから 問題無いだろう、と
缶と瓶の中身を 氷で溶かして 混ぜ合わせた

ずっと 呑みたかったんだ
だけど 外出する元気なんて
持ち合わせてなかったからサ

きゅっ と 絞ってみ ....
ほいと 見知らぬ人から 
土のついた球根をもらった夜
その人の 笑顔が こだわりのなさが 
他人の私に わたされた 球根が
わたしの夜を あたためる

昼間と違い雨が降 ....
足音忍ばせ獲物に近づく
シルエットはしなやかなBLACK CAT

月の粉を散らしたネイル
纏う香りはスノウフレーク
イチミリの隙もなく磨き上げて

すべてはココから
MISSION  ....
生きてるだけでもうけもん
さんまちゃんは言う
そうだね

ときどき
2ちゃんねるをみる
実にうつくしくないことばの羅列
そうだ
ボクらは紙一重で
生きてる
生きてない

ここは ....
嘆きを海に投げかけてみた
試練の波が激しく返り

嗚咽をあげた私に
百雷の海鳴りが

怒涛のように
私に叱咤激励を置いていった
君の季節
君の季節
君の季節がやってきた
君色に吹く風は
あの頃のいさかいとはまったく違って
とても優しくて
だから余計に寂しい

君と一緒にいた頃より
君と別れてからの方が
君を ....
赤い朝顔の種をまいた
心からその色に憧れて
でもそれは涙ぐんだ白い朝の顔

からたちの木をみつけて
白秋とともに歌った
芋虫とも戦った
でもそれは金柑の樹

根っこから変な葉っぱが
 ....
家人と他人を区別した時
小さな恋の芽がとんがってくる
知らない人だから知りたいと
恋の芽は好奇心
たとえば竹が一本輝いて見えたなら
誰でも中を知りたがる
どんな人?

あんな時こんな時 ....
嘘をつきました

要らぬ心配をかけました



しばらく会えません

また嘘をついてしまうから


本当の事はいえません

あなたを傷つけてしまうから



ごめんな ....
世界は認識の中にある
平面に沿ったGのみの世界
天井が眼下に
床が頭上に
滑り落ちながら
眼下に床が
離れた鉄棒の上から
回転しながら上昇し
そのまま落下する
視点から眺める部屋 ....
{画像=111019141830.jpg}
花咲爺さんの様に
空から幸せをバラまいていると
時々人の心が透けて見える
下心だの
偽善だの
何だの、かんだの

最近の神様は疲れ気味
雲 ....
ご都合主義の神様はいないみたい

飢えや
寒さや
病や
夜や
それら混沌とした不幸から
全てを救済するために
人の手によって創られた
機械仕掛けの神様

それは確かに
類似的な ....
ドンキホーテでバースデープレゼントをさがす

夏絵さんと坂本君と小百合姐さんの

誕生日のために


グループ交際歴一年四ヶ月

バラバラの星が

見かけ上星座のていをなすように ....
京都行きの高速バスの中から窓の外を眺めていた
水色の空に、バケツの水をこぼしたような薄くくぐもった天気は、近く雨の気配を漂わせていた
褪めた空は高速道路の風景の無機質性をいや増しに強めているような ....
公園よこのカーブした細い坂道

ぼくは一人で歩いていた

綿毛を取って喜んでいた

黒い音で鳥が啼いていた

光とは白だと教えていた

綿毛がぼくの友達だった

あなたと歩いた ....
 


雪降る夜の静寂も

夜降る雪の輝きも

夜空の下の人々は

独り籠って共有してる


望みはないよと言う人の

凍ってしまった星空に

取り残された絶望は

 ....
赤く濁った水の中で

泳ぐ気力は尽きてきて


揺らいでいるのは君なのか

霞んでいくのはぼくなのか


深く潜った海の中で

肌は冷たくなってゆく


おぼれているのは ....
 
そらにはりつく ひしゃく星

すくっておくれよ

ちっちゃな、ちっちゃな、うちの祈り


 
似た言葉を 繰り返して しまうのは

きっと 本当に 
そう思って いるからなのでしょう

或いは 本当に そうでなければ良いと 
信じたいからなのでしょう

そんな風に 確認作業をし ....
 
  
遊園地に「回転しない木馬」があった
妻と娘が乗り
僕が写真を撮ることになった
バーにおつかまりください
というアナウンスの後にブザーが鳴り
回転しない木馬が
回転し始めなかっ ....
  ぽっかりと口をあけて
  君はねむっている
  愛さずにいられない
  その唇が
  ときに嘲ることもあるというのに



  睫毛をしんとさせて
  ねむっている
  ....
夕暮れの海
東はステンレスのように冷ややかな薄いブルー
西は白熱した銅線のようなオレンジ
お前は美しい
限りない数の表情を持ち
いつもどこかを目指している
お前は優しい
あるゆる色を映す ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨のむこうに- さすらい ...自由詩15*11-10-23
「世界」- メチター ...自由詩8*11-10-23
旅_(未詩・独白)- プル式自由詩711-10-23
サーカス- mortalis自由詩111-10-23
どうぞ、働いてください- 番田 自由詩311-10-23
鼓動- 菜穂自由詩2*11-10-22
わらいうた- 草野春心自由詩3*11-10-22
四角の空き地で- wako自由詩211-10-22
ざらめ- 藤鈴呼自由詩8*11-10-22
坦懐- るるりら自由詩20*11-10-22
LADY_CAT- 涼深自由詩511-10-21
フライング・ソーサー- umineko自由詩18*11-10-21
返答- subaru★自由詩20*11-10-20
君の季節- 真山義一 ...自由詩2111-10-20
まちがいだらけだ- 木原東子自由詩6*11-10-20
詩になじまない仲- 木原東子自由詩3*11-10-20
嘘つき- みふみ自由詩611-10-20
鉄棒- ……とあ ...自由詩1211-10-20
幸せの神様が- wako自由詩311-10-19
デウス_エクス_マキナ- 相差 遠 ...自由詩6*11-10-19
とりとめもなくワインとピンクとパープル- 梅昆布茶自由詩611-10-19
前奏曲- メチター ...自由詩5*11-10-19
10月の少年- 吉岡ペペ ...自由詩511-10-19
- mortalis自由詩211-10-19
遠泳するぼくらは永遠の幻をみる- 空中分解自由詩411-10-19
ひしゃく星- 殿上 童自由詩17*11-10-19
似た言葉- 藤鈴呼自由詩2*11-10-19
回転しない木馬- たもつ自由詩1711-10-18
寝顔- 草野春心自由詩6*11-10-18
海へ- さすらい ...自由詩4*11-10-18

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