仮面ライダーはバッタ屋だったけど
気づかなかった 。
トンボって
身体機能の凄いこと 。
町から田んぼが消えると見えなくなった
春から夏へ、山から谷へ
なんだか損をしたようで
 ....
頭を掻きつつ辺りを見回しながら惚けている。
食べ滓が下顎にへばり付き、それでも平気で涎を垂らしている。
何をするでもなく、何かを考えている様子でもない
背もたれの高い椅子に、深々と腰を ....
 
雨上がりの傘はステッキ代わり

クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ

そして、キャッキャ、キャッキャと


 
もっと眼(まなこ)は開けておけ
正義が見えなくなる

しかしよく眼を開けたままでも
本当の正義が見えることはほとんどない

それはいつも虫けらのようにひとを
殺すためにでっち上げた贋物の ....
井上雄彦のスマイルを見つめていると

それがぜんぶあなたの顔に見えたのです

みんな笑いたかったんだ

できれば一緒に

みんな笑いたかったんだ

できれば何処かで


老若 ....
街には水路が流れている。有名な水路。 休日の朝、水路の東には太極拳、西には朝ヨガをする人が集まる。先日は人気ドラマのロケが行われていた。『美人三姉妹シリーズ』のサスペンスだ。この街では殺人事件が多 .... 野の花が
あんなにも
優しげに微笑むのは
きっと
手向けの花であるから

肉体を持たぬ人に
花以上に似合うものが
あるでしょうか

空腹も感じないので
食べ物はいらない
物欲も ....
運命って残酷だよな
俺のダチは雨上がりに
バイクに乗っててさ

高速の小さな水溜まりに
スリップしてバイクはフェンスに
激突してダチは投げ出されて
下の道路に飛ばされて
丁度来たトラッ ....
根付いたまま、窓硝子の曇りでわかる
明日はきっと爽やかな風が吹くでしょう
…おかあさん…と呼べなくなってしまうおふくろ
自分を愛することを捨てた 。
あなたの背中を拒否するように
 ....
そんなこんなで途中下車
ここはどこだか畑が広がって
葱ばかり
綺麗にぴんと立ってます

空を眺めたら
雲ったら
そんなにすがすがしく
ゆったりと流れていたら
私は馬鹿のパカパカみたい ....
橙色の絵の具しか
見つからなかったので
君を描いてみた

夕焼けなんかじゃ
痛すぎると思ったから

青色の絵の具しか
見つからなかったので
僕を描いてみた

海なんかじゃ
 ....
(振り返る
)ここには何もない
ただ山がある海がある
血はながれている

(繰り返す
)ここには何もない
夜が閉じ空が明けたら
静かに眠るだけ






 ....
大切なひとに

みじめな思いをさせたくなかった

幼稚園のときからそう思っていた

ぼくの誕生会

使いふるしの鉛筆を持ってきた君

それがいちばん嬉しいふりをした


君は ....
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか

風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
フラフラに
  なっても立つぞ
    男なら
文字と螺子は関係ありそうで
まったく関係がない

見栄と知恵は関係ありそうで
少しは関係がある

家事と火事は関係ありそうで
かなり関係がある

詩と死は関係ありそうで
大きな関係 ....
  
     まるく

    表面張力で
   膨らんだ一滴の
   想いがいま落ち
    触れる間際

     はじけ
 
    残像のように

   ゆ っ くり ....
この生が空しく過ぎることを悲しめば
問い返される
何が充実か

揚羽蝶がゆずの木にやってきた
仇やおろそかではない
ひらひらと儚くも天に任せる

愛しているさ、悲しんでいるさ
生の肯 ....
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみた

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった


 ....
トリセツをただの一度も読まずとも正しい呼吸の仕方はわかる

もともとはペアであった靴下も気づくと穴が片方だけに

色褪せたペエジをめくる緑風が塗り替え時期と付箋をつけた

強風でバタンッと ....
60ぐらいの爺さんに

ちくちくと批判されていやな気持ちになる

耐えている

それでも


批判してくれるひとに

耳を傾けると成長できるなんて嘘だ

無責任な嘘だ

 ....
   《鯉がたべたい》
   と、言ってあまえ
   まったく隙だらけ
   そのくせ自意識は役者なみの
   あのサムライ
   かれは
   前世のぼく
   なのじゃな ....
距離を測ってみようと思う
単位は人間
おかしいな
昨日は1人間だったのに
今日は2人間だ
このまま離れていったなら
いつか
このものさしでは
足りなくなって
私は
人間に戻れなくな ....
希望と呼ばれるものに
過剰な期待をしてはならない

