音という大きなくくりのなかにいて 君の声だけ特別でした

もふもふとやわくてぬくい善きものがしっぽで返事 猫の縁側

履いてから捨てると決めた靴下をなぜだか今日も洗濯している

卵からひよ ....
夏が残っているよと偽りを言って朝顔の写真を友人に見せた本当は初夏の写真なんだけどみな信じて、感慨深そうにしている いまさらこれは…と打ち明けることもできずにしまったな、と内心は罪悪感でいっぱいとなった .... 最初は無骨で地味で
冴えない靴だと思った

わずかに白い糸の縫製が丁寧であること
靴紐の穴が登山靴風に六角の鋲が打ってあってしっかりした外観なのと
黒地に白いソールのアクセントのバランスがよ ....
土に還れない落ち葉は
一枚一枚
くっきりと形をとどめたまま
美しい標本のように
雨の舗道に貼りついて


幾度も
踏みしだかれ
やがて晴れた日の
風に
粉末となって
舞い上がる
べランダで
煙草を燻らせながら
空を見上げれば
今夜は
冬の星座が良く見える
風も無く
空気が澄んでいるようだ

道に迷ったら
ポラリスを探せばいいと
昔のドラマで言っていたことを ....
責めてはいけない

倦怠を背負い 今だけと 撫でる明るめの色の心を

いつだって 怠けている訳ではない

責めてはいけない

私は今もミジンマジメで 責めようと時間を行き来する

 ....
雨が窓を叩いてる
風が夜をかきまぜている

遠いところから
押し寄せてくる
怖い記憶に
目を覚ます

かたわらに幼子がいた頃は
守らねばという決意が
こんな時私の背筋を支え
薄闇 ....
愛とか
愛に似たものとか
愛と呼びたいものとか
愛したいものとか
愛しても届かないものとか
愛したらいつか届くんじゃないかと思うものとか
付箋をつけた愛とか
血糊みたいにべっとりした愛と ....
僕たちの名前は今や鴛鴦の夫婦を越えた仲良い喩え いまはまだアイシテテですそのうちにアイシテルへと変えていきます 今朝は 静かな死
白樺の裸体 霧の
視神経 晩秋の匂い

  目減りした水瓶に落とす
  賽の河原の石のくぐもり
  陽射しはそっと後ずさる 

魂のほころびから
黄泉の調べ ....
好きなものから順に消えていく

あなたのことなんて全然好きじゃなかった
好きな振りをしていただけだった
そうに決まっているんだった
だからもう
今さらわたしを見ないで

あなた無しでは ....
しゃけたらこ おにぎりばくだん投下するシンジゲートの朝は忙し

しみじみと昔の恋がよみがえるように便座に熱戻る朝

カシミアはさぞ美味しかろうよ 虫食いの穴に悪態を吐く

秋空の雲の流れる ....
夏休み宿題なけりゃいいのになずっと友達でいられるかな 表示とは違う食材秋の果 (ボクめせん)


がまん がまん
オシッコがまん
あとちょっと
でテレビがおわる

がまん がまん
オシッコがまん
あとちょっと
でゲームがおわる

がまん がまん
オシ ....
一日分の答え合わせは
いつも寝床の中
模範解答のような布団に
やんわりと挟まれて
たいていが正しくない僕は
自分にバッテンをつけては
寝返りを打つ
寝返りを打つ
寝返りを打つ

 ....
優しさは難しい・・・思いやりがある筈なのに

傷つけたり 惑わしたり 疑わせたり

だけど その思いやりを気付いて

優しさと感じる貴方が優しいんだね
いきぎれ
しそうな予感は
いきている
最中には 何度かあるものだ
あかぎれ
とは 苦しさの温度が別物で
薬草を塗っても
それは
しずまらない

いきぎれ
とは もしかしたら
生 ....
スポイトの青酸カリや破芭蕉 雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく 春の沃野に解き放つすべての鳥の歌をきかせて

越境するこころのままに春を待つ裸足の足で大地と話す

まっさらなシーツと陽にふくらんだふとんと枕それだけあれば朝はくる

パーリ語で風媒花って ....
幾度となく聴いたであろうか
淡い色の流れるメロディーに
様々な思い出が走馬灯の如く
回る風景はどこまでも優しい


幾度となく眺めたであろうか
淡い色の流れるメロディーを
木馬に乗り浮 ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
トトロと言えば魅力的なキャラクターが多数登場するが

中でも出色は猫バスだろう

あのインパクトはいまだに色褪せはしない

地元のまつりで今年の春は機関車トーマス+アンパンマン号が子供たちに人気だった ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
人の体温に恋して
霊は家に住み着くらしい
頼んだわけでもないけれど
周りにたむろする木や草の
のぞき込む好奇心を追い返し

昼間 人が出かけても
テーブルの下 柱の陰
ドアの後ろの暗が ....
おちんちんをさわっている

あなたのゆびになっている

あなたのきもちになっている

ぼくのきもちになっている


かたくなっておさえつける

あなたはそんなことはしない

 ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
何かを始めるのに
手遅れなどということはない
始めた時が
始まりのとき

手を伸ばした時が取り返すチャンス
足を踏み出した時が
新しいスタート

空を仰いで
深呼吸した時が
誕生 ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少し幸せになるおまじない- そらの珊 ...短歌1013-11-9
緞帳芝居- もっぷ携帯写真+ ...613-11-8
靴のはなし- 梅昆布茶自由詩1113-11-8
蝶になる日- Lucy自由詩24+*13-11-8
ポラリスの彼方に- 小林螢太自由詩9*13-11-8
大丈夫- 朝焼彩茜 ...自由詩13*13-11-8
窓を叩く雨- Lucy自由詩19*13-11-8
Lover,Lover,Lover- そらの珊 ...自由詩16*13-11-8
僕たちの名前は今や鴛鴦の夫婦を越えた仲良い喩え- 北大路京 ...短歌313-11-7
いまはまだアイシテテですそのうちにアイシテルへと変えていきま ...- 北大路京 ...短歌513-11-7
死情- ただのみ ...自由詩17*13-11-7
好きなものから消えていく- クナリ自由詩3*13-11-7
めいぷる- そらの珊 ...短歌1113-11-7
夏休み宿題なけりゃいいのになずっと友達でいられるかな- 北大路京 ...短歌313-11-6
表示とは違う食材秋の果- 北大路京 ...俳句113-11-6
あさはきた- hiroto22自由詩5*13-11-6
答え合わせ- nonya自由詩20*13-11-6
優しさ__〜四つの行詩より〜- 龍九音自由詩3*13-11-6
いきぎれ- そらの珊 ...自由詩1113-11-6
スポイトの青酸カリや破芭蕉- 北大路京 ...俳句413-11-5
雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく- 北大路京 ...短歌413-11-5
風媒花- 梅昆布茶短歌513-11-5
風のメロディー・・・- tamami自由詩613-11-5
おやすみなさい- Lucy自由詩20*13-11-5
新作猫バス- 梅昆布茶携帯写真+ ...9*13-11-4
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
家霊- イナエ自由詩22*13-11-4
ぼくのきもち- 吉岡ペペ ...自由詩613-11-4
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
手遅れ- Lucy自由詩21*13-11-3

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