希望だってぼくら以上に忙しいんだ
あちらに希望を失いそうなひとがいれば

どれだけの遠い距離であっても希望は駆けつけ
そのひとに寄り添 ....
母のおむつと尿漏れパッドを買う
要介護度3でデイサービスと訪問介護で
助けてもらっている

食べ物にたいする執着がつよくなっているようだ
それが生きるということなのかもしれない

子供た ....
幸せについて考えたことがある

小学二年生だった

結論がだせなくて

茶色いサインペンで童話を書いた

空になった女の子、という題名だった

一行めは、これはロシアのお話です
 ....
深夜0時
オバケが出ます。
トイレにオバケが出ます。
トイレに行くのが怖い。

じいちゃんは強い
オバケは怖くないという。
そのかわりおばあちゃんが
怖いと言う。

僕はばあちゃん ....
夕立が来るぞ
洗濯物入れて
布団取込んで
窓閉めて

空が暗くなる
風が強くなる
鳥が巣に帰る
世の中が死ぬ

寂しくなる
悲しくなる
泣きたくなる
つらくなる
岩に染み入る
雫が一滴
優しく消えた
また一滴

くだらない会話
夏の避暑地
蝉の声
雷の音

ウスバカゲロウの
羽の音
もろい物の
美しさ
春の川溺れてみても無反応

姉の歳こえてしまって石鹸玉

蛤が吐き出す夢で銭儲け

二本足歩行でついに青き踏む

春鰯供述どおり遺体あり

鐘供養静御前のコスプレで

アスパラ ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トンボ讃歌- アラガイ ...自由詩9*12-5-12
シャイな奴には白い花束を送る- アラガイ ...自由詩7*12-5-12
雨上がり- 殿上 童自由詩22*12-5-12
意識不明- HAL自由詩2*12-5-11
スマイル- 吉岡ペペ ...自由詩812-5-11
#空想の街_#美人三姉妹- 北大路京 ...自由詩8*12-5-11
- そらの珊 ...自由詩26*12-5-11
Strange_Fruit- HAL自由詩9*12-5-11
遺言花- アラガイ ...自由詩12*12-5-11
五月晴れ- 灰泥軽茶自由詩9*12-5-11
絵の具- nonya自由詩22*12-5-10
虚血- アラガイ ...自由詩10*12-5-10
言葉を持たない道化師たち- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-10
たいせつなもの- 梅昆布茶自由詩2212-5-9
あきらめない- ペポパン ...川柳6*12-5-9
恣意的存在- HAL自由詩9*12-5-9
白紙に降りる- ただのみ ...自由詩15*12-5-9
ランダム- 木原東子自由詩18*12-5-9
もうちょっとなひと(みんなありがとう!)- 恋月 ぴ ...自由詩3812-5-9
夕焼け心中- そらの珊 ...短歌1212-5-9
それでも- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-5-9
もうひとつの夫婦の肖像画- 石川敬大自由詩11*12-5-8
ものさし- そらの珊 ...自由詩15*12-5-8
お務め- HAL自由詩7*12-5-8
買い物- 梅昆布茶自由詩2412-5-8
幸せについて- 吉岡ペペ ...自由詩812-5-8
オバケ- ペポパン ...自由詩7+*12-5-7
夕立- ペポパン ...自由詩6*12-5-7
避暑地- ペポパン ...自由詩5*12-5-7
俳句2012_4月下旬- 北大路京 ...俳句10*12-5-7

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